――2曲目の『コイントス』はどんな時に作られた曲ですか?
『コイントス』も1stシングルと同じ時期に制作した曲で、同世代の女の子にすごく聴いてほしい曲ですね。共感してもらえる部分も沢山あると思いますし、カラオケとかで騒いで歌って踊って欲しいなって思います。
――『コイントス』では、リアルな女性が描かれているような印象を受けました。こちらも大人の恋愛を意識して作られたんですか?
大人の恋愛というよりは、自分のありのままの恋愛を書きました。20代で色々恋愛して、自分の中で変わってきたものもあるし、自分がフラットで自然で居られる恋愛のスタンスが出来たので。ありのままの恋愛観です。

――レコーディングは順調でしたか?
レコーディングは本当に順調でした。長期のスパンで制作して、時間をかけて練り上げていた分、本番は順調に早く終わりましたね。
――歌うときの、Cherieさんならではのスタイルってありますか?
裸足ですね。ラフな感じが一番歌いやすいです。
――今作の聞きどころを教えてください。
『TRIP』では、今より前へ進んで行くっていう、何にも縛られずに、柵からもどんどん『TRIP』していくっていうところを描いているので、そういう前向きな姿勢を感じてもらいたいですし、『コイントス』は同世代の女の子に歌って騒いで欲しい楽曲ですね。私の音楽を聴いて幸せを感じてもらいたい、ハッピーにしたいっていう気持ちがあるので、このシングルを通して「元気になれた気がする」って思ってもらえたら嬉しいです。
――お名前を「Cherie」に変えられましたが、名前の由来は?
由来は、誕生花が桜だったり、フランス語で「最愛の人」っていう意味があったり色々あるんですけど。実は「チェリー」ってエロチックな香りがあると私は思っているので、人間臭さというか、そういうのを現せればと思って「Cherie」になりました。
――Cherieさんにとって、音楽を発信していく理由や意味はどんなものですか?
やっぱり名前でも人間臭さを出していったように、音楽でも人間を表現したいと思っています。詞を書くときも、自分が見せたくないような所もさらけ出していきたいですし、それがないと詞って書く意味が無いと思っているので、人間臭さを描きつつ、どこかでハッピーに出来るような楽曲を発信していきたいです。
――NYを一人旅されたそうですが、現地での印象的なエピソード等がありましたら教えてください。
NYは全てがエネルギーにあふれた刺激的な街でした。特に印象に残っているのは、メトロミュージシャンの方でバイオリニストの女性が居たんですけど、その方が自分の音楽にすごく直向きに没頭している姿に心をえぐられて、そういう真っすぐな情熱を傾けてやるものって絶対に人に届くんだなって自分の中で確信を得られたので、それに一番刺激を受けました。
――日本とNYで感じた音楽の違いなどはありましたか?
やっぱり皆貪欲ですよね。ハングリー精神が強いというか。私は現地の人じゃないのに歩くたびに道を聞かれたり。日本人って道を聞くだけでも躊躇ってしまう事とかってあると思うんですけど、NYの人はそこに躊躇が無いし、私が「知らない」って言ったら「あっそう。わかった。」みたいな(笑)、冷たさすら感じる位に自分の欲に忠実で。音楽に対してもそうですし、全てにおいて情熱が一つ一つにあるから、すごく心を打つんですよね。日本では情熱が見えにくいと言うか、変な言い方ですけど垂れ流しているような印象があって。NYでは自分の中から音楽が溢れ出してくるというか、聴いていてエネルギーを貰えるっていう所が違うなぁと思いました。

――ギターやピアノ以外に今後挑戦してみたい楽器や、楽曲に取り入れてみたい楽器はありますか?
やっぱり歌が一番大切なのでそこはブレずにやっていきたいですし、水面下でずっと制作しているものもあるので、楽しみに待って頂けたらと思います。
――今後どのような活動をしていきたいですか?
制作はもちろんなんですけど、ライブが一番お客さんと距離が近いし、一番熱く届けられるので、ライブを中心に自分の楽曲を届けて行きたいと思ってます。
――最後にファンの方へメッセージをどうぞ。
ライブは東京では月に1、2回位定期的に行っていて、やっぱりライブで自分の楽曲を伝えたいって気持ちが強いし、そこで最高の状態で届けるって事を一番心掛けているので、是非遊びに来て欲しいです。待ってます!