1937年のロンドン初演以来、国内外で愛され続ける傑作ロマンティックコメディである本作は、名門貴族の跡継ぎとなった下町育ちの青年ビル(三浦宏規)の成長と、恋人サリー(上白石萌音)との一途な愛を、軽快なタップとテンポの良い音楽で描く。東宝製作版として本作が上演されるのは、およそ17年ぶり。新たに演出に挑むのは、『王様と私』をはじめとした数多くのミュージカルを手掛けてきた小林香。

三浦と上白石は、2022年世界初演の舞台『千と千尋の神隠し』初演からハク役、千尋役として共演。再共演を果たし、お互いの魅力について問われると、三浦は上白石について「僕なんかが語るに及ばないくらい魅力的な人です。人前に出ている姿の素晴らしさは皆様もよくご存知だと思いますが、稽古場や裏での居方が本当にすごくて、同年代で一番尊敬している俳優です。知性も品格もチャーミングさもあって、奇跡みたいな人だなといつも見ています。近くで見ていても本当に非の打ち所がない」とベタ褒め。一方の上白石も「すごく柔軟性がある人だなと思います。お芝居をしていて周りをよく見ていて、全部をキャッチして皆にシェアしてくれる。舞台上にいてくれるだけで安心感があって、稽古場から甘えまくっています」と絶大な信頼を寄せ、リスペクト溢れる言葉が飛び交った。

観客やファンから長年愛され続けている本作で、1番好きなシーンやナンバーについて問われ、三浦は「やっぱり『ランベス・ウォーク』ですね。お客様と一体となって、ランベスの色に染めていく1幕のラストは見ていて本当にスカッとします」と答え、上白石は「やっぱり『ミー&マイガール』のナンバーです。お稽古でテーブルの上で踊ったり、踊らなかったりしちゃった時、『今ミーマイをやってるんだ!』と大興奮しました。あと自分は出ないのですが、2幕頭のシーンも大好きで出演したいくらいです(笑)」と、作品への愛を募らせる。

稽古場の様子を聞かれると、「想像以上に過酷な運動量」であることが発覚。三浦が「今までのイメージ以上に、今回の2026年版は全員が凄まじく運動しています!」と吐露。かつて宝塚歌劇団月組トップスター時代にビル役を演じた瀬奈じゅんに対し、三浦へのアドバイスを求められる場面もあり、瀬奈が「稽古場で汗だくになっている彼を見て『そうだった、真下を向いた瞬間にまつ毛がポロっと落ちるくらい汗をかくんだ』と思い出しました(笑)。でも三浦くんにすごくピッタリで楽しみです」と微笑むと、三浦は「本当にどうしたらいいですか……!何かあったらご教授いただこうと思っています」と尊敬の眼差しを向けた。瀬奈は「やるしかない!応援してるよ。己で頑張れ!」と力強いエールが送られると、三浦は「本当に心強いです。困った時には、己で頑張れと言われても教えてください!って聞きに行こうと思っています」と、信頼を寄せていた。

また、前回のビル役でもあり、上白石の相手役を自認している井上芳雄へ共演を報告したようで、上白石から「芳雄さんと宏規君が一緒に出ている舞台を観に行った時に、『ミー&マイガール』をやらせていただきます、というご挨拶をさせていただきました。『おう、頑張れよ』って」と反応が明かされると、三浦も「苦い顔してたよね」と振り返った。