本作の主演を務めるのは、「あぶない刑事」シリーズで知られる“ダンディー”な魅力と、『ゴールデンカムイ』では“渋カッコいい”と多くのファンを魅了してきた舘ひろし。そんな日本を代表するトップスターである舘ひろしの最新作は、まさかのコメディ。アクションに情熱を燃やす70歳の現役映画スター・南条弘を演じる。
南条のマネージャー・川奈舞役には西野七瀬、南条との出会いで大きく人生が変わっていく少年・来宮亮役には黒川想矢、所属事務所の社長・三宅篤役には吉田鋼太郎が出演。そして、南条の俳優仲間・尾崎誠役には宇崎竜童、尾崎の三人の元妻たちとして、加藤麗子役に大地真央、木村暁子役に真矢ミキ、来宮ありさ役にMEGUMIと超豪華な女優陣が脇を固め、南条が“想い残し”の旅の途中で出会う超個性的な姉弟として、姉の安田しずえ役を南野陽子、弟の康太役を八嶋智人が演じる。

尾崎が起こしたバイク事故にコメントを出したことをきっかけに、世間から「で、南条さんはいつ“免許返納”するんですか?」と詰め寄られ、“免許返納”世論の波に巻き込まれてしまうスターの姿をユーモアたっぷりに描き出す。ダンディーで渋いパブリックイメージを自ら覆す、舘ひろし史上最高の“ノンストップドライブコメディ”がここに誕生する。

いよいよお披露目を迎える今の心境を舘は「この映画は森田芳光監督へのオマージュだと思って頑張りました」と話し、役を演じる上では「頑張らなきゃいけないなという気持ちです。30年前の南条弘からどうなったんだろう、30年間ずっとこいつは何をしていたんだろう。でも、変わらなくていいや、そんな感じで気楽にやらせていただきました」と、1994年公開の『免許がない!』での同役との繋がりも考えながら演じたそう。

そして、劇中では南野と『泣かないで』をデュエットするシーンもあり、南野は「めちゃくちゃ得な役だと思いませんか?舘さんと歌えるなんて、と思ってドキドキして。私が舘さんとデュエットできて嬉しいという想いは、南条と、ファンだったスナックのママが一緒に歌わせてもらえるのと同じだなと思って歌いました。ラッキー!」とチャーミングに喜びを表現。その言葉に舘は「ナンノの方が上手くて、聞き惚れておりました」と南野の歌声を絶賛。
『泣かないで』の歌唱は監督の念願だったようで、「フルコーラス、これだけは外せないと思って歌っていただきました」と想いを語った。

さらに、作品にちなんでやり遂げたいことを聞かれると「石原(裕次郎)さん、渡(哲也)さん、小林(正彦)専務の夢だった映画づくりをどこかでやり遂げたいなと思っています。いくつか企画はあるんですが、私が色んな企画を立てるとすごくお金がかかるので…」と内情にも触れて笑いを誘いながら、「ちゃんとした映画をいつか撮りたいなと思っています」と展望を明かした。

最後に「この映画は色んなパロディがいっぱい詰まった、笑って泣ける映画に仕上がっております。私個人としては、この映画は森田芳光監督に捧げたいなと思っております。最後まで楽しんでいただければ幸いです」とメッセージを送った。