©映画「太陽の守護神」製作委員会

本作は、国際環境認証制度「ブルーフラッグ」をアジアで初めて取得した福井県・若狭和田ビーチを舞台に描かれる物語。
主演は、Z世代を中心に熱い支持を集め、俳優・モデルの枠を超えて活躍の場を広げる新進気鋭の表現者、のせりん。本作で映画初主演を飾る。共演には徳重聡、伊礼姫奈、中山エミリ、酒井敏也、風間トオル、西岡德馬ら実力派キャストが脇を固める。監督を務めるのは、国産メガネの95%を生産するまでに成長した福井のメガネ産業の礎を築いた明治時代の人々の情熱と愛を描いた『おしょりん』(2023年)の児玉宜久。

主人公の勇輝を演じるのせりんは、高校在学中にモデルとして活動をスタートし、映画『近畿地方のある場所について』(25)でスクリーンデビューを果たすと、俳優としても活躍の幅を広げてきた。スレンダーなスタイルとミステリアスな佇まいで、Z世代の注目を集めている。
当初制作陣は“やんちゃでイケイケ”な、ビーチにいがちな人物像を主人公として想定していたのだという。しかし、企画が進む中でのせりんの名前が上がると、そのキャラクター造形がグッとリアリティを持ち始める。
児玉監督は「ナイーブで体育会系ではない子が意外にもライフセーバーを目指すというスタイルになりました。これは思ってもみなかった良い効果になりました」と語っている。また河合広栄プロデューサーも「“ザ・都会っ子”だった青年が、その土地に馴染んでいく様子をうまく見せることができました」と、のせりん自身が持っていたものが物語の根幹に大きく影響を与えたと振り返る。
のせりん自身は、海や厳しい訓練に飛び込むことを含め、自分に務まるだろうかと不安もあったというが、その心境も勇輝の成長の物語にぴたりとシンクロした。「多くのことを学び、自分自身を知ることができた夏でした」と振り返っている。

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勇輝が加⼊する“若狭和⽥ライフセービングクラブ”のリーダー・⽴⽯を演じるのは、徳重聡。実際に東京から福井県高浜町に移住し、「ブルーフラッグ」の認証を受けるためライフセービングクラブを立ち上げた細田直彦さんをモデルにしたキャラクターで、リーダーシップを体現するのにふさわしい俳優として、徳重が抜てきされた。“みんなの兄貴分”という雰囲気もキャラクターそのもので、リアルな身体づくりや動きを追求しながら役に臨む徳重の存在が、若いキャスト陣にとって精神的な支えとなった。そして同クラブのメンバー・加奈を演じる伊礼姫奈は、「うちに秘めた根性があり、ビーチが似合う健康的な感じも役柄にぴったり」だと児玉監督。⾵間トオルや⻄岡德⾺ら脇を固める実力派の存在も「とても心強かった」(児玉監督)と、若手とベテランがバランスよく顔をそろえた盤石のチームとなった。

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「真夏の撮影ということもあって、体⼒的に⼤変な場⾯もあった」というのせりんだが、キャスト&スタッフ、そして町の人々と「一丸となって撮影に臨むことができた」と充実感もたっぷり。日々の撮影のなかで育まれていったチームワーク。その背景には、泊まり込んで合宿のように過ごしたかけがえのない時間があった。河合Pは「クランクインの前に、地元のライフセーバーの方と、ライフセーバー役のキャスト陣で食事をする機会があって。年齢が近い人も多く、そこでみんなすっかり仲良くなってしまって」と語りながら、「俳優部の宿舎でも、のせりんさんをはじめ、みんなでご飯を食べたり、お菓子を食べたり、遅くまで話をしたり。空き時間にも、地元のライフセーバーの方たちと海に入ったりして。みんな、元気ですよ!」と笑顔。劇中さながらに、食事や海での時間を共有するなかで互いの距離は縮まり、結束はより強固なものとなっていった。

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人生の岐路に立った勇輝は、顔つきまで変化していく。のせりんが表した彼の成長は、「誰かの背中を押せるものだ」と河合P。「自分は何者になれるのか、将来どうしていけばいいのかと悩む時期が、きっと誰にでもあるものだと思います」と勇輝の葛藤は観客のものでもあるという児玉監督は、「思春期真っただ中の若者、すでに過ぎ去った中年、遠い過去だったシニアの皆さんにも観てほしい」とメッセージを送る。