――デビューのきっかけは?
小学校4年生のときに新潟に住んでいて、そこで市民ミュージカルのオーディションを受けたのがきっかけです。
――お芝居をやりたいなぁと思っていたんですか?
当時は、軽い気持ちで受けたんです。新潟に引越したばかりだったのでまだ友達も少なかったし、習い事感覚でやってみたんですけど、すごく惹きこまれました。

――お仕事としてやっていきたいなと思わせたのは?
1つ舞台を踏んで、次の舞台のオーディションを受けたときにはやっていきたいなと思いました。
――最初の舞台のことは憶えてますか?
やはり緊張しました。初めての舞台で大きな役を頂いて・・・男のコの役だったんですけど(笑)。あまり大したことはないですけど、当時持っていた力を一生懸命出しました。
――いろいろお仕事をされて、大変だったことは?
コレが!ということはないんですけど、作品ごとに苦労することや大変なことがありますからね・・・。例えば、私は寒いのがダメなんですけど、ロケが寒い時期だったりすることが多々あって。でも、出来た作品を見ると忘れちゃいます(笑)。
――やっていて良かったと思う瞬間は?
大勢の人が集まって1つの作品を作っていき、出来上がったときはやっていてよかったなぁと思います。舞台だとカーテンコールの瞬間が好きです。映画だと、エンドロールですね。自分の名前が流れるのを見ると、自分もこの作品に参加したんだなぁって感動します。

――2月9日に映画『雨の翼』が公開されますが、簡単に藤井さんの役どころを教えて頂けますか?
池上透花(イケガミトウカ)という、過去に悲しい経験をしたちょっと影のある女のコの役を演じています。雨に打たれることでそれを癒そうとしているしている、そんな女のコです。
――透花を演じるにあたってどのような役作りをしましたか?
今回の作品は、出番のわりには台詞が少なくて相手の投げかけによって反応したり、心を動かしたりする役柄だったので、“間”を自分なりにすごく考えました。上映時間が短い作品なんですがその中で透花の心の変化を見せていく作品なので、それを大事にしながら演じました。
――高校生役ということで久しぶりの制服の着心地は?
結構、制服は好きなんです(笑)。でも、半年前まで着てましたから、あまり違和感なく着られました。