――ONE N’ ONLY、BUDDiiSの皆さんとの撮影はどうでしたか?
- 小南:皆、可愛かったです。
- 西山:皆エネルギーがあってキラキラしてて、良い意味でやっぱりアーティストだなって思いました。
- 小南:結構撮影時間も長く、閉鎖的な空間でずっと撮影することも多くて、シーン的にも本来はテンションが落ち気味になってしまいそうなんですけど、皆がすごく楽しく撮影に挑んでいて、笑いもあって。僕らもわちゃわちゃしてふざけてて、じゃあ行きますよってなった時に皆パッて切り替えできる環境だったので、若いけどちゃんとプロだなという印象があります。
- 西山:僕たちは(森)愁斗とか楓弥といつも一緒でした。
- 小南:楓弥は移動中ずっとグミ食べてるんです。
- 西山:グミくれるんだよね。可愛いんだよなぁ!光司くんと楓弥がずっとグミの話してるんですよ。僕はそこまで好きじゃなかったんですけどつい買っちゃって、僕も好きになっちゃって。それを楓弥に言うと「美味いっすよね!」って、ザ・弟みたいな。
- 小南:可愛いんだよな……。でもすごい若いけど、めっちゃ考えて芝居してたよね。
- 西山:多分グループをやっているからなのか、自分のいる場所をちゃんと理解してカメラ前に立っていて、それは全体に通して言えるんですけど。自分の居場所が分かっていて、その中で迷いながらやっているというのが皆すごく素敵でした。
――山下永玖さんが、西山さんの目力がツボだったとおっしゃっていました
- 小南:ずっと言われてるじゃん(笑)
- 西山:そんなこと無いんです。
- 小南:目力強すぎて笑ってましたもん、本番に。僕は見れてないんですけど、隣で感じていたんですよね。でも確かにあれを至近距離でやられたら、最初のテイクだったら多分いけると思うんですけど、だんだんテイクを重ねていくと、監督も欲しい表情がいっぱいあるから結構長回しをするんですね。その場に耐えられなくなって皆で吹き出して、それで「はいカット!OK!」って言われるんですけど「今のでOKですか!?笑ってましたよ!?」みたいな。
- 西山:「大丈夫です!良いところつまむんで!」って言われて。
- 小南:そんなこともありましたけど、それぐらいギャップもありながら、かっこよく撮ってくださっているので。
――大きなスクリーンで見るとより怖さが増しました
- 西山:自分でも見てて「また来たよ…」って思いました。無意味に殴って「鉄槌を」とか、鉄槌じゃないんだよ!何言ってるんだ!って。そう思ったら秀吉も出てきて、嫌な人たちだな……って(笑)
- 簡:嫌な人たちですよね、本当に(笑)
- 西山:ダンスやらせてあげて!って(笑)
――朱雀一派の方々は龍之介の気持ちを揺さぶっていたわけですからね
- 西山:どれだけ揺さぶったんだって話ですよね。
- 小南:もうやばかったよね。揺れ動いている顔がめちゃめちゃ出てくるんですけど、僕らがやってるんですけど、この子大丈夫かな?って。
- 西山:と思ったら楓弥本人はけろっとしてますから。切り替えが良かったですね。
――それぞれが思うこの作品で楽しみにしてほしいところを教えてください
- 簡:この3人の朱雀一派がJackpozにどう絡んでいくのかと言うのは楽しみにしていただきたいですし、僕個人的には、直江兄弟(高尾颯斗さん・楓弥さん)の兄弟愛みたいなところも、たくさん魅力が詰まっていて、感動するシーンもあるので、楽しみにしていただけたら嬉しいなって思います。あとは、朱雀一派の暴れ具合は面白いですよ!
- 西山:温かく見守っていただけると嬉しいです(笑)
- 簡:温かくね!フィクションなので!(笑)
- 西山:各々の覚悟というのが今回の肝になってくると思っていて、揺れ動く中でも自分の覚悟を貫き通していく姿というのは、我々もただ人を殴りたいからではなく、ヒールにはヒールの覚悟があって、そこに立ち向かってくる覚悟と、各々の覚悟のぶつかり合いを真っ直ぐ受け止めてほしいなと思います。
- 小南:良いね、アクションものっぽい。僕は愛とか大切なものは何かということなんですけど、Jackpozのメンバー愛や大切にしているものを僕らが崩すんですけど、僕らにも何かしらの愛や大事にしているものがあって。ただ、運悪く僕らに目をつけられてしまい巻き込まれていくという。そしてそこにある直江兄弟の兄弟愛というのが、愛之助がめちゃくちゃかっこいいというか、ボコボコにされているんですけどまだまだ、みたいに立ち向かってきて。
- 西山:兄貴って感じだよね。
- 小南:本当の兄弟だからさらにね!そこが良いんですよ。
- 西山:フィクションじゃないからね。
- 小南:本当に普段もずっと二人で喋ってるぐらい仲が良いので、そこを切り裂いてボコボコにするのは楽しかったですし(笑)、そこにお兄ちゃんがやってくるのも激アツな展開になっていると思うので、総じてこの人はここに愛を注いでいるんだな、これを大切にしているんだなというのを皆さんが分かってくれたら面白いんじゃないかなと思います。
撮影:川島彩水
ヘアメイク:長野一浩〔MARVEE〕(西山さん)
スタイリスト:川久保はるか(西山さん)