この度解禁された予告編は、自身の膨らんだお腹に聴診器を当てて「(鼓動が)速すぎて怖い」と心配そうに呟く少女と、「赤ちゃんは速いの」と優しく見つめるナースのやり取りが映し出されるところから始まる。そして、共同生活を送る母子支援施設の穏やかな雰囲気に続いて、ナイマ、ジェシカ、アリアンヌ、ジュリー、ペルラの5人の少女たちの姿。家族との関係や貧困など、彼女たちが抱えるさまざまな問題が浮かび上がる――。それでも母になる彼女たちは、悩み、惑いながら、未来を選んでいく。母と、パートナーと、姉と、自分自身と、向き合うことで一歩踏み出す少女たちの姿が力強く映し出される。「ダルデンヌ兄弟の最高傑作(VARIETY)」「希望に満ち溢れたラスト(CLARIN)」と本作に寄せられた各国メディアの評も作品の強度を窺わせる。

本作のナレーションは、数々のドラマ、映画で活躍する俳優・有村架純が担当した。以前より、『ある子供』(05)『少年と自転車』(11)をはじめダルデンヌ兄弟監督作品のファンを公言してきた有村。主人公である少女たちが自身の進む道を、悩み惑いながら、でも自らの意思で選び取っていく姿を温かな視線で包み込むように、「愛され方は知らない。でも、愛することはきっとできる」と強さと優しさのこもった声で本作のコピーを吹き込んだ。