
タイトルの『Flicker』には、“ちらつく光”“揺れる炎”といった意味があり、新原が役を演じる際に自身の命の炎に薪をくべるイメージをしていることや、炎の赤色が新原のテーマカラーということもあり、今回のタイトルに決定した。
今作では、数々の広告にて活躍するフォトグラファー・間仲宇とタッグを組み、誰かを演じることを忘れ、彼自身から生まれるエネルギーそのものに照準を当てて撮影を実施。炎のように揺らいではまた激しく燃え続ける、そんな魅力が詰まった25年間の生き様を大胆に切り取り、人間・新原泰佑を剥き出しにした写真集が誕生した。
今回公開された表紙の他に、写真集には「消えそうな炎の寂しさと虚無」「蝋燭が消える前の最後の激しさ」といったどんな炎も魅力的で美しいという部分を表現した写真や、いつも何かしらを取り繕いながら生きていても、カメラが映し出す真実の前では、自分を偽ることも、繕うこともできない剥き出しのあるがままの新原を感じることができる写真が多数掲載されている。
そして、描写をダイレクトに感じることのできる大きな判型が特徴のブックデザインは、畑ユリエが担当。プロデュースは「私が撮りたかった女優展」などの写真展にてプロデューサーを務めるJ.K.Wangが担当した。
さらに12月13日(土)に東京、12月14日(日)に大阪にて、「対面式イベント」の実施が決定。イベントの詳細は、実施会場ウェブサイトやギローチェ公式SNS(https://x.com/guilloche_inc)にて改めて発表される。
<新原泰佑 コメント>
この度、自身初となる写真集を発売させていただきます。
この企画を聞いた時、「遂に僕も写真集を出せる日が来るとは…」と胸が高鳴ったのを覚えています。
今回はテーマを大きく4つに分け、それらは全て″何か″に対する感情や行動を僕が思うままに演じ表現し、生きている。その瞬間をフォトグラファー間仲宇さんが切り出してくださり、全てのテーマ性ある写真たちを織り交ぜながら畑ユリエさんの手によってデザインされた1冊となっております。
この題材ということもあり、撮影中は芝居や表現について考える時間が多かったです。思うまま…とは言え、どのようにして自分は普段表現をしているだろうか。悩んでいるうちに蝋燭の炎のようなイメージが湧きました。”自分の限りある命を燃やしながら役を生きていたい“ その気持ちがとても強いのを感じ、タイトルである『Flicker』を思いつきました。消えゆくものの美しさを消えない写真として切り取り皆様にお届けいたします。まだ見た事ない新原泰佑に出逢えるはずです。