
日本の現代社会においてアイドルは、華やかな魅力で時に大きな熱狂を生み出す存在でありながら、その裏側で人間としての本能や感情をルールで縛られる矛盾を抱えている。本作はアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンター山岡真衣(齊藤京子)が、「恋愛禁止ルール」を破ったことで裁判にかけられる物語を通じて、煌びやかなアイドル業界の裏側に潜む孤独や犠牲、そして個人が自己を取り戻すための闘いを、痛切なリアリティと繊細な人間描写で描き出す。
カンヌに続き、既に釜山国際映画祭など10以上の映画祭へ出品が決定している『恋愛裁判』。先日、第38回東京国際映画祭【ガラ・セレクション部門】へ正式出品され、ジャパンプレミアを実施すると、日本で初めて本作を鑑賞した観客から「色々と考えさせられる作品」「『推し』がいる人は絶対観るべき」「アイドル描写のリアリティが半端じゃない」などの声が寄せられている。

そしてこの度、SNS発のシンガー・yamaが映画のために書き下ろした「Dawn」が主題歌に決定!2020年4月にリリースした自身初のオリジナル楽曲「春を告げる」がMV再生回数1億回、ストリーミングの累計再生回数3億回を突破するなど、現在の音楽シーンを象徴するyama。楽曲についてyamaは「自分が選んだことを後悔しないと誓っても、人は欲望や期待に目が眩んで自分を見失ってしまうこともある。それもまた人間らしさであるともいえるのかもしれない。理想とは違う自分だったとしても、その弱点すらもいつか愛せるように、許せるように。そう願いを込めて歌っています。」とコメント。まさに子供のころからの夢だった“アイドル”となるも、「恋愛禁止」の掟と人間としての本能や感情の間で葛藤する主人公・真衣(齊藤京子)に寄り添うような楽曲が深い余韻を響かせ、心を揺さぶる。「Dawn」は、2026年1月21日(水)に配信リリースされることも決定している。
<yama コメント>
自分が選んだことを後悔しないと誓っても、人は欲望や期待に目が眩んで自分を見失ってしまうこともある。そして、次第に理想の自分から離れていくことへの葛藤と足掻きが生まれる。それもまた人間らしさであるともいえるのかもしれない。夢とアイデンティティの狭間で揺れ動きつつ、理想とは違う自分だったとしても、その弱点すらもいつか愛せるように、許せるように。そう願いを込めて歌っています。
主題歌「Dawn」、映画とともにお楽しみいただければ幸いです。
さらに主題歌をのせたセンセーショナルな最新映像(本予告・30秒予告)が解禁!この度解禁された最新映像は、主人公の山岡真衣(齊藤京子)が裁判官に「アイドルには清廉性が求められる、そういう仕事だとわかっていたはずですよね?」と問いかけられるシーンから始まる。劇中アイドル【ハッピー☆ファンファーレ】のセンターとして、生き生きとパフォーマンスを披露する真衣、そしてアイドル達の輝く笑顔。しかしステージから降りると、「夜更かし禁止」「外での飲み会・アルコール禁止」「SNSは24時まで」と野心的なマネージャーから課せられる数々の規律や所属事務所からの期待、メンバーとの衝突までもが描かれており、アイドルの華やかな表面だけでなく、その裏側に潜む現実も露わになる。そして、自信に満ちた間山敬(倉悠貴)に惹かれ、恋に落ちた真衣は、ある事件をきっかけに衝動的な行動をとり、ルールを破ったことで「恋愛禁止条項違反」で所属事務所から裁判にかけられる。そこで問われるアイドルの恋愛の是非、目には見えない「心」を縛るルールと、個人の感情が交錯する法廷で、誰もが自分自身の価値観を問われる――。儚さのなかに強さが滲むyamaの主題歌にのせ、観る者の心に問いかける緊迫感溢れる映像に仕上がっている。






