©︎2026映画「NEW GROUP」製作委員会

2024年、商業映画監督デビュー作『みなに幸あれ』が脅威のスマッシュヒットとなり、国内外の観客に衝撃と歓喜と戸惑いを与えた下津優太監督の劇場公開二作目となる映画『NEW GROUP』(ニューグループ)。一作目の『みなに幸あれ』は、「幸せは、人の不幸の上に成り立っている」というテーマで描かれたが、二作目となる『NEW GROUP』は組体操という「集団行動」における人間の行動心理の根底を、コミカルにそしてシリアスに炙り出す。
主演を務めるのは山田杏奈。家族に問題を抱える、引っ込み思案な普通の高校生の主人公・愛を演じる。愛のクラスメイトであり、海外帰りで日本の学校の協調性を重んじる集団行動に馴染めない転校生・優を演じる青木柚。そして、不敵な笑みを浮かべ集団を導く校長をピエール瀧が演じる。多様性が強調される今の時代に、集団に埋没することの幸せとは何かを問う、SFサイコエンタテインメントが誕生する。

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先月公開され大ヒット上映中の『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃篇』では、前作に続きアイヌの少女・アシㇼパ役を熱演する山田杏奈。強さと純粋さを兼ね備えたキャラクターを見事に体現し、その再現度の高さに原作ファンからも絶賛の声が寄せられている。大作から重厚な人間ドラマまで、変幻自在に役を演じ分けるその表現力で、多くの映画ファンを魅了し続けている。さらにその注目は国内にとどまらず、「第26回ニッポン・コネクション」では、優れた才能を称え、今後の活躍が期待される俳優に贈られるニッポン・ライジングスター賞を受賞。6月にドイツのフランクフルトで開催される授賞式への登壇も決定しており、さらなる飛躍に期待が高まっている。
そんな山田が、本作で演じる主人公・愛は、引っ込み思案で自分の意見をうまく主張できない高校生。間違っていることを見過ごせない性格ではあるが、周囲の言動に流されてしまう、さらに家族に問題を抱えているが誰にも言えずに、悶々とした日々を過ごすキャラクターである。

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今回解禁された場面写真では、愛の周りでただならぬことが起こり始めたシーンが切り取られている、問題を抱える家族と朝食を囲むシーンでは憂鬱な表情を浮かべる愛。いつも通りの体育の授業では、集団行動の練習中に過呼吸になってしまい、保健室に運ばれた愛。そして、人の集団と一人で対峙することを覚悟した愛は、教室で強い意志を宿したかのように窓の外の校庭を見つめる。さらに、愛が顔に浴びた血しぶきは一体―!?山田は視線やわずかな表情の変化によって、愛の内面の変化を繊細かつリアルに体現し、観る者を物語に引き込んでいく。

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これまでも物憂げな空気やダークな側面をにじませながら、その奥に強い意志を感じさせる演技で魅了してきた山田。本作では、主人公のイメージにぴったりと重なり、監督・プロデューサー陣が満場一致でのオファーとなった。山田について下津監督は、「ホラージャンルだと『ミスミソウ』や『樹海村』のイメージが強くありました。可愛らしい雰囲気をお持ちだと思うのですが、映画ではどんどん苦しい状況に追い込まれていく過程が魅⼒的で、とても美しく思いました。今回の作品でもそんな魅⼒を引き出せるように、どんどんと追い詰めていきました。特にクライマックスにかけて、すごく印象的な演技をしていただいたと思います」と語り、その表現力に大きな信頼を寄せている。
組体操が世界を救う!?という、可笑しな設定でありながら、人間の集団心理の恐ろしさを突きつける本作。笑い過ごしていいのか、それとも恐れるべきなのか―。その基準さえも軽やかに狂わせる、妙な中毒性。そんな独特な世界観の中で、これまでにない新たな山田杏奈に出会うことができるだろう。