2021年本屋大賞ノミネートの深緑野分による人気小説を原作とする劇場アニメーション『この本を盗む者は』は、2人の少女が“本の世界”を駆け巡る謎解き冒険ファンタジー。『ラディアン』『神クズ☆アイドル』などを手掛けてきた実力派・福岡大生が監督を務める。キャラクターデザイン・作画監督には、『彼方のアストラ』『クズの本懐』の黒澤桂子が参加。脚本は、『かぐや様は告らせたい』『地縛少年花子くん』の中西やすひろ、音楽は、日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞し、実写からアニメまで多くの名作を手掛ける大島ミチルが担当。そんな実力派スタッフ陣が集結し、『暗殺教室』『地縛少年花子くん』のアニメーションプロデューサー・比嘉勇二が設立した新進気鋭の制作スタジオ「かごかん」(株式会社かごめかんぱにー)が満を持して送り出す。

本作の主人公である本嫌いの少女・御倉深冬役を務めるのは、NHK連続テレビ小説『虎に翼』の怪演で注目を呼び、今回が映画初主演&声優初挑戦となる片岡凜。深冬を本の世界へ誘う謎の少女・真白は、同じく声優初挑戦となる田牧そらが演じる。この度、声優に初めて挑戦した二人よりメッセージも到着した。

【主演:片岡 凜(御倉深冬役) コメント】
声優のお仕事は今回初めてさせていただいたのですが、普段のカメラ前でのお芝居よりも大きくリアクションをしてお客様に届けることがまた新鮮で楽しかったです。自分が実際に発している声と人に聞こえる声は若干違うので、収録時は表現したいものや伝えたいことが更に良く伝わるトーンを、常に探すことを意識していました。
普段から私も本をよく読むので、主人公が本の世界に実際に入り込むという物語に惹き込まれました。色鮮やかな世界やキャラクター達の出会い。様々なものに出会える素敵な作品です。ぜひご覧ください。

【田牧そら(真白役) コメント】
真白役を演じます、田牧そらです。
真白は可愛らしさとかっこよさを併せ持つ、とても魅力的な女の子です。
深緑先生をはじめ多くの方々に大切にされている真白の声を任せていただき、本当に幸せに思います。
声優は初挑戦の私ですが、そんな真白の持つ輝きを、少しでも皆さんに感じていただけるように精一杯演じました。
劇場版アニメでは、壮大な物語に美しい映像、そして心地よい音が重なり合って、きっとこの作品の世界観をより鮮やかに映し出してくれているはずです。
少し不思議で、心がときめく世界を、ぜひ劇場で体感していただけたら幸いです。

そして、深冬の叔母・御倉ひるね役に東山奈央、父・御倉あゆむ役に諏訪部順一、風来坊を名乗る女性・与謝野蛍子役に伊藤静、書店員の大学生・春田貴文役に土屋神葉、祖母・御倉たまき役に朴璐美と、数々の作品で活躍する実力派キャストが、脇を固める。

また、本作の主題歌はYUKIが担当することが決定。2024年6月リリースのアルバム以来、約1年半ぶりの新曲となる「Share」が本作の世界観に彩りを添える。

【主題歌:YUKI コメント】
本を読むと、その世界に入り込んで出られない感覚になります。続きが気になり、またあの世界に戻りたくなるのです。主題歌のお話をいただいて本作を読み進めながら、深冬と真白と、読長町の皆とともに壮大な冒険をしました。現実逃避という言葉がありますが、音楽を聴くことも読書体験に似ていると思います。人と人とは、100%分かり合えることはなくとも、交差する一筋の光を分かち合うことで友達になるのではないかなという希望を込めて「Share」を作りました。音楽に没入する冒険を、この歌でシェアできたら嬉しいです。ぜひ映画館で聴いてください。

この度、町を飲み込む“ブックカース(本の呪い)”の世界を旅する深冬(片岡凜)と真白(田牧そら)の姿を捉えたメインビジュアルと本予告映像が解禁。本予告の映像には、この度、声優に初挑戦した片岡凜、田牧そらが演じるキャラクターボイスも初お披露目となる。