
今回解禁となるのは、仕事モードは戦闘態勢、恋人の前では本音がダダ漏れ!映画配給会社の宣伝プロデューサーとして働く沙都子(有村架純)の、リアルすぎる“オンとオフ”を捉えた本編映像。
映像は、新作韓国映画の宣伝会議からスタート。「野球や映画が好きなシニア層は活かしつつ、配信ドラマをよく見る若い層にも」と、作品の届け方をプレゼンする沙都子。しかし、後輩スタッフ(中井友望)から「なんか普通になっちゃった」「わざとダサくしてるっていうか」と反対意見が飛び出した瞬間、会議室の空気は一変!
「わざわざ難しい映画にする必要がどこに?」「このコピーで本当に目標の額に届くと思う?」
周囲が凍りつくのも構わず、容赦のない正論を叩き込む沙都子。作品を世に届けるためなら、嫌われることさえ恐れない――。仕事に一切の妥協を許さない、彼女の“戦闘モード”が炸裂する。
ところが、不倫関係もすっかり倦怠期となった6年目、村本(オダギリジョー)とのおでんデートでは、まさかの“真逆の発言”が飛び出す。自らバッサリと切り捨てたはずの方針のビジュアルを前に、「絶対こっちの方がいいんだよ」「だって監督、キム・ヘジョンだよ?」と徐々に強い口調で声を荒げる。そんな沙都子の本音に村本が「好きにやったら?」と優しく返すと、「好きにやったらどうなるの?それで給料出る?」「私はね、誰も観にこなくて、何もないことになるのが嫌なの」と即答。仕事では決して見せない、不安や焦り、そして“映画を届けたい”という切実な思いが、恋人の前では堰を切ったようにあふれ出す。
映画を観てもらうために、誰に届けるのか、何を伝えるのか、どんな言葉を選ぶのか。SNSで「ダサい」と一刀両断されてしまうポスターの裏側には、実はこうした映画宣伝マンたちの“答えのない会議”が積み重なっている。
本作では、そんな映画宣伝のリアルを徹底追求。クランクイン前には、沖田修一監督と演出部、更にプロデューサーがハピネット・ファントムスタジオの宣伝会議に潜入取材を敢行。現場で交わされるリアルな言葉や、作品を世に送り出すまでの知られざる葛藤を吸い上げ、沖田監督ならではのこだわりとリアリティをもって本シーンを作り上げた。更に今回、劇中で沙都子が宣伝を担当する韓国映画『2万ウォンのプレイボール』の本国版/日本版ポスタービジュアルを、本作のメインビジュアルも手掛けている大島依提亜氏監修のもと、秋山怜美氏が担当。大島は「劇中に出てくる韓国映画のポスター写真のためだけに、わざわざロケハンをし、いかにも韓国映画に出てきそうな役者やシチュエーション、写真の色味まで寄せたりと、本気でふざける沖田監督の作品性に通底しているものを感じます。」と沖田組の細部への徹底した拘りを絶賛。秋山は実際のポスターデザインを振り返り、「普段は悩みながら進めていくデザインも、”あえて”表現をしていく過程はとても面白く、貴重な経験となりました。」と明かした。
そして本作について、数々のヒット作の宣伝・製作をも手がけてきたプロデューサーY氏、そして沖田監督作品の宣伝プロデューサーを務めたN氏から、映画宣伝の“あるある”が詰まったリアルすぎる応援コメントも到着!
Y氏は、「答えがない感が満載な職務において、どうにか地に足をつけて理路整然であろうとし、最後は、誰が何を言おうと、一人で決断をしなければならない」と、映画宣伝という仕事の知られざる孤独を吐露。さらに、「キャッチコピーの案を、繊細な言い回しの違いで100本ノックのように打ち続ける」と、地道かつ終わりの見えない作業にも言及。そして、「『さとこはいつも』は、そんな小さな局面の積み重ねが、やがて大きな渦と化していく、三人の女性の物語」と本作を評し、「人は言葉で生きている。その悩ましさと愛おしさを感じる、格別な体験をぜひ映画館で味わってください」とコメントを寄せている。
一方、N氏は“沖田監督作品を過去に宣伝させていただいた身”として、「絶対に採用されないコピー案の羅列、ポスター案を一度遠くから見てみる、とりあえずデザインのバランスを褒めてみる、やけに人数の多い会議、皆が宣プロの意向を気にして本音を言い切れない空気、そんな中で若手が率直な意見を出したら全否定されてしまう怖い感じ。独特の緊張感がリアルで、さらに胃が締め付けられました。(笑)」と本作の解像度の高さをストレートに明かす。作品については「これまで誰かが作った作品の魅力を届ける立場だった沙都子が、自分自身の物語を紡ぐために一歩踏み出していく姿がとても愛おしく、沖田監督の温かな眼差しが随所に感じられる素敵な作品」と太鼓判を押している。
本シーンを通して、映画宣伝という、普段はなかなか見ることのできない“舞台裏”を覗けば、いつも何気なく目にしている映画ポスターやキャッチコピーの見え方も、少し変わるかもしれない!?






