――先程、桃みたいな子が近くに居たら友達にならないだろうなっておっしゃっていましたが、実際に身近に桃みたいな子が居たらどう思いますか?
桃っていつもやってる事が中途半端じゃないですか。私はこう見えてはっきり物事を言っちゃうタイプなので、そういうのを見て、私が「いい加減にしなさい!」と言ってしまうかもしれないですね。
――田畑智子さん演じる佳代みたいなお姉さんはいかがですか?
ああいうお姉ちゃんは嫌ですね。
――それでは理想のお姉さん像は?
えっと、芸能人で言えば、黒木メイサさんみたいな、サバサバしたというか、女性だけどしっかりしてそうな人が私は好きなので、同じAKBで言えば秋元才加ちゃんっていう方が居るんですけど、あんまりふにゃふにゃしているのは嫌です。アネゴ!っていう感じが良いです。

――高岡さん演じる百瀬みたいな男性はいかがですか?
苦手ですね。なんか今回『さんかく』の登場人物はみんな駄目ですね(笑)やっぱり年上なら引っ張ってくれる人が良いです。
――百瀬のカスタムカーを桃は「個性的でかわいいじゃん」って言っているシーンがありましたね。
嘘です!全く持ってカッコよくないというか、やっぱり迎えに来るなら、ちょっと高めのフェラーリとかで来られたら、イェーイってなりますけど(笑)、あれで来られたら私は知らない人の振りをしますね。
――撮影中の印象的なエピソードがあれば教えてください。
うーん。なんだろう…すごく毎日が濃すぎて。あ!個人的に印象的だったのは、○○のシーンが無くなりそうだったときにめっちゃ焦りました。あるシーンが、時間の関係上無くなりそうだったんですよ。でもどうしてもやりたいって高岡さんも私も言ったので、やることになりました。そのシーンを実際やったら、意外にも「ああ、やっぱりやってよかったね」って結果になりまして、やってよかったな、と思いました。
――演じていて大変だったシーンはありますか?
キスシーンって初めてだったんですよ。だから、どうしようってテンパってたし、苦労しました。
――緊張をほぐすために何かされましたか?
前もって何かしないといけないのかなと思っていたんですが、待ち時間に高岡さんとずっと喋っていて、その流れでそのシーンに行ったので、あっという間に終わっちゃったって感じですね。
――逆に演じていてとっても楽しかったシーンはどこですか?
田畑さんと喧嘩したシーンですね。一番最後らへんの実家のシーンで、掴みかかりの喧嘩のシーンは楽しかったです。本当の姉妹みたいで。楽しかったです。
――『さんかく』の見どころは?
『さんかく』っていうだけあって、3人それぞれのバラバラな性格だったり、どこの目線から見ても楽しめる映画だと思うんですよ。恵令奈の目線からでも、高岡さんからでも、田畑さんからでも。是非、色んな目線でこの映画を見て欲しいなって。そうすると、一番最後がミステリアスな終わり方なので、全く違う感じで見ることが出来るかもしれません。

――『さんかく』を、特にどんな方にオススメしたいですか?
21歳!21歳の方を中心に、たくさんの方に見て頂きたいです。21歳って「やったーハタチになったよ!」から1年じゃないですか。だから、やっぱり恋愛の分かれ道というか「21歳から結婚を目標に付き合っていくぞ!」っていう人もいれば、「まだ私は良いわ。恋愛を普通に楽しむわ。」っていう人の分かれ道なのかもしれないと思うんです。そういう人たちにぜひ『さんかく』を見てもらいたいです。でもでもでも、本当に私ぐらいの歳の子が見ても絶対に楽しめるんですよ。私が見て面白かったんで。
――今後はどんなことに挑戦したいですか?
今回の作品に関われたことで、演じることが今まで以上に楽しくなりました。もっと色んな役柄を演じてみたいなって思っています。
――最後にファンの皆様へメッセージをお願いします。
AKB48での小野恵令奈を知っている方は、きっと違う小野恵令奈が見られると思うので、是非楽しみに見に行って頂ければと思います。まだ小野恵令奈を知らない方は、まず「小野恵令奈ってどういう子なの?」と調べる前に、映画を見てから調べて頂きたいです。きっと小野恵令奈って知らない方が映画を見たときに、「こういう性格の子なのかな?」って思うと思うんですよ。小悪魔的な。でも実際は違うと思うので(笑)、まずは私の事を知らないで見に行って興味を持って頂けたら「小野恵令奈ってどういう子なのかな」って調べて頂きたいなと思います。ぜひぜひ『さんかく』よろしくお願いします。