――7月4日公開の映画『MW-ムウ-』にもご出演されていますよね。リオさんの役どころについて簡単に教えて頂けますか?
- 私は、山田孝之さん演じる賀来神父の元、孤児院で子供たちの面倒を見ながら、神父を慕い手助けをする美香という女のコの役を演じています。
――台本を読まれた感想はいかがでした?
- シリアスで難しい部分もあったんですけど、人間の善と悪とはどういうことなのか、考えさせられました。
――原作者が手塚治虫さんなんですよね。
- 手塚治虫さんの作品がもともと大好きで、今回のキャスティングでお話を頂いたときは“えっ!私が!?”という嬉しい気持ちでいっぱいでした。それから、台本を頂いて、玉木宏さんや山田孝之さん、石橋凌さんや石田ゆり子さん・・・有名な方々のお名前の中に自分の名前が入っているのを見て、また“わぁ~!”って(笑)。
――その錚々たるメンバーの中に入るというのは、緊張しますよね。
- かなり緊張しましたけど、いろいろ勉強させて頂きました。皆さん、気さくに声をかけてくださるし、撮影中も演技でしっかり引っ張って下さいました。
――主演の山田さんと玉木さんとご一緒していかがでしたか?
- 山田さんは、言葉では上手く表せないんですけど・・・、その緊張感や役に入り込んでいる姿を間近に見て、感動してしまいました。玉木さんは、優しくて“お兄さん”みたいな感じでした。
――ストーリ的にはシリアスなものですが、現場の雰囲気は?
- 現場はいつも和気あいあいな雰囲気で撮影していました。
――美香を演じるにあたって、気にかけた点というのはありますか?
- 監督から、「美香は“純真無垢”に演じて欲しい。」ということを言われたので、人間の悪の部分を見せない“純真無垢”な女のコということに心がけていたことと、孤児院の中でもお姉さんとして子供の面倒を見る女のコなので、なるべく子供とコミュニケーションをとるようにしていました。
――あまりストーリーの多くは語れないとは思いますが、この映画の見どころを教えて頂けますか?
- 試写を観たときに、『すごいっ!』としか声に出せなかったんですが、アクションやカーチェイスのスピード感と迫力ですね。それと、先ほども少し出ましたが、人間の心理が細かく描写されていて・・・、何が善で何が悪なのか、その中にあるそれぞれの葛藤も見どころだと思います。
――今後、山下さんはどのような活動をしていきたいですか?
- 今は、頂いた役を一生懸命演じたいと思っているんですけど、そのうち現代劇だけではなく、他のジャンルにも挑戦できればいいなと思っています。
――プライベートで挑戦したいことは?
- 去年からずっと言っているんですが、今年こそスキューバダイビングのライセンスを取りたいと思ってるんですけど・・・、頑張ります(笑)!
――読者の方へメッセージをお願いします。
- 7月2日、9日に放送されますBS-TBS『怪談新耳袋スペシャル』は、誰もが身近に感じる怖い話に仕上がっているので、暑い夏の熱射病予防対策として(笑)、観ていただきたいです。そして、7月4日公開映画『MW』は、ストーリーはもちろん、映像の迫力も素晴らしいので、ぜひ劇場に足を運んで観てください。よろしくお願いします!