本作は茅原クレセのデビュー作でもある同名人気漫画を実写ドラマ化したサクセスエンターテインメント。鳥取県の歓楽街・朝日町、通称“ヒマチ”を舞台に、歌舞伎町の元No.1キャバ嬢・一条アヤネが、キャストではなく“黒服”として日本一のキャバクラ店の経営を目指す姿を描く。永野芽郁が主演を務めており、本作で初めてプロデューサーとしても参加している。
第39回東京国際映画祭の「特別上映」部門に公式出品された本作。この日は世界初となるワールドプレミア上映が行われ、上映後の舞台挨拶にキャスト・スタッフが登場した。上映を終えた心境を聞かれた永野は「とっても嬉しいです」と喜びをあらわに。「今回はいつもの俳優部としてだけではなくて初めから作品に携わらせていただいて、いつもとはまた違う角度で思い入れ強くやってきた作品なのでそれがこうして見ていただけて皆さんの見終わった後のお顔を拝見できてとても嬉しい気持ちと頑張ってよかったって気持ちとでいっぱいです」と笑顔をみせた。
前日に行われた東京国際映画祭のレッドカーペットについては「雨の中のレッドカーペットを歩いたのは多分初めてだったのでいつもとはまた雰囲気が違かった」と振り返り「来てくださった皆さんがカッパを着て、それでもすごく一生懸命手振ってくださったり声をかけてくださって嬉しかったんですけど、風邪ひかないかなってすごい心配しながら歩いてました」とファンを気遣った。一方、伊藤は「サインを書かせていただいてる時も色紙がぐちゃぐちゃで何も書けないみたいなことがあったりとかも」と雨ならではのハプニングを明かしつつも「逆に雨が距離を縮めてくれた」と前向きに捉えていた。

初めてプロデューサーとして作品作りに参加した感想を尋ねられた永野は「本当に大変なんだなって。作品1つが作られるまでにこれだけの皆さんの知恵と時間と思いがあるんだなって改めて自分が参加することによってもっと近くに感じられた」と実感を口にする。続けて「すごく勉強にもなりましたし、スタッフの皆さんに改めていつも本当にありがとうって気持ちでやってました」と感謝を伝えた。制作過程では「いっちょまえに『こうじゃないですか?』とか言ってみたりして(笑)」とアイデアも出していたそうで、久保田プロデューサーも「違う角度からアイデアがいっぱい出てくるのはすごい新鮮でしたし素敵でしたよ」と評価。永野が「一生懸命言葉ひねり出してません?」とツッコむなど和やかな掛け合いも見られた。
出演のオファーを受けた際には「原作がただただ面白かった。これだけ面白くて泣けて、見終わった後にきっと見る人によってはいろんな思いになるんだろうなって原作に出れたことがまず嬉しくかった」と率直な思いを口にする。その後、取材の場でプロデュースの話が持ち上がり「その日1回持ち帰って考えたんですけどこれだけ素敵な作品に初めてプロデュースとして携われるならこんな嬉しいことはないな光栄なことはないなと思ってすぐにやらせてくださいって決まりました」と明かした。
自身が演じる一条アヤネの魅力については「一言で説明するのが難しいほどに魅力を持った人物」と表現。「必ず誰かに対して何かを話す時に相手のことを考えていつも言葉を紡ぐ人」と語り、「そこは演じていながら尊敬もしましたし、こういう人でありたいなと思いながらやってました」と役柄への思いを述べた。
さらに第2話以降の見どころを聞かれた永野は今後の展開について「本当にたくさんの素敵なゲストの方がかわるがわる来てくださってそのたびに現場はすごく盛り上がっていたので見てくださった皆さんも『あ!これ!』ってなると思います」と期待を寄せた。

また久保田プロデューサーは編集段階で永野から「アヤネ、いらなくない?」と自身の出演シーンについて意見があったことを明かし、「プロデューサー目線の時と出演演者目線の時って切り分けて見てるんだなと思ってそれはすごい驚きましたね」と感心。すると伊藤が「おれはもうなんでも使ってくれって(笑)」と冗談を飛ばし、永野は「あ、そうだったの。ごめんね。もっとちゃんと入れたらよかった、なんかメイキングとか…」とメイキング映像での使用を提案すると、伊藤は「誰がメイキング俳優だ!」と息の合ったやり取りを繰り広げて会場を笑わせた。
最後に永野は「今日はお昼の時間帯なのにこうしてお越しくださって本当にありがとうございます」と感謝し、「現場で、スタッフ、キャストみんなでより良いものを作ろうと一生懸命作りましたのでこうして皆さんに1話見ていただいて面白かったらぜひコメントなどで広めていただけたらとても嬉しいです」と呼びかけていた。
第39回東京国際映画祭は『CONNECT―映画が繋ぐ、その先の世界』をテーマに10月26日(月)~11月4日(水)の10日間、会場は日比谷・有楽町・丸の内・銀座エリアで開催している。