大スクリーンで上映される本編に合わせて舞台上のフルオーケストラがシンクロして音楽を生演奏するシネマコンサート。最新作『キングダム 魂の決戦』の公開を記念して実施された本公演は、優秀音楽賞を含むアカデミー賞優秀賞9部門を受賞した第一作『キングダム』を東京フィルハーモニー交響楽団による壮大な生演奏と大迫力の本編で一緒に堪能することができる。
シネマコンサートの皮切りとなる東京公演に本シリーズの第一作から出演する主人公・信(しん)役の山﨑賢人と河了貂(かりょうてん)役の橋本環奈がサプライズで登場。MCの呼び込みで2人が姿を見せると何も聞かされていなかった約5000人の観客からは大歓声が沸き起こる。山﨑は「記念すべきキングダムの1作目をなんとオーケストラの方々が生演奏っていうこんな特別な日にこれて嬉しく思います」とにこやかにあいさつ、橋本も「10代の時に撮影した第1作だったので7年も経っててそれだけ久しぶりにやるのにシネマコンサートでこれだけ満員のお客さんが集まっていただけてすごく嬉しく思います」と長年愛されていることを実感した様子で微笑んだ。

シリーズ初のシネマコンサートで1作目が上映されるということで山﨑は「この1作目から始まったんでもうかなり思い入れがありますね」としみじみ、「日本映画界に今まで見たことないようなとてつもない作品を作るぞって気合い100パーセント以上でやってた」と当時を振り返る。撮影では中国など様々な場所でロケを行ったそうで橋本は「とにかく全国行って寒かったり暑かったり」と回想。続けて洞窟でのシーンに触れ「寒かったです。薄着だし。今は鎧とか色々ついてますけどこの時本当に布切れみたいな感じ」と明かして会場を笑わせた。
さらに当時について佐藤信介監督が「真面目な話やってるんですけれども、皆さんはすごい和気あいあいというか、きゃきゃって感じで学生のクラスみたいな」と現場の雰囲気を表現すると、橋本は「主に信(山﨑)と嬴政(吉沢亮)です。学生というか中学生男子2人」と笑いが絶えない現場だったことをぶっちゃけ。その表現に山﨑は「中学生男子でしたね~今もだし(笑)」と納得した様子で「吉沢亮さんすごい仲良くて一緒に楽しく熱く撮影できて嬉しかったですね。今までキングダムまでにも何作か共演してたんですけど、がっつり2人で色々話したの1作目が初めてだったんで思い出ありますね」と吉沢との友情を語った。

信(山﨑)、河了貂(橋本)、嬴政(吉沢亮)という3人の絆について聞かれると山﨑は「この前、亮が言ってて面白かったのは『この3人のシーンとか実家に帰ってきた感がある』みたいな(笑)」と吉沢の発言を明かす。「リラックスしながらすごい楽しい。それは一緒に大変なところも一緒に乗り越えてきたからこそ帰ってきた感じがあるんだなって感じましたし、そういう場所があるのはすごい素敵なことだなと思うので嬉しいですよね」と顔をほころばせた。また実家ということで3人の関係性を家族で表現するならとMCに聞かれると橋本は「私ですか?お母さんでしょうね」と言い切って笑わせ、山﨑は「お母さんまたは姉貴かな〜、年齢で言ったら妹かもしれないけど姉貴かな、頼もしいんで」と橋本への信頼を明かした。
最後に改めて『キングダム』という作品について聞かれた山﨑は「いつまでも熱みたいなのを忘れかけそうになっても思い出させてくれるし、自分にずっと火をつけてくれる存在ですね」と作品に対する熱い想いを語っていた。
イベントにはシリーズすべてでメガホンをとった佐藤信介監督とシリーズすべてで音楽を担当したやまだ豊も登壇した。