――2年半で色々なお仕事をされてきたと思いますが、辛いと思ったことはありましたか?
- ドラマの撮影に入ると、睡眠時間が少なかったり、ご飯の時間がバラバラだったりしますが、基本的に楽しんでお仕事をさせて頂いているので辛いと思ったことはないです。強いて挙げるとすると、寒さですね。国内や何度か海外でロケをさせて頂いているんですけど、寒いところが多いんですよ。北海道の雪祭りのロケも、マイナスの中でヒラヒラのワンピースだったり・・・それは、すこし泣きそうになりました(笑)。寒さは苦手です。
――お仕事と学校を両立させるのも大変だったと思うんですが。
- 見た目からなのか『勉強、好きそうだね』って言われるんですけど、そんなことはなくて。テスト前は一夜漬けで頑張ってました(笑)。
――逆にお仕事をしている中で、“やっていて良かった”と感じることは?
- 以前、NHK『上海タイフーン』というドラマに出演させて頂いたんですが、ドラマを観てくださった方から「本当に感動して泣きました。」という言葉を頂いたんです。その時は、本当にやっていて良かったと思いました。それと、スタッフの皆さんやキャストの皆さんで一つの作品を作っていくことにもやりがいを感じます。
――一番最初のお仕事は憶えていらっしゃいますか?
- 渋谷の109の前でのイベントだったんですが、私と同じようにオーディションで18万人の中から選ばれたイギリスの男優さんに花束を渡すというものだったんですけど・・・物凄く緊張しました。その時、母に『花束渡すだけなのに、何緊張してるの?』と言われて(笑)、お陰で緊張がほぐれました。緊張感は必要ですが、自分自身の力以上のことをしようとすると返って失敗することもあるので、何事も自然体で挑むようにしています。
――さて、4月から新ドラマ『ゴッドハンド輝』にご出演されますよね。最初に比べるとドラマ撮影も大分慣れたのでは?
- そうですね。最初のドラマは大先輩の米倉涼子さんとご一緒だったんですが、米倉さんと共演させて頂けることや、演技をすること自体に緊張し過ぎて収録が終わる度にグッタリしていたんですけど、最近は、楽しんでお仕事できる余裕が出てきました。
――今回の林さんの役どころを教えてください。
- 医療モノのドラマなんですが、私が演じるのは佐野令以子という、院内でもトップクラスの敏腕看護師役で出演しています。
――演じるにあたって、役作りはどのようにされていますか?
- この役のために作り込むということは特にしていないんですけど、撮影に入ると自然に私をナースにしてくれるような、そんなリアルな現場なんです。役になりきることは大切だと思うんですが、その中でも自分の個性も出せるようなお芝居をしたいと思っています。
――初めてのナース服ですね。袖を通した感想は?
- 衣装合わせの時に鏡に映った自分を見て、『あぁ、こんな看護師さんいる!』って思いました(笑)。コスプレをしてるような感じではなく、『いるいる!』と皆さんにも思ってもらえるんじゃないでしょうか。
――このドラマで注目してもらいたいポイントは?
- 医療モノではあるんですが、所々にクスクスと笑える部分もあり、小さいコでも楽しめる作品になっていると思います。出ているキャストの方も素敵な方々なので、是非観て頂きたいです。
――林さんの役柄として、注目してもらいたいポイントはありますか?
- 普段の私は全くしっかりしていないんですが(笑)、ドラマの中では敏腕看護師として出来る女性を演じているので、是非そこに注目して観て頂きたいです。
――今後、挑戦したい役柄はありますか?
- ピアニストの役に挑戦したいです。ピアノは3歳くらいから始めて、唯一胸を張って『出来ます!』と言えるものなので。
――かなりお上手なんですね!
- 母が一生懸命教えてくれたので、将来は音楽の道に進もうと考えた時期があったんですけど・・・断念しました(笑)。でも、今もピアノは大好きで、上京してから初めて買った家具がピアノだったんです。なので、いつか役柄で活かせることが出来たらいいなと思っています。
――プライベートで挑戦したいことはありますか?
- 車の免許を取って、ドライブに行きたいです。
――行きたい場所はあるんですか?
- 目的地は決めないで、行ったことのない場所を探索しながら一人で運転したいんです(笑)。普段も、同じルートばかりだとつまらないので、電車の線を変えたり、通り道を変えたり。何か新しい発見があるかもしれないので、行った事のない場所にフラッと行きたいですね。
――最後に読者の方へメッセージをお願いします。
- 自分の個性を出しながら、色々な経験を積んで、新しい自分を皆さんにみて頂けたらなと思っているので、応援よろしくお願いします。