テレビ『THE TIME,』(TBS)やラジオ『オールナイトニッポンX』(ニッポン放送)にレギュラー出演中。さらにクイズ、スポーツ、バラエティなど多岐に渡るソロ活動拡大で人気急上昇中の日向坂46・松田好花が念願の1st写真集をリリースする。

「私にとって写真集はアイドルになってからいつからか夢見ていたもの」と話す松田が、写真集の舞台に選んだのは、学生時代の留学先でもあるカナダ・バンクーバー。「中学と高校の間の春休みに私の通っていた学校主催でバンクーバーにホームステイするという企画がありまして、なかなか自分で申し込んだりしてって勇気がいることだと思ったので良いきっかけだと思ってその時バンクーバーに訪れて、かなり思い出も深いので」と説明し、「さらに坂道グループの写真集の撮影で行かれた方がいないということで、選ばせていただきました」と笑顔を見せる。「約1週間ほどの撮影ということで、1日に何着も着て、撮影のスケジュールがタイトに迫っていたこともあってちゃんと乗り越えられるかなとか、あとは初日、2日目あたりは結構天候が怪しくて雨が降ったりしていた中だったので、1週間の中でちゃんと晴れてくれる日があるのかなとか色んな意味で不安とか心配がありました」と撮影を振り返りながら、「だんだん晴れてくる日が多くなって、最終日には撮りたいと言っていた夕景をバックにしたカットも撮ることができて。無事晴れたということもあって心も晴れた部分はありました」とコメント。

写真集発売に先んじて先行カットが公開されていたが、その中で反響が大きかったものを聞かれると「和装ですかね」とし、「やはり海外での撮影ということであまり和装とかはされない方が多いと思うんですけど、京都出身ということで和装を入れさせていただいて。やっぱり意外性があったみたいで、洋館みたいなところで撮らせていただいたんですけど、海外でしか撮れないような雰囲気のカットが撮れました」と満足げで、「両親も京都出身ということもあって、『京都の要素をちょっとでも感じられるような部分があるのは良いね』と言ってくれました」と、両親からのリアクションも明かした。

お気に入りカットについては「学校の方で撮影させていただいて、日本の制服だとあまりないデザインで海外チックな衣装を選ばせていただいたんですけど、あの衣装で実際に講義室みたいなところで撮影して、実際にあの中には私一人ではあったんですけど、他にも友だちとかが座っているような設定で、即興で『遅いよ!』とか言ったり、挙手して『ちょっと先生質問あるんですけど』みたいなことを言いながら楽しんでた内の素の1カットなんじゃないかなということでお気に入りです」と理由を語る。「あとは写真集の中で唯一メガネをかけたカットでもあるので」と続けた。

撮影では留学時のホームステイ先のホストファミリーと再会することができ、「当時は生まれたての赤ちゃんがホストファミリーの方にいらっしゃったんですけど、その子がもう8歳とか9歳になっている姿を見て時の流れを感じたと同時に、お家とかもそのままの状態で、香りとかからも思い出が蘇ってきて、ホームステイをした時はまさかアイドルになって写真集の撮影で訪れるとは思ってなかったなって、想像のつかない人生を歩んでいるなと思いました」と感慨深げ。「連絡先をちゃんと交換したりはできていなくて、電話番号が自分の手元になくて。ただ、写真は残っていたので遡って行った時にメモに電話番号を書いた写真が出てきて、その一つの電話番号を頼りに実際に会うところまで叶えさせていただけて、いざ再会した時は思わず涙が出てしまって、とても嬉しかったです」と喜びを語る。
「今こうやってアイドルをやって写真集を出すとなった時にカナダを選べたというのは、あの時に勇気を出してホームステイで行っていたからこそ。過去に自分にとっての思い出の地が増えたという意味ですごく行ってよかったと改めて思いました」と話し、「当時はなかなか人様の家に泊まらせていただくことは、言葉も通じるか分からないし大丈夫か不安があった中で乗り越えられたというのは、今でも活動していく中で海外のファンの方とかもたくさんいらっしゃるので、コミュニケーションを取りやすくなれるようになったんじゃないかなと思います」と活動の糧になっていると話した。

完成した写真集は既に家族は見ているようで、「つい先日東京に来てくれていたこともあって、その時に手元にあったので目の前で両親が見てくれる状況がありました。割と無言でじっくり見るタイプで、『何か言ってよ!』とか言わないと感想とか教えてくれませんでした。こっちが聞いてやっと教えてくれるみたいな感じで、お父さんはちょっと恥ずかしそうでしたね(笑)」と笑顔で語る。
「メンバーにはまだ発売してから会えていないので、これからが楽しみです」と反応を楽しみにしている様子だった。

次に写真集を撮るとしたらどこに行きたいかという質問には「今回は秋に撮影させていただいて、カナダでは一桁台の気温で、かなり寒い中薄着での撮影も多く、寒さとの戦いみたいなところはあったので、次は寒さの心配をしないで良いような、カラッとした南国に行けたら嬉しいです」と期待を寄せる。

この写真集を一言で表すとしたら“素”として、「ページを捲るたびに、私自身もこんな自分の表情があったんだと思った瞬間があり、普段家で鏡を見る時とか、写真を撮るのにちょっとポーズを決めてる時の自分しか知らなかったので、本当にふとした瞬間の自分の顔を見て、これは素がとても現れているなと感じました」とコメント。

そして最後に、写真集発売といえば定番となる「自分で点数をつけるとしたら?」の質問が。それに対して「びっくり仰天です!」と力強く答えるも、恥ずかしそうに一回転する一幕が。

「こんな終わり方をしてすごく恥ずかしいんですけど……なんか普通に答えちゃ許されないのかなって思っちゃって」とはにかみ、「私自身も知らない顔があってびっくりしたというのと、初めての写真集ということで普段の活動じゃ見られない衣装やポージングだったり、ファンの方にとってもびっくりなことがたくさん起こる写真集じゃないかなと思ったので、びっくりです」と続けた。