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イギリスの詩人・作家のA.F.ハロルドによる感動作「The Imaginary」を原作とし、誰にも見えない少年・ラジャーを主人公に、想像から生まれたイマジナリーフレンドたちによる現実と想像が交錯する世界で繰り広げられる大冒険を、スタジオポノックの圧倒的なアニメーションで描いた超大作が今年の冬誕生する。

本作では人間が生み出したイマジナリの世界で個性豊かなキャラクターたちが大活躍。大勢のイマジナリたちにベテランの声優陣が息を吹き込み、映画を更に盛り上げる。

イマジナリの世界で圧倒的な存在感を放つ、巨大なピンクのカバのイマジナリ・小雪ちゃん役に、『くまのプーさん』のプーさん役で活躍する声優のかぬか光明。小雪ちゃんと仲良しで骨の姿をしたイマジナリ・骨っこガリガリ役にお茶の間で大人気の『忍たま乱太郎』のしんべヱ役や『クレヨンしんちゃん』のマサオ役でお馴染みの一龍齋貞友。そして、ラジャーが一番最初に出会うロボットのイマジナリ、ドロン役に大人気キャラクター・ピカチュウの声でお馴染みの声優・大谷育江が演じる。

さらには、スタジオジブリ長編アニメーション『アーヤと魔女』で、声優初挑戦にして主人公・アーヤ役を演じきった俳優の平澤宏々路がヒロイン・アマンダの同級生役で登場し、『コタローは1人暮らし』のコタロー役で注目を浴びた川原瑛都が、ラジャーたちが出会う少年・ジョンくん役として本作で活躍する。
彼らが生み出すイマジナリたちにも期待したい。

『屋根裏のラジャー』は12月15日(金)に日本公開となる。

【一龍齋貞友/骨っこガリガリ役(ガイコツのイマジナリ)】
オファーを受けたとき、「骨っこガリガリは人間じゃないんです」と説明があったのですが、「人間じゃないほうが得意なんです」とお返事しました(笑)。映画ではそれぞれのキャラクターが生き生きと表現されており、表情もリアルで、ナチュラル。見てくださる方の心に染み入るように、たくさんの思いが込められていると感じました。この作品に関わらせていただいたことがとても光栄なことだと思っております。

【かぬか光明/小雪ちゃん 役(ピンクのカバのイマジナリ)】
小雪ちゃんはピンクの見た目と中身も相まって可愛いキャラクターです。アフレコ時に監督、ディレクター、プロデューサーとキャラクターの方向性が定まるまで何度も試行錯誤をしましたが、自分の中の最大限の「可愛い」を表現しました。ここまで「可愛い」に特化したキャラクターを演じるのはある意味勇気が必要でしたが、とても楽しく挑戦させていただきました。

【大谷育江/ドロン 役(ロボットのイマジナリ)】
百瀬監督の作品の世界観がとても温かくて、ファンタジーなのにちょっとリアルでドキュメンタリーみたいな部分もあって、その世界に入れてもらえたのは、本当に嬉しい限りでした。
演じたドロンは、古き良き時代の象徴みたいで、姿を見て懐かしい。その物悲しいフォルムも含めて愛おしいキャラでした。躍動する絵がとにかく凄くて、楽しい怖い嬉しい切ない。観終わった後の余韻もぜひお楽しみいただきたいです。

【平澤宏々路/ジュリア 役(アマンダの学校の友だち)】
声のお仕事はまたやりたいと思っていたので、今回参加させて頂けてとても嬉しかったです。気持ちを真っ直ぐ言うだけでなく、より気持ちが前面に出ているような感じで演じようと気負わない形でジュリアを演じました。自分の意見をはっきり言えるジュリアの生き生きとした姿を、みなさんに楽しんでいただけたら嬉しく思います。

【川原瑛都/ジョン 役(アマンダの学校の友だち)】
僕が演じたジョン君は、普段は大人しくて優しそうだけど、想像(イマジナリ)の世界では勇敢でたよりになるカッコイイ子だと思います。ジョンくんと僕は「宇宙が大好き」という共通点があったので、すごく嬉しかったしアフレコの収録も楽しかったです。

<STORY>
彼の名はラジャー。
世界の誰にも、その姿は見えない。
なぜなら、ラジャーは愛をなくした少女の想像の友だち―イマジナリ-。

しかし、イマジナリには運命があった。
人間に忘れられると、消えていく。
失意のラジャーがたどり着いたのは、かつて人間に忘れさられた想像たちが
身を寄せ合って暮らす「イマジナリの町」だった――。