原作は、累計300万DLを突破した、たつもとみおの人気BLコミック。かつて“王子様”のように君臨していた男と、彼に従い続けた“しもべ”。社会的立場が逆転した2人の、10年越しの主従関係を描くラブストーリーとなっている。

学生時代は校内ヒエラルキートップに君臨していたものの、会社経営に失敗し現在は無職。プライドの高さゆえに高明を突き放そうとしながらも、彼なしでは生きられない不器用な“元・王子様”五藤直也を演じるのは、ダンスボーカルグループ「BUDDiiS」のリーダーとしても活動する小川史記。
直也の同級生で、かつてはパシリとして扱われていたが現在はITベンチャー企業の社長に。社会的立場が逆転した後も一途に直也へ尽くし続ける佐藤高明を演じるのは、瀬戸利樹。
情けなくも滑稽で、どこか歪なまま途切れることのなかった関係。執着にも見えるほどの一途な想いと、プライドや劣等感の狭間でもがきながら、少しずつ変化していく2人の姿を描く。

物語のクライマックスとなる最終話を、当日の放送に先駆けて一足早く上映し、その後のトークショーに登壇した小川史記と瀬戸利樹。撮影を振り返る中で、リハーサルの時点で手応えを感じていたのは「1話の最後」と話す小川は「泣いちゃいそうで、無理矢理我慢した。本番に取っておかないとと思って、それぐらい簡単に気持ちが溢れちゃいそうだったから。あれは良い画だったよね〜!」と嬉しそうに話すと、瀬戸が「めっちゃ自画自賛するね!」とツッコミ。

この作品ならではの現場の雰囲気について聞かれると、瀬戸は「(小川は)盛り上げるの得意じゃん?グループでもそうだと思うし。僕も現場で喋っちゃうタイプなんだけど、違うタイプの盛り上げ方でしたよね?僕ら。だから、自分が頑張っているつもりはないけど、負担が少なかった」と振り返り、小川も「同じくかも。そのままのキャラクターで現場の雰囲気を良くしてくれて」と共感。「こっちは若干盛り上げようと思っちゃって、喋ったり動いたりしてるけど、利樹くんはそのままの姿で、現場がほっこりするような良いキャラクターで、ずっと良い雰囲気でしたね」と共感する。

作品にちなんで、「相手の王子様っぽいと思う瞬間は?」という質問には、瀬戸について小川は「ビジュアル」と即答。「悔しいけど、僕のファンの方々は『瀬戸利樹がイケメン!』だの『瀬戸利樹がメロい』だの。『ふみくんすごくかっこいいけど、瀬戸利樹が…!』って」と、小川のファンも虜にしている瀬戸に悔しさを滲ませるも、瀬戸は「高明という存在が王子様だったなって思います」と、役に助けられたと語る。
そんな瀬戸は小川のことを「僕は役を通して王子様になれたかもしれないけど、本人が王子タイプじゃん?俺、ライブ見に行ってそう思ったぜ」と語ると、「すげえ良い奴じゃん!多分もっといたよ王子様」と謙遜しながらもどこか嬉しそうな小川は「やった!王子様になれたよ!」とファンに報告し、「嬉しいです。王子様系ね。じゃあ今日から路線変更します」と宣言。「王子様じゃないの!?」と驚く瀬戸の言葉に、客席に向かって「王子様ではないですよね?…ほら、皆が縦に綺麗に(頷いた)」と確認する小川だった。

イベントの途中からは進藤監督も登場。現場での様子について、「小川くんがとても真面目で…」と話し出すと、小川が「俺のブランディング崩さないでください!」と懇願する一幕も。続けて監督が「初めて会った時に、明るいしチャラいのかなと思ったらとても真面目でしたね」と振り返る。
それぞれの役へのハマり具合について、まず、直也を演じた小川のことを監督は「特に良いなと思ったのは甘える芝居。天性のものだなと思いました。なかなか男の人って甘えないじゃない?これがすらっとできてるから、モニターで見ててもキュンとするんだよね」と絶賛。対する高明を演じた瀬戸には「声が良い」と話し、「あの役ってちょっと難しいなと思ってて、言ってしまうとちょっと変な役じゃない?リアリティを持つためにどうしたら良いか考えるけど、瀬戸くんの声が良いから、すごい説得力がありました」と、魅力を語った。

さらに、2択のお題に対して、観客の拍手の大きかった方のシチュエーションを実践するコーナーも実施。様々なお題に挑戦していく中、ジェットコースターを怖がる相手に対して「黙って手を握って怖さを和らげる」というシチュエーションには、それぞれが相手役となり、実演した。

イベントの最後に、小川は「色んな愛の形がある中で、高明と直也が見せてくれる愛に、すごく気持ちが温かくなる作品だなと見ていて思いました。愛の力で皆さんの支えになてくれるような作品だと思いますので、引き続き『しもべの王子様』をたくさん愛してくれたら嬉しいです」、瀬戸は「皆さんに取ってこの作品が大事な作品になってくれたら嬉しく思います。まだまだたくさん見てもらえると嬉しいです」と、メッセージが送られた。