本作は、⼈⽣に絶望した少年が、ひと癖もふた癖もある“幽霊の昭和ヤンキー”たちと邂逅する完全オリジナルストーリー。
怪我で陸上選⼿の夢を絶たれた主⼈公・⾵町トゲル(柏⽊悠)は⼈⽣に絶望し、「⼀⽣…死んだように⽣きるくらいなら…」と無意識に⾞の前に⾶び出し―気がつくと“幽霊”になっていた。突然の出来事に⼾惑っていると、約40年前に死んでから未だに成仏できていないという、昭和ヤンキーグループ『わんぱく団』の吾郎(福澤侑)、順平(⼩坂涼太郎)、チッタ(寺坂頼我)と出会う。⼀⽅、吾郎ら『わんぱく団』と仲間だったバーチ(⽯川凌雅)は、霊界で悪さをする“暴霊族”の⼀員になっていた。トゲルは未だに昭和に取り残されたバカでアツいヤンキーたちに、ジェネレーションギャップを感じながらも、だんだんと仲間意識が芽⽣えていき―。霊界で起こる不思議な騒動に巻き込まれながらも、仲間たちと切磋琢磨しながら乗り越えていく、アツくて、クスッと笑える友情物語となっている。

初回OAを目前に控え、開催された1~2話先⾏上映&トークイベントには、柏⽊悠(超特急)、⽯川凌雅、福澤侑、⼩坂涼太郎、寺坂頼我、⾼野洸が登壇した。

出演が決まった時の心境や撮影の様子を聞かれた柏木は「初めにオファーをいただいた時はびっくりで。単独主演が初めてだったので嬉しいなと思うと共に、台本を読ませていただいて、皆も思いましたよね?“?(はてな)”がいっぱい出てきて。でも読み進めていくうちに面白さや設定の難しさがあって、そこは台本に色々書いたりして楽しい撮影でした」と、第一印象を明かしながら、笑顔を見せ、「演じていてめちゃくちゃ楽しくて、アクションシーンが初めてだったので経験をさせてもらって楽しかったですし、本気でケンカしてる気分になって、ちょっと強くなったのかな?って思いました。この時だけ!」と得意げに語った。

石川は「最初に読ませていただいた時に幽霊役か、というのが正直な感想で、どういうふうに作っていったらいいのかすごく考えたんですけど、非現実的な設定が故になんでもやっちゃっていいんじゃないかという気持ちで、肩肘張らずに撮影に臨むことができました」とリラックスした様子で答える。

続けて福澤は「そうですね。はてな多かったですよね。まず幽霊かっていう……」と前の二人と同じ話をし始め、周りから総ツッコミ。「設定が色々難しくて、撮影している時も幽霊だからこれを触っていいのか?とかはありました。芝居の中で物を持っちゃうと」と幽霊役ならではの苦労が。

監督から世界観を聞いているものの、芝居に集中しすぎると幽霊の設定を忘れてしまうようで、小坂は「それで言うと俺、手すり触っちゃったんですよ」と告白。1話のシーンで「手すりを触りながら歩いてたら監督に『触らないで!』って。そう言うのを今思い出しました」と報告。改めて台本を読んだ感想は「純粋にすごく嬉しかったです」と喜びを語った。

寺坂は「友情コメディと言われる中で、幽霊の状態で友情は珍しいなと思いつつ、台本を読んで楽器をやると書かれていて、ベースもやったことがなかったのでその辺の準備はどうしようか考えました」と語る。「アクション(のレッスン)をやった次の日も(体が)バキバキで。やばかったですよね!?」と問いかける。すると柏木が「レッスンの次の日ライブだったんですよ。やばかった!」と肩が上げづらい状態だったとジェスチャーで明かした。

そして、高野は「コメディで面白い要素が散りばめられていたので読み進めるのが楽しくて。役柄的にもどうしようかなとなりつつ役作りをして、撮影のスケジュールが後半にまとまっていて、僕の参加する日数は少なかったんですけど、それまで皆さんが撮影されていて楽器とかアクションをめちゃめちゃ練習されているのが伝わってきて」と周りを見渡した。

撮影現場での裏話について質問が飛ぶと「頼我しかないです」と口々に声が上がり、その中でも被害に遭ったのが小坂だと言い、「すごい可愛いんですよ、彼。役と近いぐらいちょっと天然で優しくて、本当に裏がなくてこんな純白な人みたことないぐらい透き通っていて、それを踏まえて聞いてほしいんですけど」としっかり前置きをする小坂は「最初の入り時間が頼我と一緒だったんです。自販機で飲み物を買おうとしたら頼我が来て、可愛いですし、1本買ってあげるよと。500円を入れて押していいよって言って、『ありがとうございます!本当にいいんですか?ありがとうございます!』って言って僕のお釣りをポッケに」と寺坂の天然エピソードが炸裂。「ドリンクと自然の流れで小銭を……」と恥ずかしそうに経緯を話す寺坂だった。

さらに、福澤からも「初めて現場に行った時、僕と凌雅がクランクインが一緒だったんですよね。(柏木・小坂・寺坂は)今回が初めましてだったのでまだ皆のことが分からない中、昼休憩にお弁当を楽屋で食べていたんですけど、そしたら休憩時間に聞いたことない“ピコン”って音が鳴るんです。チラッとみたら涼太郎と頼我が飯食ってるんですよね。でもその時は何も言わず」と不思議な音に遭遇したという話が。

「2日目のお昼休憩も“ピコン”って鳴って。誰がこれ鳴らしてるんだ!?“ピコン”って何!?誰かボイスレコーダー録ってるんじゃねえの!?」と盗聴を疑い始める。「やってるこれ誰か、と思って3日目の休憩時間をずらして、一緒の空間にいるのが僕と頼我だけだったんです。二人きりで普通に食べてたら“ピコン”って。お前(寺坂)、毎回飯食う時ボイスレコーダーやってるのかと面白くなっちゃって凌雅と涼太郎に話して、そうしたら皆で意識して聞くわって感じで意識してる中でやっぱり“ピコン”って鳴るんですよ。ある日何してるんだろうと思ってパッと見たら、毎日自分が食べた弁当を写真に撮ってました」と、音の正体が判明し、寺坂はライブフォトのモードで撮影していたようでその度に音が鳴っていたようだった。

さらにイベントでは、作品にまつわるテーマでフリップトークが行われ、大いに盛り上がった。

ドラマ『ゴーストヤンキー』は4⽉18⽇(⽊)より、MBS にて24:59~、tvkにて23:30~から第話の放送が開始し、MBS 放送後にTVer・MBS動画イズムで無料⾒逃し配信も決定している。
さらに、エンディング主題歌『One Night Party』は劇中に登場する『わんぱく団』(バーチ:⽯川凌雅、吾郎:福澤侑、順平:⼩坂涼太郎、チッタ:寺坂頼我)の4名が担当。5月8日(水)にCD発売となる。