――劇中で石田卓也さん演じる松前陽介がふれふれ坊主を作っていましたが、藤井さんはお天気にお願いしたことは?
私は、比較的晴れ女なんですよ。だから、何かある時はたいてい晴れてくれて、願掛けのためにてるてる坊主を作ったことは・・・あったかなぁ。ただてるてる坊主が作りたくて作ったことはあるんですけど(笑)。
――雨の中バレエを踊るシーンがありますが、もともと習っていらっしゃったんですか?
小さい頃にちょっとだけ、習い事程度にやったことがあります。でも、撮影のためにもう一度先生に教えて頂いて。
――すぐに踊れましたか?
そうですね。でもバレエって普段使う筋肉と違うし、つま先や指先の細かい部分まで集中して動かすものなので、結構大変でした(笑)。

――また、雨の中の撮影もあったと思うんですが、これも大変だったんじゃないですか?
台本を読んだときは小雨だと思っていたんですけど、いざ撮影してみると結構豪雨で(笑)。11月の撮影だったんですが、ちょっと寒かったんですよ。でも、今までにないくらい雨を浴びました。劇中に“甘雨(カンウ)”という言葉が出てくるんですけど、あれだけの雨を浴びて、その意味がなんだか分かったような気がしました。
――実際の学校で撮影が行われたそうですね?
屋上の撮影が多かったんですけど、下では普通に授業をなさっていて。下駄箱でのシーンがあるんですけど、そこは通ってらっしゃる生徒さんがエキストラとして出演してくださいました。 屋上で撮影しているときも校庭から部活動をしている声が聞こえたり・・・、すごく自然なかたちで撮影が出来たと思います。
――この映画で注目してもらいたいところは?
本編が短いんですけど、その中で透花の心の成長を描いているので、その心の変化の過程を見てもらいたいです。

――今後はどんな活動をしていきたいですか?また、演じてみたい役柄は?
まだまだ経験していないことが沢山あるので、まずは経験を積んでいきたいと思っています。やりたい役は・・・、今しかできないような役をやっていきたいですね。大学生なので学生モノのドラマや映画は、今のうちしか出来ないかなぁと思うので、是非やってみたいなと思います。
――プライベートで挑戦したいことは?
お仕事の中で、剣道やバレエにせっかく出会えたので、そういうきっかけを大事にして今後もいろいろ挑戦したいと思います。
――2月といえばバレンタインですけど、バレンタインの思い出とかありますか?
あんまり、自分で作ってあげたことがないんですよ(笑)。母と一緒に作って、父にあげたことはあるんですけど。今年はあげる予定は・・・ないですね(笑)。
――チョコレートをあげる女のコにアドバイスをするとしたら?
心を込めて作ってあげれば、相手もおいしく頂いてくれると思います!
――今後はどんな活動をしていきたいですか?
女優業を軸にして、いろいろなことに挑戦したいです。例えばドキュメンタリー的なものにも出演したいですね。海外に行って、その国の文化や人とふれあうような、そういったものをやってみたいです。
――最後に読者の方にメッセージをお願いします。
2月9日に公開される『雨の翼』なんですが、すごく心が洗われるような作品になっているので、是非皆さん観に来て下さい。