©2026「白鳥とコウモリ」製作委員会

シリーズ累計発行部数195万部突破の東野ミステリーの新たなる最高傑作『白鳥とコウモリ』が、松村北斗と今田美桜のW主演により実写映画化し、9月4日(金)に全国公開となる。
善良な弁護士が殺害された事件。容疑者の自供により解決したかに思われたが、容疑者の息子・和真(松村北斗)と、被害者の娘・美令(今田美桜)は、互いの父に違和感を抱き、出会ってはいけない立場でありながら共に事件の真相を追い始める。東野圭吾ミステリーの新たな最高傑作を岸善幸監督×脚本・向井康介で映画化した本作より、“禁断のバディ”誕生の瞬間に迫る現場レポートが到着した。

本作の撮影は、2025年12月から2026年1月にかけて約2カ月間にわたり行われ、12月24日には、都内の喫茶店にて、和真と美令が互いの父親との思い出を語る重要なシーンを撮影。本作が初共演となる松村と今田が、向かい合ってセリフを交わすのはこの日が初めてとなった。本番前の段取りでは、今田から「目線をどこに向けるか」、松村からは「この時点でどこまで情報を知っているのか」といった具体的な質問が岸監督に投げかけられ、一つひとつ丁寧に認識をすり合わせていく。テストを重ねるごとに、ふたりの芝居からは“セリフらしさ”が削がれ、父を失った者、父が容疑者となった者としての喪失や憔悴が、静かに、しかし確かな熱をもって立ち上がっていった。なかでも印象的だったのは、岸監督の演出を受けた松村が、感極まるタイミングを早めた瞬間。フラットな芝居のなかに、不意に言葉に詰まる繊細な揺らぎが加わり、観る者の感情を揺さぶるシーンへと昇華。岸監督もそのテイクに即座にOKを出し、作品の深い余韻を予感させる一夜となった。

©2026「白鳥とコウモリ」製作委員会

年明けには、隅田川で和真と美令が出会うシーンを撮影。亡き父が最後に立ち寄った場所を訪れた美令が、偶然出会った和真を呼び止める、物語が大きく動き出す重要な場面だ。ここでは、美令の芯の強さをにじませる今田のまなざしと、彼女の言葉を受け止める松村の繊細な“受け”の芝居が重なり、禁断のバディが結成される瞬間を鮮やかに体現。ふたりの距離感や視線の動き、日光や影の入り方に至るまで、岸監督とスタッフ陣が細やかに調整を重ねながら、緊張感のあるシーンが作り上げられていった。

撮影終盤には、愛知県常滑市でのロケを敢行。和真と美令が手がかりを求めて常滑市内を訪ね歩くシーンでは、岸監督ならではのアプローチとして、実際に現地で暮らす人々が出演。ドキュメンタリー出身の岸監督らしく、その土地に流れる空気や、そこに生きる人々の自然な存在感を物語に刻み込んだ。演技経験のない市民たちの佇まいに、松村と今田が思わず「すごい……」と目を丸くする一幕もあったという。うどん屋でふたりが食事をするシーンでは、段取りのなかで「和真が美令に割りばしを渡す」という動きに、呆然とする彼女を気遣うワンアクションが加えられるなど、和真と美令の結束を感じさせる細やかな演出も。ミステリーとしての緊張感の中に、傷ついた者同士が少しずつ心を通わせていく繊細な人間ドラマが息づいている。
約2カ月に及ぶ撮影は、愛知ロケの最終日に松村と今田が万感のクランクアップを迎え、無事に完走。解決したはずの殺人事件の先に隠された真実、そして容疑者の息子と被害者の娘という決して交わるはずのないふたりが辿り着く結末とは――。東野圭吾ミステリーの新たなる最高傑作を、岸善幸監督が繊細かつ重厚に映し出す映画『白鳥とコウモリ』に、ぜひご期待いただきたい。

©2026「白鳥とコウモリ」製作委員会

また、今回あわせて解禁となるメイキング写真では、岸善幸監督と松村、今田が撮影現場で言葉を交わす様子など、“禁断のバディ”が形作られていく現場の空気を切り取った貴重なカットが収められている。さらに、隅田川で和真と美令が向き合うシーンの撮影風景も収められており、物語が大きく動き出す重要場面の舞台裏を垣間見ることができる。

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