本作で初めて藤井道人監督の作品に参加した松村。以前から藤井組への参加を熱望していたそうで「そういう気持ちがあったので勝手にビビっちゃってた、怖かったらどうしようかなと思った」と苦笑い。実際に撮影に参加すると「どっちかっていうと優しいに入る方ですけど」と印象を明かしつつ「しつこい方ではあって」と表現。「やってみるしかない時もいっぱいあるし言語化できなくなる時もあるしそういう時も逆に言うとしつこく付き合ってくれる」と真意を説明し、「僕にもこんなにエネルギー使ってくれるんだなって感動と安心があった」と感謝を語った。また櫂(横浜)の親友であり仕事の相棒でもある久住尚人を演じた松村は横浜との共演について「総じて言うとすごい楽しかった」と回顧。「ここ2人も実は命をかけたパートナーなので1人で本を読んでる時間も十分に辛かった」と言い、撮影現場では「行くたびそのシーンごとに姿が違う。減量であったり表情が違ったりとか」と横浜の変化に驚いたそうで「ずっと1人で読んでたのが正夢見たような感覚で正直辛かったですね」と明かしつつも「一緒にできたのは僕の好みで言うと本当に大好きですごい楽しかったです」と共演を喜んだ。

同じく横浜も「撮影ぶりなんですけど会えてよかった」と笑顔を見せ「原作を読んだ時から尚人は北斗くんしかいないなと思ってた」と告白。松村とはそれまで面識がなかったものの「アイドルとしてよりも役者として見ていてそこに敬意があった」と語りつつ「北斗くんが持つ優しさ、繊細さ、儚さ、内に秘める芯の強さみたいなものはすごく重なってた」と絶賛。「愛すべき相棒として短い期間ではあったんですけど彼にとっても光のように照らしてもらえたような時間ですごい幸せでした」と語ると、松村は「恥ずかしいな」と照れた様子を見せた。さらに横浜が撮影現場でよく話しかけてくれたことにも触れると松村は「頭の痛い日に鍼を紹介したからじゃないですか」と冗談めかして返答。横浜は「それだけじゃない(笑)」と笑いながら否定しながら仲の良さをうかがわせていた。
本作は繊細かつ豊かな表現で読む者を魅了する小説家・凪良ゆうの数ある作品のなかでも最高傑作との呼び声も高く、シリーズ累計200万部を突破している大ヒット小説を実写化。瀬戸内の島を舞台に、心に孤独を抱えた高校生・青埜櫂と井上暁海が惹かれ合い、それぞれの運命に翻弄されながら歩んでいく15年間の愛と選択を描く。櫂を横浜流星、暁海を広瀬すずが演じ、『正体』などを手掛けた藤井道人監督がメガホンをとる。