――トークライブでは「バトル」があると聞いたのですが、お二人は「これだけは負けられない!」ということや、勝負事のジンクスってありますか?
- 有村:それぞれものまねと映画っていうものは置いといて、それ以外ですよね。やっぱね、女の子を口説くテクニックですね。33年間に渡る長年の実績があるので
- ホリ:それ何でしたっけ?文科人の逆襲?
- 有村:文科系の逆襲です。
- ホリ:文科系の逆襲ね。
- 有村:僕は本当にモテなかったので、コンプレックスになってたんですよ。
- ホリ:それ言いたくてしょうがないんだから。
- 有村:僕は、映画も一つのモテるための手段だと思ってるんですよ。モテるって言うのはつまりどういう事かと言うと、やっぱりDNAを将来残したい遺伝子が僕の中に組み込まれているので、本当に僕は学生時代、キャーキャー言われるスポーツ出来るヤツを横目に、三国志のクイズを出しながら帰っているような人間だったので、「いつか俺はモテてやる!」っていう思いがあって、僕もホリさんもお酒あんまり飲めないんですけど、お酒を飲まずして、女の子をどうしたら口説けるか!って言う事をですね自分なりの哲学があるので、コレだけは負けられないですね。
- ホリ:(笑)でもその作戦クロちゃん(安田大サーカス)に教えてもらったんでしょ?1個。
- 有村:クロちゃんも同じ事考えていたんですね。お互いにですね、どうやったらモテるのかっていうのを研究しあってるクラブが有りまして。
- ホリ:ちょっとイタイじゃない。(笑)
- 有村:いやいや。でもそれを実践するとモテるんですよ。実際に。本当は僕教えたくないんですけど、その秘儀をですね、このトークライブで披露させて頂ければ。
- ホリ:披露?!教えようかな、ってことね。
- 有村:方程式が有るんですよ。
――男性の方も必見ですね。
- 有村:男性も必見です。女性の方は「わー、この言葉だったら口説かれても良いかな」って思えるかどうかを、ジャッジメントして頂きたいです。
――ホリさんの負けたくないことって何ですか?
- ホリ:筋肉マンの知識。
- 有村:出た!筋肉マンの知識とドラゴンボールね!
- ホリ:そうですね。でも、やっぱり、モノマネ以外は別に負けても良いやって思ってるんだけど…。方程式っていうか、ジンクスは「お金は使わないと入ってこない」って事とか、自分より景気の良い人の所になるべく行くようにしています。あ!先見性の目は比較的負けない気がする。
- 有村:へー。じゃあ、この人行きそうだ!とか思ったら当たるんですね。
- ホリ:あとは、自分というよりは、面白くないものを面白くする方法を考えるのが好きですね。広告会社に勤めてたので。もともとスゴイ人は何もしなくてもすごいから、それこそモテない人間がモテるようになった方が面白いとか、いじめられっ子がヒーローになるとか、そういう事とか、じきにコレ来るなぁって言うのを想像するのは比較的得意かもしれないし、当たる気がする。ただ、女の子に関しては当たらない。「この子可愛いから来るな」っていうのは、自分の好みの女の人は当たらないんですよ。逆に、違う目線で「この子好みじゃないけど来るな」っていうのは当たるんですけど、自分の好みの子は来ないですね。後は…おならの臭さだったら負けないかもしれない。出る回数とか。
――トークライブの打ち合わせ等で印象的なエピソードがあれば教えて下さい。
- ホリ:打ち合わせ終わった後にご飯食べに行ったりとか、カラオケとか。
- 有村:僕と高橋名人とホリさんの3人で、新宿2丁目のホリさんの行きつけのお店に。
- ホリ:僕ソッチの人間じゃないですけど。(笑)そこのお店は、元女子プロレスラーの方がやっているお店で、僕のDVDのパッケージのデザインをやってらっしゃる方で、カウンターのバーというか、スナックというか。カラオケがあって、でも二人ともお酒が飲めないので、普通に新宿2丁目で青汁飲んでるんです。
- 有村:青汁だけ飲んで。
- ホリ:お通しも美味しいんですけど、青汁飲んで僕はいつもカラオケするんです。一人で。一人って言っても、誰かと行くんですけど必ず男なので絶対に怪しまれるんですけど。そこで歌っているとだんだんノッてきちゃって。雨の歌ばっかり歌うんですよ。女の子居ないのに、モテる歌ばっかり歌うんです。
- 有村:ホリさんに判定してもらおうかと思って。雨が降っていたので、雨が降ってる日に歌うとモテる曲っていうのが僕の中で方程式を編みだしたんです。徳永英明の「レイニーブルー」、中西保志の「最後の雨」
- ホリ:別に雨降ってなくたっていいじゃない。
- 有村:それがまたね、キュンキュン来るポイントの歌詞があったりするんですけど。あとは平井堅の「瞳を閉じて」歌い始めるとお互いに火がついちゃって。Classの「夏の日の1993」とかをハモったりしてね。
- ホリ:上手なんですよ。歌が。
- 有村:いやいや。どうやったらモテるんだろう、っていう歌い方ばっかり研究してた時期がありまして。
- ホリ:モテたいっていう気持ちはものすごいストイックなんでしょうね。
- 有村:そうなんでしょうね(笑)おそらく僕の人生は文科系の逆襲をするために生きている所があるので。モテる為の一つに映画っていうものがあるんでね。
――今日は雨ですね。(インタビュー日は雨が降っていました。)
- 有村:そうですね、女性は雨だとしっとりする気分になるので、そのしっとりした気分をくすぐるにはどうしたら良いかって言うのがね。
――ずばり、トークライブの見どころを教えてください。
- ホリ:見どころっていうか、懐かしんで欲しいっていのと、あーそうなんだって共感的なものを持って帰ってほしいですね。懐かしみと確認みたいな感じがありますね。
- 有村:こっちだけで進行するのではなくて、お客さんと一緒に、それこそホームパーティーみたいな感じで、ホリさんと僕の家のリビングにみんなでくつろぐ感覚で。会場はお酒が飲めるので、みんなでお酒を飲みながら僕たちの考えたオリジナルメニューを食べて飲んで一緒に参加して頂ければ。みんなで一つになれる所は、楽しんで頂きたいポイントです。
――お客さんとの距離感が近いんですね。
- 有村:本当に近いと思いますよ。(手をのばして)これくらいの距離にお客さんが居る感じなんで。
- ホリ:本当にそうですね。空気感はそんな感じです。でも完全に僕たちは逆だと思います。根本的な所は一緒かも知れませんけど、大きな枠では全然違うタイプだと思うので。
――トークライブでは、両極端なお二人が見られますね。
- ホリ:もちろん、知識とか教養とか懐かしみだけではなく、普通の話ももちろん有りますけど、出来るだけ幅広く色々できるようになってます。ファミコンやるかもしれないし。俺はあんまり得意じゃないんですけど、当時流行っていたゲームくらいならできますね。
- 有村:僕はゲーム大好きなんですね。
――ホリさんは6月30日にものまねライブが決定していますが、そこではどんなホリさんが見られますか?
- ホリ:今はアニメ系のネタを多くしようかなとか、歌やろうかなと思っています。全体的には歌が多いかもしれないです。得意な事をやっても良いんですけど、ものまねでも特に不得意分野のものをやっていこうかと思っています。
――ホリさんはかなりのモノマネのレパートリーがあると思うんですが、ここ最近のイチオシは誰のものまねですか?
- ホリ:最近は鳩山さんです。
――有村さんのイチオシは何ですか?
- ホリ:ちゃんと見たことないでしょ(笑)
- 有村:僕はホリさんの出されている「ホリネタ」というCDは実は個人的に買って持っているんですよ。テリーさんのものまねは好きですね。そのCDのラストで、本物のテリーさんとホリさんのテリーさんが、ガチで喧嘩をするっていうのが非常に面白くて好きですね。
――有村さんは著書「スゴ過ぎる!おバカ映画の世界!」が出版されていますが、こだわった点や、見どころを教えて下さい。
- 有村:僕は映画コメンテーターとして、勿論メジャー映画が専門なんですけど、自分のライフワークとして、B級映画・おバカ映画っていうのが、皆さん知っているようで知らない世界が有るんですね。例えば「パイレーツ・オブ・カリビアン」がヒットしたときに店頭に沢山並びますよね?ところが一本だけ右端に「レジェンド・オブ・パイレーツ」とか「パイレーツ・オブ・アトランティス」みたいなパッケージはそっくりなんだけど、ジョニーデップは出てこない!っていうなんちゃって映画と呼ばれるものがあったりするんですね。そういう陽の当らない映画も実は観てみると面白い世界が待っているよっていう事をこだわりで書いた本なんですけど、おそらく日本中で出てくるB級映画、カルト映画、パロディ映画は大体網羅しているので、例えば女子大生の女の子で映画詳しくない子が読んでも分かり易くは書いてます。なので、是非チェックして頂けたらと思います。
――それでは最後に、トークライブ【R-33 コレ知ってます?】への意気込みをお願いします。
- ホリ:とにかく、普段はあまりトークをする機会がなくで、トークライブをするのも8年ぶりなんですけど、久しぶりなので楽しんでやりたいと思います。
- 有村:それぞれの異業種というか、ものまねを普段やられるホリさんのイメージはあると思うんですけど、そうではないホリさんが裸になった時の私生活だったりとか、僕は映画以外の部分も裸になって出せて、「そうそう、あったよね」とかみんなで一つになれる事って実は有るようで無いような気がするので、そこを突いていけたらと思います。なので、当日は皆さんホームパーティーに来るような気持ちで来て頂けたらと思います。
- ホリ:大爆笑するって言うよりも、公録を見に来たみたいな感じとか、楽、飲み会みたいな、すごい楽。オフ会!
- 有村:たまたま我々二人が前に出て喋っているだけであって、でもみんな座る位置は一緒って感じですね。今からネタやります!って感じではないですね。
- ホリ:ものまねやれって言われたらやりますから。
- 有村:ホリさんが今までやられたライブの中でも最も近い距離感じゃないですか。
- ホリ:そうなっちゃいますね。こんなに僕自分の話する事ないと思います。そうですよ、自分の話を舞台に上がってこんなにする事無いですからね。
- 有村:まぁ勿論ものまねプラス、僕ならおバカ映像とかって言うのも色々出るかも?!っていうのをご期待して頂きたいです。