
今回解禁となったのは瀬戸内の島で生活し、主人公である青埜櫂と井上暁海を取りまく4名の豪華キャスト!

恋多き櫂の母・青埜ほのかを尾野真千子が演じる。日本アカデミー賞では、第46回優秀助演女優賞『ハケンアニメ!』・第41回 優秀助演女優賞『ナミヤ雑貨店の奇蹟』・第37回 優秀主演女優賞『そして父になる』/優秀助演女優賞『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』を受賞。主演を務めた『茜色に焼かれる』(2021年)では第95回キネマ旬報ベスト・テン 主演女優賞・第76回毎日映画コンクール 女優主演賞など数々の賞を受賞。名実共に確固たる実力を示してきた尾野が、恋人を追いかけて櫂と共に瀬戸内に移住し、スナックのママとして働きながらも、櫂にすがらずにいられない脆さを持った女性像を確かな演技力で演じる。藤井監督とは『ヤクザと家族 The Family』(2021年)でタッグを組み、2度目となる今作の出演についても「藤井さんとは今作で2度目だったので、またご一緒できることが嬉しく、このチームに戻ってきた、同窓会のような安心感がありました。」と藤井組への愛情を覗かせた。

暁海の母・井上志穂を木村佳乃が熱演。『天地人』(2009年)/お涼役・『真田丸』(2016年)/松役・『青天を衝け』(2021年)/平岡やす役など快活さや凛々しさが際立つ役どころで数々のNHK大河ドラマに出演する一方、『僕のヤバイ妻』(2016年)では壮絶な復讐劇を繰り広げる妻を怪演し幅広い表現力を見せ、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(2017年)・「恋する母たち」(2020年)などでは母親役を数々演じてきた木村。ドラマ「アバランチ」(2021年・フジテレビ系)以来の藤井監督とのタッグとなる本作で、「暁海が櫂を追って東京に行く事ができない原因を作っている母親役でしたので 非常に難しく集中力も必要で、とにかくカロリーを消費致しました。」とコメントを寄せており、夫の不倫や娘との衝突に苦しむ様を、繊細かつ迫真の演技で魅せる。

オートクチュールの刺繡作家で自立した女性・林瞳子を演じるのは、藤井組へは初参加で、圧倒的な透明感と奥行きの深い演技力を併せ持つ石田ゆり子。『記憶にございません!』(2019年)では内閣総理大臣の妻、『マチネの終わりに』(2019年)ではジャーナリスト、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』シリーズ(2021年~2026年)では東京都知事を演じ、自立し洗練された中にも愛らしさを覗かせる役どころで一線を画す石田が、今作ではイメージとは異なる顔で魅了。暁海の父とは不倫関係でありながら、常に暁海の存在を気にかけ、刺繍の技術を惜しみなく教えていく中で暁海が憧れを抱くようになる存在を演じるにあたり、石田は「瞳子という役は、ヒロインの暁海にとって憎悪と憧れという相反する気持ちを揺り起こさせなくてはいけない存在です。そのために、なにか俗世間的な欲望のようなものを削ぎ落としたくて、思い切って髪をかなり短く切りました。」と強い覚悟を持って臨んだことを明かした。穏やかな中にも自身の意志を貫く強さを持った女性を唯一無二の空気感で体現する。

櫂と暁海が通う高校の化学教師で、二人を卒業後も気に掛ける北原草介を長谷川博己が個性豊かに演じる。主演を務めたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』(2020年)では従来とは一味違う誠実な明智光秀を、『シン・ゴジラ』(2016年)では内閣官房副長官として圧倒的なリーダーシップでゴジラ災害対策本部(巨災対)を指揮する司令官を見事に演じ堅実な役どころで注目を集める一方、『はい、泳げません』(2022年)では水にトラウマを持つカタブツな大学教授をコミカルに、TBS日曜劇場『アンチヒーロー』(2024年)では殺人犯をも無罪にしてしまうダークヒーロー弁護士役で怪演を魅せるなど、多彩な顔を持つ長谷川。本作では一見、堅物教師のような風格を見せながらも、自身の幼い娘を愛する父親であり、櫂と暁海の15年に渡る恋模様を側で見守り続ける拠り所のような存在を丁寧に演じる。長谷川も「情念の映画だと思った。同時に、怖さを感じる作品だ。」と肌で感じ取った感覚をコメントで寄せた。
<コメント>
■尾野真千子/青埜ほのか 役
藤井さんとは今作で2度目だったので、またご一緒できることが嬉しく、このチームに戻ってきた、同窓会のような安心感がありました。
綺麗な恋の物語の中にある人間の泥臭さも魅力で、私は横浜さんが演じる櫂の母親として、思わず溜息が出てしまうような、男性への執着心が強いどうしようもない女性を演じました。
横浜さん、広瀬さん二人とのお芝居はとても楽しかったですし、今治でのロケや、地元の方々の温かさが、そのまま役の深みにつながったと感じています。面白いものができる予感がしています。
■木村佳乃/井上志穂 役
暁海が櫂を追って東京に行く事ができない原因を作っている母親役でしたので
非常に難しく集中力も必要で、とにかくカロリーを消費致しました。
また暁海を縛りつけてしまっている、自分自身にも深く傷ついている女性だなと、思いながら演じておりました。
個人的には以前も映画の撮影で長期滞在したことがある島でしたので、大変懐かしく、ご縁を感じておりました。
毎日美しくかつ凛とした瀬戸内海に癒されていました。
■石田ゆり子/林瞳子 役
瞳子という役は、ヒロインの暁海にとって憎悪と憧れという相反する気持ちを揺り起こさせなくてはいけない存在です。
そのために、なにか俗世間的な欲望のようなものを削ぎ落としたくて、思い切って髪をかなり短く切りました。
藤井道人監督の演出は、自分の中の雑念が次第に消えていくような修行感があります。
できることならもう少し長く携わりたかったです。
リュネビル刺繍を一から教えていただき本当に貴重な経験でした。刺繍の世界にすっかり夢中になり、今後とも習い続ける決意です。
今治市は20年ほど前、テレビドラマの撮影で長期滞在したこともある思い出深いところです。
瀬戸内海を眺めていると、やさしくて切ない不思議な気持ちになります。
美しいラブストーリーにぜひ浸ってくださいますように。
■長谷川博己/北原草介 役
情念の映画だと思った。同時に、怖さを感じる作品だ。
北原は主人公二人に寄り添うメンターのような存在でありながら、どこか得体の知れない人物でもある。
原作『汝、星のごとく』の北原を、二時間という映画の枠の中でどこまで立ち上げられるかは…中々難しかったです。
若いキャスト・スタッフが多い中で、気がつけば自分も年長者の立場にいて、北原の如く、作品の“添え木”となれれば、と思いながら撮影していたことを思い出す








