――まずは自己紹介をお願いします
おにぱんず!の野中ここなです。よろしくお願いします!
――芸能界に入ったきっかけは?
アミューズの全県全員面接オーディションで入らせていただきました。おばあちゃんが新聞の間に入っていたチラシを見つけて、「この日は休みだから行けばいいじゃん!」って言われて、以前から女優さんのお仕事が素敵だなと思っていたので、おばあちゃんの言葉を機に受けてみようと思いました。
――オーディションの思い出はありましたか?
第一、第二、第三とオーディションがあったんですけど、最初の面接時は妹も一緒で。妹がすごくあわあわしていたので私まであわあわしちゃったりとかして、ずっと不安でした。最終審査の時にはトップバッターで呼ばれてしまって……。
――それは緊張しますよね
トップバッターで出た時に、一度にこんなたくさんの大人の方を見たことないってくらいの人数で、当時小学6年生だったんですけどすごく怖かったのを覚えています(笑)。でも一緒にオーディションを受けているのがお兄さんお姉さんが多かったのですごく優しくて、食事の時とかに話しかけてくれました。
――オーディションに合格した時のお気持ちはいかがでしたか?
電話で知ったんですけど、合格と言われると思っていなかったのでとてもびっくりしました。おばあちゃんが一番喜んでくれていました。

――2021年8月までさくら学院として活動していました。卒業からもうすぐ1年が経ちますが、今はどのようなお気持ちですか?
3年以上もさくら学院で過ごしていたので、毎日会っていたメンバーとも会えなくなったり連絡を取ることが少なくなって、音楽を聴いたり動画を見て一瞬戻りたいなって思うこともありましたけど、今は一人一人がどんどん自分の道に進んでいるので、それを見るのが楽しいですね。
――10代目生徒会長を務められていましたが、振り返ってどうでした?
すごくプレッシャーしかなくて(苦笑)。最後の年の十周年の生徒会長だって不安だらけだったし怖いこともありましたけど、メンバーが皆支えてくれて、今までよりも人数が少なくなっていたので、その分一致団結している感じがあったので、楽しく幸せだったなって思いました。
――現在高校生の野中さんですが、お仕事と学校がお休みの日の過ごし方は?
私は寝るのが大好きなので14時くらいまで寝て、そこから起きて部屋の片づけをしたり、好きなアニメを見たり映画を見たりしてます。
――ちなみに好きなアニメはなんですか?
『名探偵コナン』が大好きです!小さい頃から見ていたんですけど、『おにぱん!』で初めて声優のお仕事が決まってから、誰がどんな役を演じているのか、この方は他にどんなキャラクターをやっているのかを調べたり、ここで息を使っているんだとか見方は少し変わりました。

――ここからはアニメ『おにぱん!』についてお伺いします。出演が決まった時のお気持ちはいかがでしたか?
オーディションで決まったんですけど、最初に資料をいただいた時にどんな物語なのかな?と疑問に思っていて、『おにぱん!』の“ぱん”は拍手のことだと思っていたんですけどぱんつにまつわるお話と聞いて、そっちだったのか!と思いました(笑)。でも、決まったのがさくら学院を卒業して一年も経っていなかったので、また新しく挑戦させていただけるのが嬉しかったです。
――声優初挑戦となりましたが、アフレコをやってみた感想は?
本当に何もかもが初めてで、難しいことや分からないこと、出来ないことがたくさんあったんですけど、周りの方々や井上喜久子さんや富田美憂さん、前田佳織里さんが支えてくださって、出来ないことが出来るようになる毎日だったので、それがすごく嬉しくて楽しかったです。
――野中さんが演じたのは青鬼・つゆくさ役ですが、どのようなキャラクターですか?
一見ドライでクールな感じがするんですけど、本当はただマイペースでのほほんとしている女の子です。トレードマークは一本出ている髪の毛で、意外とおっちょこちょいな可愛いところも見られる、ギャップのある女の子ですね。
――役を演じる中で難しかったところは?
感情があんまり表に出ない子なんですけど、甘いものを見た時にはとても可愛い顔を見せたりする場面があり、そこはどうやってつゆくさちゃんを演じれば良いんだろうとか、びっくりした時にどのぐらい声を出すんだろうとかを考えるのが難しかったです。
――野中さんと共通点はありましたか?
あります!まずは一人の時間が好きなところで、私は皆といるのも楽しいんですけど一人の時間をゆっくり過ごすのも好きで、つゆくさちゃんも一人でずっと寝ていたり動物に話しかけたりしているのを見たら似ているなって思いました。
あと、トレードマークの一本出ている髪が私にもあるんです!普段はヘアメイクをしているので分からないんですけど、お風呂上りは髪の毛がくせっ毛なので、前髪が一束きゅって出るんです。ちょうど同じくらいの太さで、最近気づいてびっくりしました。

――テレビ放送は既に最終回を迎えていますが、何か反響はありましたか?
「『おにぱん』終わったの?」ってすごく名残惜しそうにしてくれる方がたくさんいて、お母さんとお父さんからも「つゆくさちゃん良かったよ」って言ってもらえたのが、私じゃなくて担当したキャラクターのことや作品自体を褒めてくれたのですごく嬉しかったです。学校の先生からは、感想をいただけるのかなって思っていたら「ああ、俺も出たかったな」って(笑)。でも、そんな風に楽しさが伝わってくれたのかなと思いましたし、SNSでも「朝のルーティンが終わっちゃった」って言ってくださる声もたくさんあったので、皆さんのルーティンになっていたというのもすごく嬉しかったです。
――各種配信サイトの方ではいつでも観られますね
お友だちは配信サイトの方で見てくれているんですよ。それに、『おはスタ』が見られない地域もあったと思うので、配信サイトの方でぜひたくさんの方々に見ていただきたいなと思います!