
本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが【金の密輸】で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナルストーリー。二児の母、大学の研究者、そして妊婦―。一見、犯罪とは無縁そうに見えるものの、実はそれぞれに事情を抱えた3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていく。3人のイリーガルな自分探しの旅が、一筋縄ではいかない現代を生きる私たちに新しい選択肢を見せてくれる、大注目の一本が完成した。
本作で、有村架純演じる主人公・和歌子の夫・高志を演じるのは、2012年にデビュー後、数々の映画・ドラマ・舞台で活躍を続けてきた塩野瑛久。近年では大河ドラマ「光る君へ」(24)の一条天皇役で高い評価を受け、2026年1月放送のTBS系ドラマ「未来のムスコ」では志田未来演じる主人公のパートナー役を熱演。さらに、映画『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』(26年3月公開)、実写映画『SAKAMOTO DAYS』(26年4月公開)に続き、現在放送中のテレビアニメ「あかね噺」(原作:「週刊少年ジャンプ」連載中)では声優にも初挑戦するなど、ジャンルを横断し、存在感を放ち続けている。
そんな塩野が本作で挑むのは、優しい夫の顔の裏に、妻に言えない秘密を抱えた男・高志。ギャンブルにのめり込み、会社の金300万円を横領。その事実が発覚し会社から解雇されたことも、闇金からの借金も、すべてを妻の和歌子(有村)に隠していた。そんな時、高志がパチンコ店でくも膜下出血により倒れ、それをきっかけに和歌子は高志が隠していた事実を全て知ることになる。
高志の入院費、滞納中の返済金、そして生活費――。追い詰められた和歌子が高志の銀行口座を確認すると、残高はわずか23円だった。主婦として家庭を守ってきた和歌子は絶望の淵に立たされ、他になすすべもなく【金の密輸】という闇バイトに手を染めていく・・・。その引き金を引いたのは、紛れもなく高志だ。
一方で、高志は二人の子供にとっては父親であり、実母からは今でも溺愛される息子。身勝手で未熟だけれど、どこか憎みきれない。その高志の危ういバランスを塩野が絶妙に演じる。

本作のメガホンをとった天野監督は、高志という人物について、「高志は、人によって嫌なヤツに見えたり、正論を言うキャラクターに見えたりと、見え方に幅があるようですが、私からすると人間味があって面白い人。プライドが高いし本人は一生懸命やっているつもりなのに、言っていることとやっていることがズレているんですよね。」と、どこかズレているものの、単純な悪人ではないと高志の性格を明かす。さらに、そんな高志を演じた塩野に関しては、「役の面白さを引き出して、楽しんで演じてくださいました。」と、信頼を寄せた。
今回解禁されたのは、塩野瑛久演じる高志の新規場面写真とメイキングカット3点。
幼い子供を慣れた手つきで抱きかかえる姿には、“優しい父”の表情が宿っている。一方、くも膜下出血で倒れたパチンコ店でのカットでは、こちらをまっすぐに見つめ、追い詰められた男の眼差しが映し出されている。さらに、入院中の撮影シーンで天野監督と塩野が真剣に言葉を交わすメイキングカットも解禁された。







