――「恐怖」や「不安」といった感情を演じるのは難しかったのでは?
- この映画のようなドキドキハラハラのサスペンスは初めてで、驚くシーンも初めてだったんです。恐怖体験もあまりしたことがなくて、「驚くって難しいな」と思って、監督に相談したんです。そしたら監督は、参考になる「驚き顔」を集めたDVDを作ってきてくださったんです。洋画だったんですけど、ストーリーはわからず、ドキドキするような顔ばっかり映っていて、何がなんだかわからないんですけど怯えてました(笑)。そこで初めて気付いたことが、人は「キャーッ!」って驚く顔を見て、さらにこっちも驚くということ。なんだかわからなくても緊張してくるんです。
――川島さんの驚く顔で、この映画を観ている観客の方も驚く、ということがあるわけですね。
- 驚いてもらえたら嬉しいですね。
――ラブシーンの撮影にも挑み、こちらも初挑戦ですよね。緊張しましたか?
- ラブシーンというより、「キュンな感じのシーン」ですね(笑)。最初に台本を読んだとき「私がこんなシーンをやるのか~」と思うと、ちょっと緊張しました。ラストの見せ所なので、「気合入れなきゃ!」と思いました。
――撮影後に映像を自分で見た時、恥ずかしくなったりしました?
- そうですね、もう、「自分じゃない」と思って見てるので。映像もすごくキレイで、映画を自分で見ていても「本当に淡い恋のシーンだなぁ」と思って、キュンとしました。その時自分のできることは全部出せたかなと思います。
――撮影現場の雰囲気はいかがでした?
- 監督が女性で、和やかな方だったので、現場もゆったりとした温かい雰囲気でした。
――怪奇現象が起こったりしませんでした?
- クランクインする前にお祓いに行って、携帯も一緒にお祓いしたので、無事、何事もなく…。
あ、でも、途中にテープがブチブチ切れたことが一回だけあったらしいです。後からスタッフさんから聞いたんですけど。私は霊感とか全然ないので、楽しんでやっていました(笑)。
――実際に携帯彼氏が存在したら、川島さんはダウンロードしてみたいと思いますか?
- したいです(笑)!怖い方向に行かなければやってみたいです。携帯ってすごい身近なものだから、とてもリアルに感じました。
――自分の携帯が怖くなったりしませんでしたか?
- あ、何回かありました。携帯を開いたら(携帯彼氏が)居るんじゃないか、なんて思ったり(笑)。
――この映画の見どころを教えてください。
- 今までの携帯小説とは違って、友情、恋愛、サスペンスの素敵な部分をたくさん盛り込んだ映画なので、新しいジャンルになると思います。同年代の方はもちろん楽しんでもらえると思いますし、サスペンス好きという方も、逆に苦手だという方でも、キュンとくる部分もあるので楽しんで見てもらいたいですね。びっくりして、キュンとして、落ち着いて…バランスがとれた、とても観やすい映画です。
――9月9日は川島さんが所属するガールズユニット、9nine(ナイン)の日でしたよね。こちらの活動としては、10月21日にニューシングル『Smile Again』がリリースされるそうですね。今回の『Smile Again』はどういった作品になっていますか?
- バラードで本当にいい歌なんですよ。メンバー全員が気に入っていて、私も大好きです!メロディーがとってもキレイで、歌詞自体は男の人目線の曲なんですけど、ちょっと切なくて、聞いていてスーッと耳に入ってくる歌です。9nineの今までの曲とは違う感じの曲かもしれません。サビのハーモニーもすごくキレイなので、夜とか、ゆったりした時間に聞いてもらいたいですね。
――今後はどのような活動をしていきたいですか?
- とにかくまだまだ、たくさんの作品に出会いたい、やったことのないような役や演技にも挑戦して、良い表情ができるようになりたいと思っています。今回の映画はすごい勉強になりました。いろいろ経験できたので、またこれからも常に成長していきたいです。
――最後に読者の皆さんへ一言お願いします!
- これからも自分らしく楽しんでやっていきたいと思うのでよろしくお願いします!頑張ります!!