――6月19日からHuluにて『悪魔とラブソング』の配信が始まっていますが、何か反響はありましたか?
ファンの方からの反応はかなりありました。「見たよ」とか「すごく良かったよ」とか。あとは軽音楽部の役だったんですけど、僕自身音楽が好きで楽器をやっていたということもあって、ファンの方の中にはそれを知ってくれている方もいたので「良い役だったね」って声もありました。
――この作品へ出演が決まった時のお気持ちは?
とても嬉しかったですね。元々少女漫画自体をほとんど見たことがなくて原作も知らなかったんですけど、撮影に入る前に漫画を読んでみて、めちゃくちゃ面白くて、この作品に出演出来るのがすごく嬉しいなっていう気持ちが強かったです。

――坪根さんが演じる浅利郁哉の役どころを教えてください
軽音楽部に所属している生徒役です。役柄については軽音楽部ということ以外最初からしっかり決められていたわけではなくて、あとは現場で監督や共演者の方と作っていくような感じでした。転校してきた可愛マリア(浅川梨奈さん)に対して、クラスの一員として最初は「なんだこいつ」みたいな感じなんですけど、話が進んでいくにつれてだんだんとクラスがまとまっていく中で僕が意識していたのは作品に対してちゃんと寄り添っていくことでした。
あとは軽音楽部なのでセリフが無いところでギターを弾いているんですけど、中高生の時によくあるような「ちょっと俺出来てるぜ」みたいな(笑)
――ちょっと調子乗ってるじゃないですけど(笑)
そうですね。俺ちょっと世界目指しちゃうぜ、って感じのギタリストでいようと監督と話し合いました。
――ご自身と役で似ているところは?
やっぱりギターを弾いているところは共感したところではありました。僕も中学時代バンドを組んでいて、ちょうどエレキギターを弾いていたので。当時の僕も、どこかしら調子乗ってたじゃないですけど、「俺イケてるぜ」って気持ちも多分少しあったので(笑)。そこは共感出来ましたね。
――当時を振り返りながら演じられていたんですね
懐かしい感じがあってすごく楽しかったです。
――同世代の俳優さんの共演になりましたが、共演者の方から刺激を受けましたか?
奥野壮さんは僕と同じジュノン・スーパーボーイ・コンテスト出身なので少し意識していたんですが、よーいアクション、ってなってからの役の入り方がすごく自然で、役を自然に演じられていて、そこは刺激を受けました。あとはやっぱり飯島(寛騎)さんのピアノがすごかったです。全然やったことがないっていうのを話していたんですけど、こんな短期間で心にくるような演奏が出来るのがすごかったです。
――主演を務めた浅川さんと飯島さんの印象は?
浅川さんは元々Twitterでよく拝見していました。浅川さんのツイートが面白くて好きだったんですけど、最初お会いする時はちょっと怖かったんですよ(苦笑)
――そうだったんですね
大先輩ですし、クールな印象があったのでご挨拶するのもすごく緊張していたんですけど、浅川さんの方から「同じ事務所だよね、頑張ろうね」と優しく声をかけてくださったので、すごく優しい方だ!って思いました。現場でもすごく盛り上げてくださって、明るい方です。飯島さんとは、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストのBEST30のお披露目イベントにゲストで来られていた時に初めてお会いしていて、その時のことをお話させていただいてジュノントークもしていました。印象はすごく優しくて、現場をまとめてくださいました。でも現場では監督や浅川さんや奥野さんからよくいじられていましたね(笑)
――作品にちなみまして、合唱コンクールの思い出はありますか?
中学生の頃しか合唱コンクールはなかったんですけど、当時を思い出しましたね。こんな感じだったなって。作品の中で合唱コンをするにあたって最初は皆やる気がなかったりするんですけど、実際僕たちの合唱の時もやっぱり男子がふざけてたりとか。
――あまり積極的に参加しないと言いますか
恥ずかしさとかもあって積極的になりにくい行事だったんで、すごく懐かしいなって思いつつ、僕自身は歌が好きなので、合唱するシーンはすごく楽しくて今でも心に残っています。
――学生役が続いていますが、制服を着た感想は?
個人的にはどうなんだろう、まだいけるのかな……って心配なんですけど(苦笑)
――全く違和感ないですよ!
周りの方からも全然いけるって言っていただけるので嬉しいですね。自信に繋がっています(笑)
――この作品の注目してもらいたいポイントを教えてください
可愛マリアが転校してきて今までの日常がガラッと変わるんですけど、そこからどんな感じでクラスの皆がまとまっていくのかを注目していただきたいですね。生徒も一人一人個性的なので見ていただきたいですし、やっぱり主役の二人の恋愛模様や青春群像劇を楽しんでいただきたいです。

――続いてはミニストップのTwitterドラマ『あの頃君にやみつキッチン』のお話をお伺いします。この作品では社会人役を演じられていますが、出演してみた感想は?
シンプルに一言で言うとめちゃくちゃ楽しかったです!
――クスッと笑えるようなお話ですよね
ミニストップの商品もしっかりアピールしていて、ストーリーがすごく面白いですよね。若手社員を演じましたが、気持ちの面では僕自身21歳で新社会人くらいの年齢なので気持ちの重なりはありました。
――三角関係の恋愛模様も気になるところです
普通の恋愛ドラマでの恋愛模様とはちょっと違う感じで、少し特殊だったので難しさは感じていましたが、振り切って演じていました。
――撮影の時の裏話は?
ミカを演じている餅田コシヒカリさんが、芸人さんということもあって現場でも笑いをとってくださったので楽しく撮影出来ました。NGが出ても笑いに変えてくださってすごいなと思いました。
――坪根さんがコンビニで必ず買ってしまうものはありますか?
コンビニに行くとホットスナック系は買いがちですね。
――手ごろに食べられますしね
特に買う目的が無くてコンビニに寄った時にも、ついつい買っちゃいます。ドラマの第1話で出てきた「紅生姜唐揚げ」も、気持ちは分かりますね。
――今後の展開で楽しみにしてもらいたいところは?
今公開されているのが第3話で(※取材は6月下旬)、ちょっと修羅場な感じの展開をどう切り抜けていくのかというのも楽しみにしててほしいところではありますし、それから最終話がどうなるっていうのかが、多分そこを気にしている方が多いんじゃないかと思うので(笑)
――全く展開が読めないです
僕も台本を読んでいて展開が見えないなって思っていたんですけど、最終回は面白さもありながらある意味衝撃的な感じになっているので、楽しみにしてもらいたいです!