――デビューのきっかけは?
もともと私は小中高とずっと空手をしていたんですが、大学に入って自分の時間が一気に増えたんです。その時に大学の“コレキャンパスクイーン”になったのと“福岡アジアコレクション”のオーディションを受けてステージをいくつかいただいたのがきっかけでした。たくさんの人に観ていただいて、歓声を浴びることにハマってしまって(笑)。
――ずっと続けてきた空手。始めた経緯は?
小学校6年生の時にお父さんに「好きなものひとつ買ってあげるから空手をしなさい」と言われたんです。一回見学に行ったらお父さんも気が収まるだろうと思っていたんですが、見学が終わった後に胴着の採寸が始まって……、逃げられなくなってしまいました(笑)。
――ちなみにその時は何を買ってもらったんですか?
ヘアアイロンを買ってもらいました(笑)。

――『第1回ミス美しい20代コンテスト』ではグランプリを受賞。応募しようと思ったきっかけがあったんでしょうか?
芸能界に足を踏み入れるからには東京に出たいという思いがあって、東京の事務所をいくつか調べていたら、米倉涼子さんや武井咲さんが所属しているオスカープロモーションで20代でも受けられるコンテストがあるというのを、タイミングよく見つけたんです。その時ちょうど20歳だったんですけど、即、受けてみようと思いました。
――受賞のときはどんな気持ちでしたか?
嬉しかったのはもちろんですけど、まさかという気持ちが大きかったです。だから自分がグランプリだと発表されたときに全然感動的な感じじゃなく、「やったー!ラッキー」みたいな感じで反応してしまって(笑)。
――コンテストでも空手をアピールしたとか
それも本当にタイミングよくオーディションが、空手が2020年のオリンピック競技に選ばれた直後だったので、これは自分のアピールポイントになるなと思って一次審査からアピールしていきました。
――ちなみに得意技は?
上段蹴りです!
――先日の『第2回ミス美しい20代コンテスト記者発表会』では、剛力彩芽さんなどの先輩方から声をかけてもらっている場面がありましたね
すごく緊張しました。大勢の前でしゃべるとまだテンパってしまうんですが、逆にそこに私らしさが出ていて、それを拾って笑いに変えていただけたのかなと。本当にありがたかったです。
――初めてコンテストの後輩ができるということで楽しみにされているのでは?
そうですね。でもまだ私自身が未完成なので、ちゃんと胸を張って剛力彩芽さんのような存在になれるように成長していきたいです。
――記者会見で剛力彩芽さんから何か声をかけてもらいましたか?
「結構クールな感じだと思ってたけど、しゃべりだしたら意外と抜けているところがあってそこがまたチャームポイントだから、どんどん伸ばしていけたらいいね」という風に言っていただきました。

――昨年は『ドクターX』で女優デビュー。周囲の反応はいかがでしたか?
やっぱり地元の大分県での反応がすごくて、帰省しても知らないおじいちゃん、おばあちゃんに声を掛けていただくことがすごく嬉しいです。あと家族で行く大好きな中華料理のお店が地元にあるんですけど、そこで今私のサインを飾っていただいています(笑)。
――『ドクターX』の秘書役といえば歴代、米倉さん等オスカーの先輩方が演じてきた登竜門的な位置づけですが、出演が決まった時の心境はどうでしたか?
1シーズン前の田中道子さんの時は一視聴者として観ていたので、まさか自分がという気持ちでした。道子さんのような大人のセクシーさがないと思いながら、でもやり遂げなきゃとも思っていて。自分なりに模索して、私は末っ子で甘えるのが得意なので、お父さんに甘えるように、道子さんとは違った女性のかわいらしさを出していけたらいいなと思って演じました。