
2016年にブロードウェイで開幕し、最優秀作品賞を含むトニー賞6部門を受賞したミュージカル『ディア・エヴァン・ハンセン』が日本オリジナル演出版で待望の初演を迎える。エヴァン役の柿澤勇人、吉沢亮、ハイディ役の安蘭けい、堀内敬子、ゾーイ役の木下晴香、松岡茉優ら、総勢23名の豪華キャストが織りなす、疾走感溢れる名曲とともに紡がれる物語。社交不安障害を抱え孤独な日々を送るエヴァンが、クラスメイトの死ととっさについた嘘がきっかけで本当の自分に気づくまでの過程が描かれる。
この日は7月25日初日を目前に控え、本番と同じセット・衣装による公開舞台稽古が実施され、劇中の見どころとなる4つのシーンが特別に公開された。

■「誰か地図をもってる? / Anybody Have a Map?」「窓越しに手を振る / Waving Through a Window」
【出演者:柿澤、堀内、松岡、立石、須賀、高野、マルシア、石井 ほか】
今日はいい日になる、理由はこうだ。という書き出しでエヴァンが自分への手紙を書き始める物語の幕開けのシーン。
登場人物それぞれが悩みや不安を抱えながら日々を暮らしていることが、冒頭から表現されている。

■「伝えられたら / If I Could Tell Her」
【出演者:柿澤、松岡】
エヴァンがゾーイへの秘めた恋心を伝える楽曲。
同級生のコナーが自ら命を絶った後、コナーと自分は親友だったと嘘をついたエヴァンがコナーの妹であるゾーイに、コナーとのエピソードを話して聞かせるシーン。

■「Disappear / 消えていい人はいない」「You Will Be Found / 誰かが見つけてくれる」
【出演者:吉沢、安蘭、木下、廣瀬、上口、宮澤、瀬奈、新納 ほか】
心の中に潜むコナーの声に後押しされ、エヴァンは死んだコナーを追悼する「コナー・プロジェクト」をジャレッド、アラナと立ち上げる。エヴァンの「誰かが見つけてくれる」という想いのこもったスピーチがSNSで拡散され人々の心に感動を与える場面。SNSの広がりや混沌を表現した美術や映像、ステージングも日本演出版の見どころ。

■「大きな家 小さな私 / So Big/So Small」
【出演者:吉沢、安蘭】
とっさについた嘘が原因で大きな出来事に発展してしまい、深く傷ついたエヴァン・ハンセンを、母親であるハイディ・ハンセンが大きな愛で優しく包み込む物語の終盤の楽曲。
さらに翻訳・演出を担当する小山ゆうな、Wキャストの柿澤・吉沢よりコメントも到着した。
■小山ゆうな(翻訳・演出)
プロードウェイの初演から10年が経ち、SNSをはじめとする仮想空間で発信される言葉や画像・動画が私達に及ぼす影響はより直接的になり、コロナ禍を経たことで人と人が繋がる事の意味合いも大きく変化しました。
2026年の今、日本で上演するのにベストの形を目指すべく話し合い、試み、修正を繰り返しながら稽古を進めてきました。
今まで『ディア・エヴァン・ハンセン』を愛してきた方々にも初めて触れる方にも楽しんでいただけることを祈っています。
EXシアター有明のオープニングラインナップ3作目。是非劇場へいらしてください。
■柿澤勇人(エヴァン・ハンセン役/Wキャスト)
カンパニー一同、長い期間を共に、一生懸命稽古に取り組んでまいりました。
お客さまに観ていただくことで作品が完成すると思いますので、早く我々の時間を共有したいです。
皆さまが最後のピースです。
忘れられない夏になると確言しております。
ご来場を心よりお待ちしております。
■吉沢亮(エヴァン・ハンセン役/Wキャスト)
ブロードウェイでお芝居の素晴らしさに衝撃を受けた『ディア・エヴァン・ハンセン』を、いよいよ皆様にお届けできることを嬉しく思います。
人とコミュニケーションを取ることに憧れを持っていたエヴァンが、ほんの少し踏み出していく成長の物語を、たくさんの方に観ていただきたいです。
ミュージカルは2度目なので緊張していますが、最後まで走り切れるように精一杯頑張ります。
【あらすじ】
高校最後の年になってもエヴァン・ハンセン(柿澤勇人/吉沢 亮)は学校に友達がおらず、唯一の家族である母親ハイディ(安蘭けい/堀内敬子)にも心を開けずにいる。社交不安障害の治療のため医師に勧められ、書いていた「Dear Evan Hansen(親愛なるエヴァン・ハンセンへ)」から始まる自分宛の手紙を、ある日、学校で同級生のコナー(立石俊樹/廣瀬友祐)に持ち去られてしまう。それは誰にも見られたくないエヴァンの心の声が書かれた手紙だった。
数日後、校長室に呼び出されたエヴァンは、コナーの父ラリー(石井一孝/新納慎也)と母シンシア(瀬奈じゅん/マルシア)からコナーが自ら命を絶った事を知らされる。悲しみに暮れるコナーの両親は息子が持っていた手紙を見つけ、コナーとエヴァンが親友だったと思い込む。二人の友情を詳しく知るためにエヴァンを夕食に招待する。夕食の席で妹のゾーイ(木下晴香/松岡茉優)から疑いの目を向けられるものの、エヴァンは両親の悲しみに耐えきれず、とっさに嘘をついてしまう。
“コナーとの楽しかった思い出”を語り、嘘を塗り重ねてしまう。
さらにエヴァンはジャレッド(上口耕平/須賀健太)、同級生のアラナ(高野菜々/宮澤佐江)は、コナーの存在を忘れないためにコナー・プロジェクトを学校で立ち上げる。エヴァンの感動的な作り話のスピーチがSNSで急速に拡散され、彼と周囲の人々の人生を大きく動かす。やがて〈とっさについた嘘〉の真実が少しずつ明らかになり、事態は思いもよらぬ方向に進んでいく―――。
本公演は7月25日(土)~8月23日(日)EXシアター有明(東京ドリームパーク内)、8月29日(土)~9月6日(日)御園座、9月10日(木)~21日(月祝)梅田芸術劇場メインホールで上演される。


















