
数々の傑作ホラー⼩説を世に出してきた作家・加⾨七海が⾃⾝の体験をもとに描いた「祝⼭」が遂に映画化。⼈が⾜を踏み⼊れてはならない場所にまつわる禁忌の記憶と、そこに触れた者の逃れがたい運命を描き、刊⾏以来多くの読者に戦慄を与えてきた衝撃作となっている。
ついにお披露目を迎えた心境を橋本は「撮影自体が去年の11月で、出来立てホヤホヤなんです。こんなに早く公開できるのが嬉しい気持ちです。ポスタービジュアルとかを出すたびに、好意的な反応を寄せてくださってそれがすごく嬉しくて。ホラー映画ファンの皆さんにも楽しんで、そして怖がってもらえるような作品を作りたいと思って臨んだので、今日はお手柔らかにお願いします」と挨拶。
主人公のホラー作家・鹿角南を演じる橋本は、自身の役どころについて「心霊現象や霊的存在に対して、霊感は強くないけど感じている立場の人だからこそ、敬意があるというか、肝試しみたいなことに、霊体に対して失礼なんじゃないかとすごく素敵な感性の持ち主で、そういうところにすごく共感しました」と寄り添い、「信じているけど理性的というか、日常の地続きとしてそういう世界があると過ごしている方が、自分自身もどんどん逃げられない状況に追い込まれていって、今までずっと客観視できていたいろんな現象に対して、ものすごく恐怖心を抱いてしまう役どころです」と説明し、「この映画もそういう存在になれば良いなと。見る前は皆さんも距離がありますけど、見終わった後に内側に入り込んで、逃げられなくなってしまえば良いなと思います。ごめんなさい、責任は負えないんですけど」と、微笑んだ。

撮影中に印象的な出来事を聞かれ、橋本は「ホラー映画の現場なので怖いことが起こるのかなと思っていたんですけど、初日に家のシーンで、1回照明が急にパパパパーってなりましたよね。めっちゃ見られてる!と思って、あの人を怒らせないようにしないとと思いながら撮影をしていました」と不可解な現象に見舞われたことを明かす。
すると武⽥監督から「中華料理屋のシーンで加⾨先生にお会いすることができて、ちょっとゾクゾクするなとか、色々お話を伺って……やっぱりちゃんとお祓いしておくべきなんだなと」と意味深な会話を繰り広げたそう。実際に撮影に入る前にお祓いを行ったようで、橋本から「すごい立派な神社でさせていただいて、そのお陰でそれぐらいで済んだのかもしれないですね」と言葉があった。

鹿角の旧友・矢口朝子を演じる石川は「愛ちゃんと初めての共演なんですけど、すごくチャーミングで可愛らしい女の子だと知れたことが一番嬉しいです!」と、橋本との共演に喜び、「中華料理屋さんのシーンで、夜ご飯にカレーのお弁当が出たんです。愛ちゃんと『どれにする?』って言ったら、愛ちゃんがエアーでスプーンで食べて味を想像していて、愛ちゃんぐらいの俳優さんになると、味を選ぶ時も俳優の力を使って想像力で選ぶんだ!とすごく感動して印象的です。その姿がすごい可愛らしくて」と橋本のチャーミングな一面を暴露。

矢口とともに廃墟へ肝試しに行く若尾木綿子を演じる久保田も「ファミレスのシーンが私の初日で、すごく緊張していたんですけど、愛さんすごく美味しそうにお菓子を食べていて『これすごい美味しいよ』『早くもらいに行った方がいい』って言って緊張をほぐしてくださいました」と、食にまつわる橋本とのエピソードを披露していた。

さらに、ゲストとして原作者の加⾨七海氏から映画の完成を記念して花束が贈られ、加⾨氏から「とても雰囲気のある映画になっていたと思います」と言葉をかけられると、橋本は「生みの親ですし、家門先生がどう思われているのかが一番気になるところなので、コメントで『そこまで怖くしなくても良いのに』とおっしゃってくださったのが嬉しくて安心しました」と語った。
最後に、橋本から「この映画は珍しく山が主役の映画だと思っていて、山という大きな自然や見えないものの存在を感じながら、存分に楽しんでいただきつつ、なぜ山に“祝い”というどこかめでたい文字が意味付けがされているのか、謎解き的な要素もあるのかなと思っています。唯一無二の映画体験になりますようにと祈っております」とメッセージが送られた。










