本作は、昨年7月〜8月に放送されていた加藤史帆×森カンナW主演のガールズラブコメディの続編。今回の舞台は、同棲を始めた2人の家と、弘子の妹の結婚式のために訪れたスパリゾートハワイアンズ。物語は、大好きな弘子先輩と付き合ったのに「初夜が迎えられていない」と悩む彩香ちゃんと、気合い入れのお酒で記憶を無くし、「初夜をしたようだが記憶がない」と勘違いしている弘子先輩の悩ましくも愛おしいカップルライフから始まる。
解禁後、#あやひろ2が日本のトレンド入りとなり、初投稿のtiktokは1夜で100万回再生を突破するなど放送前から大きな注目を集めている本作。

初回OA前日の6月25日(水)にファンミーティング<あやひろ夏祭り>と題しての完成披露トークイベントが行われ、W主演の加藤史帆&森カンナが登壇。
イベントでは、撮影中に印象に残った出来事を絵で発表することに。「はぁ……」と憂鬱そうな森に、「カンナさんの絵、見たことないんです!すごい楽しみです!」と加藤が期待すると、「すごい上手です」と自らハードルを上げる森。
同時にオープンすると会場からは笑いが。加藤の絵を見た森は「ねぇ〜!私じゃ〜ん!」と嘆く。

加藤が描いたのは、1話で登場する弘子が掃除機をかけているシーン。掃除機のヘッドが床にぶつかる音が入ってしまうと音声さんに言われ、掃除機のヘッドを外して撮影していたそうで「ただ棒を振り回している弘子さんを見ていたのがすごい面白かったんですよ!」と印象的だったエピソードを披露。

一方の森は、「足に注目です」と描いたのはピクニックのシーン。「絵を描くときに人ってどうやって座らせたらいいんだろうって、ちょっと変になっちゃったんですけど……ピクニックをしています!」と、頑張ってネタバレを回避しようとしながら印象的なシーンを挙げていた。

さらに、お互いの相性を見るジェスチャーゲームでは、息ぴったりの姿に拍手が起こる場面も。2人もジェスチャーが一致すると嬉しそうに顔を見合わせていた。

この流れで、ジェスチャーで見どころのシーンを披露することになり、加藤は「チュッていうシーンが多かったので、そこが見どころだと思います!」とアピール。

続くTikTokの生撮影では、振り覚えの早い加藤と、頑張ってついていこうとするもオリジナリティーが溢れる森の姿があった。

原作者であるSal Jiang氏からの手紙がサプライズで朗読。会場にも駆けつけていたそうで、「お母さ〜ん!」と2人が手を振る一幕も。

加藤へは、「初めてお写真を拝見した時から彩香ちゃんが原稿から出てきたように感じていましたが、実際にお会いすると素のかとしさんがむしろ彩香そのもので大変驚きました。何度も撮影現場にお邪魔し、オフショルもお料理中のお団子も妄想中のドレス姿も全部全部可愛くて、それなのにガッツポーズや全力疾走は力強くて、かとしさんを見ていると本当に彩香ちゃんというキャラクターの新たなインスピレーションをたくさん受けました。かとしさんがたくさんの彩香ちゃんを見せてくれたことで、私もこれからも色んな彩香ちゃんを描いていきたいと思います。心の中で勝手にお母さん面しながらずっと応援しています」という言葉が送られた。
手紙を受け、「彩香ちゃんを演じさせていただけて本当に人生が変わったので、感謝しています。先生がこれからも描く彩香ちゃんをずっと楽しみにしています」とコメント。

そして森へは、「初めてのドラマ化になかなか実感が湧きませんでしたが、特に印象的だったのは初めてお会いした日です。まさに、彩香ちゃんが弘子先輩に恋する瞬間のシーンで、私もカンナさん演じる弘子先輩に恋をしました。2期のお話をいただいた時、私と編集担当さんだけでなく、漫画班、ドラマ班、全てのあやひろチームで作るものだと思い、新たな展開にワクワクしていました。プロット制作段階でカンナさんからもご意見をいただいて、ゼロから1を作る工程に役者さんまでこんなに熱心に参加してくれるドラマがあるのかと感動しました。弘子という人間のかっこよさと情けなさ、責任感と自信のなさ、愛情深くて怖がりなところ、ただ、レズビアンを隠して生きてきたキャラクターというだけではない、人間臭いところも丁寧に咀嚼して表現してくださったカンナさんは私にとってもう一つの原作です。もし、万が一、億が一、また弘子になっていただける機会があれば、その時はどうか、森カンナさんに託したいという私の願いを受け止めてもらえると嬉しいです」と、ラブコールが。
その言葉に「本当に嬉しいです。本当にたくさん現場にも来てくださって……。私たちを生み出した先生ということで、お母さんって呼んでるんです。お母さんが愛情を持って生み出した作品を絶対に汚してはいけないという気持ちとプレッシャーもあったんですけど、お母さんがそう言ってくださって、本当に嬉しい気持ちです」と、胸いっぱいの様子の森だった。

ファンミーティング<あやひろ夏祭り>は大盛り上がりで幕を閉じた。