人間よりも人間らしいヘルパーボット達が織りなす、愛らしくちょっと切ないミュージカル『メイビー、ハッピーエンディング』は、2015年の韓国トライアウト公演後、2016年に初演。その後も幾度もの再演を重ね2025年10月~2026年1月には、10周年記念公演が上演された。2024年にはブロードウェイで開幕し、2025年6月開催の第78回トニー賞で、アジアで創られたミュージカルとして初の快挙となる10部門ノミネート、6部門(作品賞、主演男優賞、演出賞、脚本賞、作曲賞、舞台デザイン賞)受賞の栄冠に輝いた。他にも、2025年ドラマ・リーグ・アワーズやアウター・クリティクス・サークル・アワーズを受賞するなど、大きな話題を集めている。

日本キャストによる公演は2020年8月にシアタークリエで初演を迎え、コロナ禍での上演でありながら大好評を博し、この度、2026年11月に待望の再演を果たす。初演に引き続き出演する浦井健治、花澤香菜に加え、新たに木下晴香、飯田洋輔という実力派ミュージカル俳優を迎え、さらにパワーアップした『メイビー、ハッピーエンディング』をお届けする。

近未来を舞台にした物語ながら、本作はアナログの温かみを大切にしている。『メイビー、ハッピーエンディング』の魅力の一つは、美しい旋律で紡がれる珠玉のミュージカルナンバー達。最先端のデジタル音楽ではなくアコースティック・サウンドを中心に、古き良きジャズの名盤を思わせるような、どこかホッとする曲ばかりである。ヘルパーボット達は人間そのもの。笑い、怒り、悲しみ、そして愛する姿を見て、人間の生きるべき姿に気づかされるのではないだろうか。

【STORY】
どうして僕たちは愛し合ってしまったのだろうー
20xx年、ヘルパーボットが活躍する時代。ソウル郊外にひっそりと佇む、主人を失った旧型ロボット専用アパートでは、ヘルパーボット3のオリバーが大好きなレコードと雑誌に囲まれて植木鉢と共に穏やかに規則正しく暮らしていた。ある日、向かいの部屋に住むヘルパーボット5のクレアが訪ねて来て、充電コンセントを貸してほしいと言う。同じヘルパーボットながら考え方が正反対で溌溂としたクレアに戸惑うオリバーだったが、2人は徐々に交流を深めていく。やむなく離れることになった主人ジェームズが住む場所へいつか会いに行くというオリバーに、クレアは一緒に旅へ出ることを提案するが―。

【CAST】
オリバー(浦井健治)
ヘルパーボット3。内向的で規則正しい生活を好む。植木鉢が唯一の話し相手。元主人のジェームズをずっと慕っている。

クレア(花澤香菜/木下晴香・Wキャスト)
ヘルパーボット5。オリバーとは真逆の性格で、活発で社交的。主人に捨てられたトラウマがある。

ジェームズ(飯田洋輔)
オリバーの元主人。西洋文化に親しみ、ヴィンテージ、ジャスレコードの収集が趣味。