――まずは、本作に出演が決まった時の心境を教えてください
- 高尾颯斗(以下、高尾):本当に嬉しかったです。ダブル主演も、ラブコメも初めてだったんですけど、グループ活動の中で胸キュンをやるのが苦手なキャラクターづくりをされてしまっていたので、本当はできるんだぞ!というところを見せたいなと。できちゃうんだけどあえてやっていなかった部分を、今回やっと世に放つことができるドキドキはありました。
――実際に撮影で挑んだ胸キュンシーンでは実力を発揮することはできましたか?
- 高尾:わからないです……。
- 渡邉美穂(以下、渡邉):私は少女漫画が大好きで、胸キュンにうるさいので、私の胸に響いてない!とか言っていました(笑)
- 高尾:もっとこうして!って言われて、何とか形になった感じなんですけど、ファンの皆さんにはこれで、胸キュンができちゃったんだってバレちゃうと思います。
――きっと高尾さんのファンの方も楽しみにしている部分だと思います。渡邉さんは出演が決まった時はどんなお気持ちでしたか?
- 渡邉:お話をいただいた時は、まず原作を読んでみようと思ってすぐに読んで、すごくかわいい作品だなと、素直に思いました。一読者としてキュンキュンで、やりたい!と思いました。先生役も初めての挑戦で、そういう意味では、年齢的にも役の幅を広げるチャンスだなと思っていたので、前向きに捉えていました。ラブコメは、正直私もそこまでたくさん経験があるわけではないので、緊張はしますよね。なるべくかわいいお顔を見せられるように、ヒロインがキュルルンと輝いていると視聴者の皆さんも感情移入できるのかなと思うと、そういうところもプレッシャーはありましたが、頑張りたいなと思ってやらせていただきました。
――それぞれが演じた役について、どのような印象を持ちましたか?
- 高尾:ゆかりくんに関しては、第一印象がずっとずるいというか。最初はかわいいのに、後半になって急にかっこいいシゴデキな感じで登場しますし、そのギャップによって芽衣子を翻弄していくというのが、原作を読んだ時に、なんだこのずるい男は!と思いました。でも、さらにその先に人間らしい部分もあり、ちゃんと悩みを持って葛藤しているところもあったので、それを含めて全部愛おしいなと思えるような人物でした。最初にお話をいただいて、一気読みしちゃうぐらい、作品にも入り込みましたし、ゆかりくんを演じる身ではあるんですけど、まずは読者目線でかっこいいなと思いました。

――ゆかりくんを演じるにあたり、役作りは何かされましたか?
- 高尾:僕自身がゆかりくんと違うなと思う部分がたくさんありました。ゆかりくんの無意識に出てしまうかわいさみたいなものを頑張って表現できたらいいなと思って演じました。あとは警察官の役も初めてだったので、しっかり警察官になれるように役作りしました。
- 渡邉:この作品のために髪も染めたんですよね?
- 高尾:髪染めました。この前はハイトーンの金髪でした。
- 渡邉:見た目から入ると気持ちも入りますよね。
- 高尾:金髪ハイトーンのビジュアルだと全くゆかりくんには似つかなくて。黒髪に染めてからもう一回衣装を調整しました。そのぐらい髪の印象は大事だなと思いました。
――渡邉さんはご自身の役をどのように捉えていましたか?
- 渡邉:森芽衣子は、ザ・ヒロインって感じですよね。ラブコメのヒロインで、一生懸命で真っ直ぐで、でもちょっと空回っちゃったり、なかなか上手くいかないこともあったり。とにかく気持ちがすごく真っ直ぐな子で、素直なので、だからこそドラマを見ていただく方にも、応援してもらえるようなキャラクターなんじゃないかなと思います。素直に頑張ってほしいなって思えるような性格をしているので、自分もそういう部分をちゃんと出せるように意識しました。「すごくままならないな」という口癖をよく言っているんですが、悲壮感が溢れる女の子にはしたくなかったんです。もちろん、人生で上手くいかないことがあったり、人間関係や、仕事や恋愛など、思い通りにならないことがあったりするかもしれないけど、だからって落ち込むだけじゃなくて、ちゃんと自分なりに解決していくための糸口を見つけられる女性だなと思います。そういうポジティブさや素敵な女性であるところを前面に出せるように、意識しました。
――芽衣子の親友のマキ(真木菫)を演じるのは、同じグループで活動していた濱岸ひよりさんです。グループを卒業してからお芝居の現場でご一緒するのはいかがでしたか?
- 渡邉:正直、変な感覚でした(笑)。やっぱりグループで活動していた時とは違いますし、お互い境遇も事務所も違い、私はアイドルを辞めて3年半ぐらい経つので、久々に仕事を一緒にするというのは嬉しくもあり、ちょっと恥ずかしくもあり、みたいな(笑)。ただ、この3年半もプライベートではずっと連絡を取り合ったり、一緒に遊んだりもしていたので、そこに対してはいつも通りだなという感じでした。ただ、お芝居をしっかり一緒にやるのは初めてに近かったので、どういう感じになるんだろうという楽しみはありましたし、話しやすいからこそ、現場でもいっぱい言葉を交わしました。元々、仲が良いというのもあって言いやすかったので、ある意味、親友同士の役がこの関係性で良かったなと思いました。

