――6/26に映画『さんかく』が公開されましたが、今の心境はいかがですか?
そうですね、出来あがったのが今年の初めだったんですけど、「早く公開されないかな」と思って居たのに、気がついたら6月で、「早いなぁ」というか、「早く見て欲しいなぁ」という感じです。
――映画のご出演が決まった時はいかがでしたか?
吉田監督とは、以前対談をさせて頂いたことがあって、その吉田監督から仕事をいただけたっていうことでまず驚いて、さらに役どころを聞いて、大事な役どころだったので、それで2度びっくりでした。
――台本を初めて読んだ時の物語の印象はどのようなものでしたか?
私って漫画とか小説とかアニメとか、そういう世界のものを見たりするのが好きなんですけど、こういう、すごい年下の女の子に恋をするっていうのはあまりドラマとかでも見たことがないと思うし、マンガとかではよくある話なんですけど、映画にしたことが無いんじゃないのかなと思ったので、ある意味新鮮でした。すごい面白い話だなって思ったし、しかも『さんかく』の中の一人を演じることができるのであれば尚更楽しみになってきて、だから大変そうだなとは全然思わなかったです。

――小野さん演じる「桃」のキャラクターの第一印象はいかがでしたか?
なんか「なんやこいつ」って思いましたけど、生意気だし、そのくせに子供ぶるときは子供ぶったりして、頭良いなとは思うんですけど、私は友達にはならないタイプだなって思ったりして。だけど、逆に自分がやったことのない役柄だったので、面白そうだなと思いましたね。
――小野さんと桃には共通点はありますか?
自分ではあんまり無いと思うんですけど、ただ一つ言えるのは、人の話を聞かないっていう所は似てますね。
――撮影現場の雰囲気はどのようなものでしたか?
楽しかったです。すごく短い期間で撮影したんですけど、スタッフさんやキャストの皆さんとも仲良くなれたので、移動中も楽しかったし、待ち時間も楽しかったし、撮影もそういう環境でやってるから、やりやすかったです。

――共演された高岡さんや田畑さんとも親しくなれましたか?
そうですね。田畑さんとは、仲の良いお姉ちゃんみたいな感じで接して頂いて、休憩時間とかは2人でガールズトーク的な恋愛話もしてみちゃったりしましたし、高岡さんとも色々お話させて頂きました!
――桃との共通点は1つしか無いとの事でしたが、何か特別な役作りはされましたか?
台本を読んだら自然と頭の中に「こうだろうな」っていうシーンが不思議と浮かんできたので、その通りにやっただけで、監督からのご指示もあまりなかったので、自由に演じさせて頂きました。
――11月に夏のシーンを撮影されたと伺いましたが、気温と衣装の差が大きくて大変でしたか?
心が寒かったです。一番初めに、高岡さんと田畑さんと私が出会うシーンがあるんですけど、高岡さんと田畑さんが始め二人で歩いているんですよ。このお二人は有名だから、撮影を見ている周りの方々が「あら、田畑さんじゃない」とか「高岡君じゃない」とかっていう感じで「何かの撮影なんだわ」っていう感じだったんですけど、お二人からすごく離れた場所で私は待機してたんですよ。私一人ノースリーブなので、「え、何あの子」みたいな、「こんな冬の寒い時期にタンクトップで何やってるの」っていう感じの目線で見られちゃってて、寒いのは大丈夫だったんですけど、周りの目線が寒かったな。みたいな。