6月1日(月)からスタートする新しい夜ドラ『ミッドナイトタクシー』は、夜の東京を走る一台のタクシー。ハンドルを握るのは、29歳のタクシードライバー・ 蘭象子(古川琴音)。取り立ててじょう舌でもなく、特別な気配りができるわけでもない。けれどなぜか彼女のタクシーに乗った人はみな、後になってその夜の風景を思い出してしまう――そんな、不思議な空気をまとった女性だ。
タワマンに向かう恋人同士は、出たカードの数字だけで愛を語る“字数制限の恋”。
誕生日の偶然に胸を焦がす二人の女性は、うそにまみれた本音の行き場を探しながら、あめ玉の時間にだけ許される“うその告白”で距離を詰めていく。
四十年ぶりに父に会おうとする母と、その背中を追う息子は、父が駆る石焼き芋の車を追いながら、言えなかったひと言の重さと向き合う。
象子はそのどれにも踏み込みすぎない。ただ、バックミラー越しに少しだけ心を寄せ、時に焼き芋を割り、時にそっとうそをつく。
そして、人の人生の“通過点”にいるだけのつもりが、いつのまにか彼女自身も30歳という節目に向かって、自分の探しものを探し始める。果たして彼女の探しものは何なのか――。
東京の夜を、そっと走り抜けるタクシーの小さな明かり。そこに乗った人たちの言葉はまだ続きの途中で、象子の30歳までのカウントダウンもまた、どこかで静かに進んでいく。

注目の脚本家・兵藤るりが生み出した主人公・象子の世界観を象徴するキービジュアルが完成した。

そして、ミステリアスなタクシードライバー・象子を取り巻く人物もまた、なにやら一癖も二癖もありそうなレギュラーキャストが解禁となった。
常連客のサラリーマン・柴崎八雲(しばさき・やくも)役は中村蒼。都内の高層マンションに住むハイエンド層の独身サラリーマン。配車の際はいつも象子を指名する。いつもとっかえひっかえ違う女性を連れ立って乗り込んでくるが、余計な詮索をしない無口な象子を気に入っている。

常連客の俳優・寿々木麗華(すずき・れいか)役は伊藤万理華。今をときめく人気若手俳優。売れっ子のため、本来なら事務所の高級ワンボックスがお迎えに上がるが、担当マネージャーが象子の伯母のため、深夜の帰宅時はいつも象子のタクシーを使っている。象子のことは“しょうちゃん”と呼んでいて、大概のことは何でも打ち明けている。

象子の後輩運転手・平良芽衣(たいら・めい)役は小林桃子。象子の勤めるタクシー会社で働く後輩運転手。コロナの猛威が収まった今も、常にマスクを着けている。社交的な性格ではないが象子には心を開いており、象子のことは“先輩”と呼んでいる。

芸能事務所社長・蘭弥生(あららぎ・やよい)役は和久井映見。象子の伯母であり、象子が幼い頃、象子を置いて蒸発した母親の姉。象子の母親が蒸発した後、象子と共に暮らす。象子が独り立ちしたあとは、辣腕(らつわん)の芸能事務所社長として人気俳優の麗華をマネージメントするなど、忙しい日々を送っている。口癖は「もうムリ」。そのため、象子は彼女のことを“ムリさん”と呼んでいる。仕事帰りはよく遅くなるため、いつも象子を指名して配車してもらっている。

行きつけの喫茶店主・昼川源(ひるかわ・げん)役は竹中直人。象子が仕事終わりの家路の途中でよく寄って食事をする喫茶『つかれしらず』のマスター。毎回、象子が変わった料理を注文するが、その難題もことごとくクリアして何でも作れてしまうスゴ腕の調理人でもある。

【中村蒼 コメント】
人は見かけによらず様々な悩み、秘密、悲しみや孤独を抱えています。人の本質は長い付き合いを経ていても中々見えないものですが、何故か今作の主人公・蘭象子の運転するタクシーに乗るとつい本音が溢れてしまう乗客達。タクシーという空間がそうさせるのか象子の人柄がそうさせるのか。僕が演じる柴崎八雲はいつも象子を指名し車内では調子良くベラベラ喋っています。ナルシストで自意識が高く本当の愛を求めて生きている男ですが彼もまた誰にも言えない悩みを持っています。人は見かけによりませんね。
皆さんも是非、象子の運転するタクシーの空間を一緒に味わってみて下さい。

【伊藤万里華 コメント】
象ちゃんは、変わらないままただそこにいます。バックミラー越しに見える遠くを見つめる象ちゃんの眼差しと、窓越しの変わらない東京の夜景に、なんだかホッとするみたいです。
おかげで麗華は車内でのびのびと過ごしています。その時間が本当に嬉しくて、心地良いです。
家と仕事現場を送迎してくれるタクシーは、きっと心のバランスを整える場所になっているのかもしれません。
それはきっと、運転手が象ちゃんだからなのだろうなと思います。

【小林桃子 コメント】
この度、平良芽衣役を演じさせていただきます小林桃子です。
彼女は古川琴音さん演じる象子が勤めるタクシー会社の後輩で、物語の中で象子と深く関わっていく存在です。
本読みの日に、監督、古川さんからいただいたアドバイスを通して平良芽衣という人物の輪郭がパッと広がっていきました。
撮影では、監督と対話を重ねながら象子との距離感の変化を大切に演じました。
二人の関係がどのように変化していくのか、是非注目してご覧いただけたら嬉しいです。

【和久井映見 コメント】
象子と、象子が関わる個性もリズムもまったくちがう様々な人々の様々な物語。その人がどんなふうに生きてきて、何を思い、そこからまたどう生きていくのか。タクシーでの時間の中で、人との関わりの中で、少しずつ明らかにもなる物語。「象子は何を思うのだろう…」「この後どうなるのだろう…」と、ドラマの放送の15分を楽しみにしていただけますように…。街中でタクシーを見かけた時に、象子や登場人物の誰かの事をふと思い出していただけますように…。どうぞ、見守り、見届けてくだい。

【竹中直人 コメント】
古川琴音さんの眼差しとその声に圧倒されました。
【俳優】ではなくやはり、【女優】と言う言葉を失ってはならないと感じました。この作品を通して琴音さんに出会えた事、感謝驚きです そしてみなさんがこの作品をどう受けとめるのか、楽しみにしています。もし気に入ってくれたのなら、大切なともだちだけに「ミッドナイトタクシー」面白いよ…って、そっと伝えてね。
…あっ!ぼくは、いかれたじいさん役ですがいっしょうけんめいやりました。よしなに…。