――お会いする前と後で印象が変わった方はいますか?
仁村:ダントツで変わったのは片山さんです。すごいお綺麗ですし可愛いし、写真のイメージではシュッとしていて、京都出身なんだ、どんな子なんだろうと思ったら結構強めの京都人でした(笑)。思ってることとかもちゃんと言ってくれますし、内に向いてる感じなのかなと思ったらそんなことはなかったので、すごく良いギャップでした。

――仁村さんの言葉を聞いて片山さんはいかがですか?
片山:どこの現場でもそうですけど、監督やスタッフさんも含めて初めのうちはどういう人か分からないし、毎回3ヶ月終わったら、4、50人の初めましての方とお芝居をするってすごく変な仕事だなと思っているんですけど、その都度緊張するので、だから初めはどんな子なんだろうみたいな感じになっちゃうのはあります。でもちょっと喋って、嫌な人じゃないなと思えばすぐに心が開く感じです。

©「SHUT UP」製作委員会

――他の皆さんは印象は変わらない?
莉子:皆ギャップはある気がします。紗和ちゃんと私は年齢も9個違うんですけど、お姉さんみたいな感じなのかなと思ったらめちゃくちゃ可愛い一面もあるので、そこが私のキュンポイントでした。

渡邉:紗和ちゃんはご飯を食べるのがめっちゃ早いんです!これは恐怖体験なんですけど(笑)。この間、紗和ちゃんと私と一ノ瀬(颯)さんと3人で並んでご飯を食べていたら、おいなりさんが3つとおかずが入った小さめのお弁当だったんですね。私と一ノ瀬さんはゆっくり食べてて、食べ始めて3分くらいで「ごちそうさまでした」って。絶対おいなりさん丸飲みしてるなって(笑)

仁村:違うんですよ!そのおいなりさんもお寿司1貫くらいの気持ちですよ。だからペロッと食べられたんです!

渡邉:このエピソードが大好きなんです。

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――仁村さんは民放連続ドラマ初主演ですが、主演と聞いた時のお気持ちは?
仁村:主演と言われましたけど、一緒のメンバーも聞いていたので、特に主演だからどうとかあまり意識はしていないんですけど、そうやって私を選んでくださって、挑戦できるというのはすごく光栄なことだと、ありがたく思いますね。

――そんな仁村さんの姿を3人はどうご覧になっていますか?
莉子:かっこいいですね~!

片山:痺れてます。学ばせてもらってます!

渡邉:背中を見て育つということはこういうことなんだなと。

仁村:なんかやめて(笑)。こういう感じで助けてもらってます(笑)

――寮のセットでお気に入りの場所やアイテムはありますか?
仁村・片山・渡邉:恵のベッドの布団です。

仁村:恵のベッドの布団が一番ふわふわで温かいんです!

莉子:何回言うのそれ(笑)

片山:至る所に座布団とかクッションがあるのが良いよね。

莉子:あとは“サワタ”っていう名前を付けた犬がいるんです!皆で可愛がってます!

片山:シリコンで出来てる白い犬型のランプがあるんです。もしかしたら映るかもしれないので見てみてください。

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――衝撃的な展開が続く物語ですが、撮影中に衝撃的だったことは?
片山:紗和ちゃんの水を飲む早さとか……。

仁村:水早飲みするしおいなりさん丸飲みするしすごいことになるやん、私(笑)

莉子:(片山さんに向かって)それなら水を飲む量がすごいじゃん!1日何リットル?

片山:1日3リットル飲むようにしているので。

莉子:確かに現場の水をどんどん飲んでるから、何本目なのか分からない早さだよね。

片山:350ミリリットルの水を6本ぐらい飲んだりしてます。

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仁村:現場で衝撃的だったのが、撮影の仕方です。レールが普通は動かしたりする時に床にあるんですけど、それが上にあってカメラが吊り下がった状態になっているのがドラマの現場では見たことがなかったので、ちょっと衝撃でした。

莉子:床にあるはずのレールが上にあって。

仁村:突っ張り棒で突っ張っていてカメラが動くみたいな。だからすごく面白い画が撮れているんだろうなって思って、監督は画にこだわっていそうだなという衝撃はありました。

片山:あとは皆衣装が可愛い!

莉子:それは衝撃的?(笑)

仁村:キャラクターに合っていると思います!

――100万円強奪計画を企てる4人ですが、強奪したものではなく今この場で100万円をもらえたらどんなものに使いますか?
仁村:私は冷蔵庫と洗濯機を買います。

渡邉:現実的!

莉子:ロボット掃除機とiPadが欲しいです。

片山:私は全部遊びに使い切ります!毎日遊びます。

――どんな遊びに使うんですか?
片山:友だちと海外旅行に行ったり、友だちの飛行機代も払って、海外で豪遊します。

渡邉:私は今ソファーが欲しくて。お店で一目惚れしたソファーがあったんですよ。これが欲しい!と思ってカタログまでもらって店員さんからも説明を受けて、組み合わせが自由自在で、これとこれとこの組み合わせが欲しいんですけどいくらですかって聞いたらものすごい値段を提示されたので、近い未来にまた来ます、ってお店を出たんですけど。

仁村:100万するの?

渡邉:100万以上します!だからそれの足しにしたいです。

――年末も近づいていますが、2023年は皆さんにとってどんな1年になりましたか?
仁村:一瞬だったんですけど、何よりこの仕事で仕事納めが出来そうなのが私は嬉しいです。

片山:個人的なことは、去年映画賞をいただけて、今年に朝ドラに出演させてもらったんですけど、コツコツとやってきたなっていうイメージがずっと自分の中にあったので、来年もコツコツとやっていきたいです。

莉子:これまで作品の数を多く出演することをずっとやっていて、まだ私は経験が足りていないのでとにかく場数を踏もうと取り組んできたんですけど、今年は結構慎重に、量より質みたいな感じでやってきた年だったので、早かったけどゆったりしているように感じる、感覚的には不思議な年でした。ゆっくり段階を踏めたらなと思っているので、勉強にはなった年でした。

渡邉:ずっと集団の中で生きてきてグループとして仕事をすることがほとんどだったのが、昨年からソロ活動を始めて、最初は仕事あるのかなって不安もあったんですけど、今年は舞台とミュージカルと映像と、お芝居の括りでいろんなジャンルをやらせていただけたのですごく勉強にもなったし、何より自分に対して自信がついた一年になりました。

――視聴者の方に注目してほしいところやメッセージをお願いします
仁村:経済的に苦しんでいる由希たちの生活が見えたりするんですけど、あることがきっかけで華麗な復讐劇が始まっていくので、そこの感じもドキドキハラハラ、スリリングな展開がありますし、その中での4人の友情とか、お互いを思いやる気持ちとか、あとはこういう現実があるんだっていうことも分かっていただけると思いますし、という意味で見どころはたくさんあるような気がします。

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――ストーリーがどういう結末を迎えるのか全然読めないですよね
片山:確かに色んな登場人物が増えてきて、紆余曲折あります。

仁村:若いからこその正義の在り方とか、でもそうやってぶつかっていきながら前に進んでいる姿はグッとくるものがある気がします。やっぱり自分をどうやって大事に出来るかは、色んな人に出会っていかないと分からない気がして。色んな人と関わったら問題にぶつかって気づけることってあると思うので。ね?なんか言って?

渡邉:全部言ってくれたよ。

片山:おっしゃるとおりです。

莉子:新しい感覚のドラマになると思います。

仁村:あと映像めっちゃかっこいいらしいです!オープニングの私たちとか!

莉子:画質がすごく良くて、ドラマだけど映画っぽくなっているというか。そこも注目してほしいです