5月に開催された第79回カンヌ国際映画祭「カンヌ・プレミア」部門で上映され、世界の観客から心のこもったスタンディングオベーションを受けるなど公開前から盛り上がりを見せていた本作がついに日本で公開初日を迎えた。
劇中で宮館は若手の家臣として村重に忠義を尽くす乾助三郎(いぬい・すけさぶろう)役を演じている。印象深いシーンを聞かれると合戦のシーンに言及。甲冑を着ながら歩くシーンなど撮影があった後のお昼休憩ではキャスト陣が甲冑のままごはんを食べていたそうで「僕からしてみたら絶景でこんな感じで皆さんは食べてらっしゃったのかなと思いながら、すごく貴重な経験ではありました」と当時の環境を知ることが出来た喜びを口にした。
また本作が『刀ではなく言葉で切り合っている』と評されていることにちなんで、言葉で切られたと感じるようなグッときた言葉を発表する場面もあった。
宮館は今回の作品を通して本木から「カメレオン俳優だよね」という言葉を貰ったという「僕そこで夢ができました。ぜひそうなれるように頑張る。これから色々な作品に出会ったりとか色々目にしていただけるタイミングでそのいただいた言葉の意味を確かめながら自分で道を切り開いていくって努力をさせていただこうかなとおめえました」と良いコメントをしていたにも関わらず最後の最後で噛んでコケてしまい会場は爆笑。その姿に吉高は「おめえましたって!ハッハッハ(笑)」と笑いが止まらない様子、本木は「コメディを演じたんだよ」と優しいフォローするも、吉高は「ころげまくってんじゃん(笑)」と笑いながら涙、宮館は照れた様子で笑顔をみせていた。

本作は史上初4大ミステリー大賞を制覇した米澤穂信の同名小説を映画化、メガホンをとるのはキャリア初の時代劇となる黒沢清監督。荒木村重が密室と化した“黒牢城”を舞台に巻き起こる怪事件を牢屋に囚われた黒田官兵衛と共に謎の解決に挑んでいく手に汗握る戦国系心理ミステリー。籠城中の“黒牢城”の城主・荒木村重を本木雅弘、危険な天才軍師・黒田官兵衛を菅田将暉が演じる。