
本書のテーマは「垢抜けの方法」。自分磨きの中で見つけた、「可愛くなるためのテクニック」をわかりやすく解説。メイクテクニック、スキンケアやボディケアテクニック、Instagram・YouTube・雑誌『ViVi』などから情報が出るたびに SNSでも大バズりの花嫁美容と本書初公開情報、さらに自分に自信を持つための思考法まで、余すところなく語り尽くしている。色々なことを言われて辛かったという自身の経験があるからこそ、「可愛くなろうとする人たちの足を引っ張るんじゃなくて、いいね、よく頑張ったねって褒め合える世の中になってほしい」という想いも込められた、読み応えのある一冊となっている。
本書を刊行した経緯を藤田は「私が皆さんにお目にかかった機会がちょうど10年前ぐらいで、10年前の私と言ったら、よくわかんないビーム出したりとか、見た目も特徴的で派手な感じだったと思うんですけど、10年経って私も27歳になって、ビジュアル面だったり中身の部分もさすがに垢抜けたなって気持ちがあったので、このタイミングで10年間の中でやってきた方法を本にしました」と説明し、テーマになってる“垢抜け”について「垢抜けは自分の自信につながる。自分の自信を持つためのもの」と話した。
本書には『私が垢抜けた82の方法』というタイトルの通り、82個のテクニックをテキストと写真で紹介している。藤田は「インタビューが20時間あったんですけど、私も正直82個も美容法だったりマインド面とか垢抜けに繋がることを82個もやってるって思わなかったので、本当は100にしたいって気持ちはあったんですけど、リアルに82個だったので82個にした」と制作の裏話を語り、「すごいびっくりしました。自分でもそれだけやってたんだって改めて気づかされました。」と心境を明かした。
そこまで頑張り続けられる原動力を聞かれた藤田は「いつまでも自分に満足してないから」と答え、「今の最高は叩き出しているつもりなんですけど、まだまだそれは満足できてなくて、この向上心があるからかなって思います」と自己分析した。
また、そんな82個のテクニックが収録されている中でも今すぐにでも実践できることは“清潔感”と話し、「皆さんいつも持ってるものでも清潔感を持つぞ!って思いながらメイクするだけでも顔の印象が変わったりとかするので、清潔感を持つことが1番の垢抜けに近づく方法」とアピール。続けて「本を出来上がって読み返したら結構当たり前のことも書いてあるんですけど、その当たり前が結構大切で、メンタルに関しては本当に早寝早起きでこれが1番治りました。睡眠大事です」と力説していた。
最後に今後の活動について聞かれた藤田は「今までたくさん挑戦し続けて、常に新しいことをしてきたので、あえて挑戦しないっていうのが今の目標ではあります」と言い、「増やしすぎてもやっぱ全部適当になっちゃったら意味がないので、今ある軸を大切にパワーアップさせることが目標です」と意欲をみせていた。