――本作は芸能界の裏側が垣間見える作品ですが、齊藤さんが皆さんに見せていない裏の一面はありますか?
人と会う時とか誰かと接する時は明るい印象を持たれますし、自分でも明るいと思うんですけど、家に1人でいる時はすごい暗いなって思います。人に思われているより全然暗いと思います(笑)
――落ちてしまう時に気持ちを上げるための支えになっているものはありますか?
私はHANAさんが今、生きがいなんです!HANAさんの映像を観たり、歌を聴いたりすることで、自分のテンションを上げています。久しぶりに生きがいというか、推しができたので、それがすごく嬉しくて!私の生きる源ですね。
――ここからは齊藤さんご自身についても少しお伺いします。2025年も残り約1ヶ月ですが、どんな1年になりましたか?
すごく目まぐるしかったなと感じていますが、成長させていただいた年ではあるかなと思います。1、2年前は、同世代の方との共演が多かったんですけど、今年は先輩方との共演が多かったので、こういう演技をされるんだなとか、すごく勉強になる、学ぶことが多かった1年でした。
――お芝居漬けの1年だったのではないかという印象もあります
まだ発表されていない作品もありますが、緊張した1年でした。今、誰かに「頑張ったね」って言ってほしいぐらい、ずっと肩に荷があるみたいな状態で1年間走り続けてきて、まだ何かしらで緊張していて、どこかでほっと一息つきたいなというのはあります(笑)


 

――畑芽育さんとのラジオ『オフはこんな感じ』が始まったのも今年でした。あのラジオではかなり齊藤さんの素が出ているのかなと思うのですが、いかがですか?
もうそのまんまです!喋りすぎてカットされているんです。本当は30分番組なんですけど、1時間くらい喋っちゃって、普通に友だちとの会話をずっと覗き見されている感じです(笑)
――ラジオの反響はありますか?
共演した方やスタッフさんから「ラジオ聞いてます」って言っていただくことが多くて、それこそ今日も(帆純)まひろさんに「芽育ちゃんとのラジオ、聞いてます」って声をかけていただいたのが嬉しかったです!友だちや家族も「すごい元気になるんだよね」と言ってくれるので、このラジオが始まって、自分の素も知ってもらえて良かったなと思います。貴重な場所です。
――お仕事面、プライベートの面で来年の目標はありますか?
来年はお仕事では、自分の好きなアニメの声優さんをやってみたいとか、歌うのが好きなのでシンガーソングライターさんの役をやってみたいとか、あとは王道ヒロインをやってみたいなと思っています。自分がこれをやりたいなという夢がだんだん見えてきました。プライベートでは、幸せに生きていればいいなと思います(笑)


 

――改めて『スキャンダルイブ』について、本作を通して視聴者の方に伝えたいことはなんですか?
芸能界は色んな人がいて成り立っていて、表に出る人もいれば、裏で支えてくださっている方もたくさんいるというのをこの作品で改めて思いました。あとは、世間に出る情報が本当に正しいか分からないなというか、SNSとかで噂が立ったりしても、それが本当とは限らないし、何事も全部世間に出ているだけの情報じゃないんだよというのは伝えたいなと思いますし、この作品を通して伝われば良いなと思います。
――ここから後半に差し掛かりますが、注目してほしいポイントや見どころを教えてください
様々な人の思惑だったり感情だったり、私の役みたいに無責任に流しちゃう人もいれば、全力で守ろうとするマネージャーさんや、スキャンダルが起きてしまった周りの人たちがいて、芸能界の裏側というあまり描かれてこなかった部分が描かれると思います。私が感じるのは、一人一人が人間として、どういう思いでどうやって動いているのかが伝わればいいなと思います。
――ありがとうございます。最後にファンの方々へ向けてメッセージをお願いします
今回の『スキャンダルイブ』は私自身も挑戦したことのない役柄だったのですごく緊張していたんですけど、全力で頑張ったので、皆さんに見届けていただきたいなと思います。よろしくお願いします!


撮影:川島彩水