――アーティストを志したきっかけは?
昔から音楽が周りにあふれている環境に居たので、やっぱりその中で音楽を聴いて衝撃を受けたものが多くて、自分も一人の表現者として伝える存在になりたいと自然に思うようになって「なるべくしてなった。」という感じです。
――この仕事をしていて、良かったと思う事は?
やっぱり、自分の伝えたい事や届けたい事それだけに真剣に向き合う事ができるというか、余計な事無しに「本能に忠実に」っていう事ができるので、そこが得しているかなと思います。
――Cherieさんにとって、音楽とはどのような存在ですか?
やっぱり無くてはならない存在だし、第二の心臓です。

――作詞はどのように行いますか?
作詞はまずイメージをぱっと書きあげて、自分が歌う中で伝えたいこととメロディーと詞のハマりが最高なものを造り上げて、制作の中でベストなものに書き変えていきます。長いスパンで仕上げていきますね。
――作詞、作曲の際のこだわりがあれば教えてください。
本当に時間をかけて練って創り上げているので、全てにこだわりを持って制作しているんですけど、特に、聴く人にとって届きやすい、心をえぐる詞とメロディーの最高の相乗効果みたいなものを完璧にしていきたいっていう事に一番こだわっていますね。
――セカンドシングル『TRIP』、今作のコンセプトを教えてください。
今回は、20代になってからの新たな恋愛観というか、10代の頃って恋に恋しているような相手に合わせてしまっている所があったけれど、20代からはブレずに「私は私の道を行く」っていう1本芯の通った恋愛がコンセプトですね。
――『TRIP』は1曲でチェリーさんの色んな面が見られる曲だなという印象を持ちました。
聴いた時にどこか引っかかるというか、「何だろう、この曲は」みたいな良い意味での裏切りのような遊び心を持って作った曲です。曲の中で「ここの箇所が好き」とかそれぞれ色々あると思うんですけど、遊び心を楽しんで欲しい曲ですね。

――前向きになれる歌詞が印象的ですが、この曲を書いたきっかけは?
やっぱり恋愛観が変わってきたっていう事もありますし、Ikomanさんというプロデューサーと出会って初めて一緒に作り上げて、1stシングルと同時期に制作していた曲なので、自分の中でも「新しい扉を開く」そんなイメージを持っていて、そこを出発点にして仕事とか、恋愛とか、人からのイメージとか、そういう考えすぎてくだらない柵みたいな事から逃避行『TRIP』する、そういうところで描いた曲です。
――特に思い入れのあるフレーズはどこですか?
思い入れは全部ありますけど、強いて言えば、Dメロの所ですね。詞のイメージとメロディーが一番ハマっている箇所だと思います。何かを追いかける時って、同時に何かを失ってしまう事もあるけれど、それさえも受け入れて突き進んでいく前向きな気持ちで書きました。聴いている人にも、突き進んで行く姿勢を感じてもらいたいです。
――特にどんな人に聞いて欲しいですか?
同世代で恋している女の子だったり、「私最近彼に溺れてしまっているかもしれない」っていう人に聴いてもらいたいです。現状に甘んじるのではなく、「彼よりもっといい男いるでしょう」みたいな(笑)。