子どもの頃の学校の記憶や、日々の買い物で感じる変化、世代ごとの価値観・・・。こうした経験や実感から思い浮かべる世の中の姿は、今の実態と合っているのか?池上がさまざまなデータを紹介し、その背景にある社会の変化や仕組みをひも解く。
スタジオには、北斗晶、井戸田潤、カズレーザー、松井ケムリ(令和ロマン)、大園玲、小田倉麗奈(ともに櫻坂46)が登場。出演者自身の体験や実感も交えながら、身近な暮らしから政治・経済、世界情勢まで、今の日本や世界を見ていく。

子どもの頃に通った習い事や、楽しみにしていた学校給食。その頃の記憶と、今の子どもたちの毎日を比べる。例えば、小学生の習い事で人気なのは「英会話」?それとも「プログラミング」? 池上は、預かり保育と組み合わせた英語学童や、ゲームをしながら英語で会話する教室など、多様になった学び方を紹介する。話題が出演者自身の習い事に及ぶと、小田倉は、バイオリン、ゴルフ、水泳、英語、塾、新体操、乗馬と、さまざまな経験を明かす。

大人の記憶との違いは、毎日の給食にも。今、主食として多いのは「お米」?それとも「パン」? 現在はお米の方が多く、自身の小学生時代を聞かれた井戸田は、当時はほぼパンで、高学年になってご飯が出た時には驚いたと振り返る。池上は、主食の変化には国の政策も関わっていると解説。戦後のパンの普及にはアメリカの小麦政策、米飯給食の導入にはコメの消費を促す狙いがあったことや、最近はパンを納める業者が減っていることも説明する。

子どもたちの毎日を支える環境にも目を向け、学校では、いじめなどへの対応を支える弁護士「スクールロイヤー」を紹介。学校や教育委員会への助言、保護者との面談への同席など、その役割を池上が説明する。学校に入る前の子育てを支える保育所では、待機児童の増減が話題に。松井ケムリは、1歳の子どもを預けられていない経験から、増えていると予想する。池上は、全国の増加を押し上げているのは東京都だと解説。保育料の無償化で利用希望者が増えた東京と、それ以外の道府県全体の動きの違いから、数字の背景を見ていく。

子どもや若者が夢中になっているというイメージのあるスマホゲームも、世代ごとの実態を見ると意外な姿が。月1回以上遊ぶ人のうち、毎日スマホゲームをする割合が高いのは「20代」?それとも「60代」? 大園は、毎日ログインすることが習慣になっているのでは、と20代を選ぶ。一方、小田倉は、若い人にはパソコンでゲームをする人が多い印象があるといい、散歩で歩いた分が反映されるスマホゲームを続ける人がいるのでは、と60代を予想。池上は調査結果をひも解き、若者のスマホゲーム離れの背景に、課金の負担があることも説明する。

課金に使われるお金を、日本全体の年間総額で見ると、定額制動画配信サービスの売り上げを上回っている。一方、子どもが親のスマホやクレジットカードを使い、高額な課金をしてしまう問題も。池上は、年齢に応じて課金額の上限を設けるなど、運営会社の対策を紹介する。息子たちのゲームの使い方を聞かれた北斗は、自身が庭を作るゲームで課金した経験を告白。庭を立派にしたくなり、お金を使ってしまったといい、池上は、大人の場合は年齢による上限がないことにも触れ、使いすぎへの注意を促す。
ゲームだけでなく、スマホやタブレットは読書を楽しむ道具にもなっている。今、売り上げが多いのは「電子書籍」?それとも「紙の本」?カズレーザーは、漫画の電子化やまとめ買いセールに注目し、電子書籍が多いと予想。池上は、漫画だけを比べた場合と、本全体で比べた場合の違いにも注目し、紙の本が支持される理由として、書き込みができることや、人に貸したり贈ったりできることを挙げ、読む以外にもある本の使い方を紹介する。

仕事への向き合い方には、世代ごとの事情があり、20代と40代を比べると、今の会社で出世したくないと答える割合が多いのは40代。池上は、昇進に伴うプレッシャーやストレス、管理職の仕事に魅力を感じられないことなどを説明する。起業する人の年代を見ると、最も多いのは40代で、次が50代。この背景には、副業や兼業を認める企業が増え、会社に勤めながら新たな会社をつくりやすくなったことがあると解説。
価値観の変化という点では、恋愛や結婚をめぐる考え方も気になるところ。婚活中の人が望む初デート代の支払いは、「割り勘」?それとも「男性が払う」?小田倉は、婚活では貸し借りのようなものをつくらない方がよい場合もあると考え、割り勘が多いのではと予想。出演者自身の理想に話題が移ると、大園は、食べることが好きなので、相手より自分が多く食べた場合は割り勘でもよいという考えを明かす。調査には、支払い方が相手への好感度にも関わるという回答も。池上は、初デート代をめぐる今の考え方を解説する。

買い物で使うお金に目を向けると、支払い方を選び直す動きもある。キャッシュレス決済から現金払いに戻る人がいる理由を聞かれた松井は、思っているより使いすぎてしまうことがあり、手元からお金が減る感覚を大切にしたいのでは、と考える。池上は、家計管理のために現金を選ぶ人がいることに加え、店側が負担する決済手数料も解説。仕入れ値が上がる中、手数料をなくして商品の値上げを抑えたいと、現金のみの営業を選ぶお店もあると紹介する。

日々の支出を意識する一方、ニュースで株価の上昇を聞いても、景気のよさを感じにくいことはないでしょうか。池上は、この数字と実感の違いを、日経平均株価の計算方法から解説する。主要225銘柄をもとにした指標で、一部の銘柄が大きく上がれば、ほかが下がっていても平均は上昇することがあり、株価の上昇が、すべての企業の好調さを示すとは限らないのだ。
人手不足にも、数字だけでは見えにくい企業の事情がある。正社員が足りないと答えた企業の割合が高いのは「金融業」?それとも「建設業」?現場で多くの人が働く建設業と、窓口業務の自動化が進む金融業では、必要とされる人材にも違いがある。池上は、金融業では金利のある経済への変化を受け、新たな事業を展開するための専門人材が求められていると解説。自動化の進み方だけでは分からない、仕事の中身にも目を向ける。

暮らしに関わる経済の動きとともに、家計の負担を軽くする政策も取り上げる。池上は、食料品の消費税率引き下げを一時的な措置とし、その後に「所得連動給付」を導入しようとする政府の構想を説明。税負担の軽減と、所得に応じた給付をつなぐ狙いを解説する。当面の負担軽減に加え、将来の産業への投資にも注目。重点的に資金を投じる分野にアニメやゲームが含まれていることも紹介する。

日本の政治や経済は、海外の動きとも深く関わっています。国同士の関係を知るため、日本、アメリカ、インド、オーストラリアによる協力の枠組み「QUAD」を解説。中でも、人口が多く経済成長が著しいインドに、世界の大国が注目していると池上が説明。日本やアメリカと協力しながら、ロシアとも関係を保つ、インド独自の外交路線にも触れる。
各国の協力関係に加え、長期化する紛争にも目を向けます。ウクライナ情勢では、ウクライナとロシアがドローンによる攻撃を続け、消耗戦になっている状況を池上が解説。イラン情勢では、原油の輸送ルートにも注目。池上が地図を使い、日本の暮らしとの関わりを解説する。
原油や物価の問題が暮らしに関わるのは、アメリカも同じ。池上は、物価高に対する国民の不満にも触れながら、11月の中間選挙を解説。4年に1度の大統領選挙の中間に行われ、連邦議会の上院議員の3分の1と、下院議員全員を選ぶ選挙。政権に不満を持つ人が野党の議員に投票することもあるため、政権の「通信簿」と呼ばれる。大統領の所属政党と議会の多数派が異なる「ねじれ」が生じれば、政策の実現にも変化が。大統領令を出す権限があっても、予算を決めるのは議会であることから、トランプ大統領の政策が進みにくくなる可能性を池上が説明する。
自分の経験から考えた答えと、データが示す世の中の姿の違いの背景を知ることで、身近な暮らしも、日々のニュースも、少し違って見えてくるかもしれない。