
本映画祭は8⽉5⽇「タクシーの⽇」を記念して開催。2026年8⽉3⽇(⽉)から1週間、東京23区内を⾛⾏する100台のタクシーと連携したサイネージメディアでアカデミー賞級の制作陣が⼿掛ける撮り下ろしの短編映画3作品を上映し、新たな映画体験、移動体験を創出する。タクシー上映後には都内3館で期間限定の劇場上映も予定されている。この日は公開を記念したイベントとして短編映画3作品の豪華出演者‧制作陣が⼀堂に集結した。

久保は中川龍太郎が監督・脚本を担当する短編映画『世界は美しいと誰かが⾔った』のトークセッションに登場した。
今作が乃⽊坂46卒業後初となる主演作に「今まで経験したことのない作品への向き合い方をさせていただいたこともあって自分の中で卒業って人生の節目にこれだけ役者としてもすごく貴重な経験をさせていただいたのがこの作品でほんとに良かった」とコメント。続けて「自分の人生とか生活とかそういうものが人として作品とか役柄に顕著に現れるんだなってことを監督に教えていただいたので、より人間として深みのある人になりたいなって思うきっかけでもありました」と撮影を通しての気づきを明かした。
中川監督の映画『恒星の向こう側』でもタッグの経験がある2人。中川監督は「非常に作品への向き合い方がストイック。自分が求めてることを真剣に取り組んでやってくださる方」と久保の役者としての姿勢を称賛し、今作の久保に触れ「2歳の子供って大人のコミュニケーション取れないのですごく大変だけど、とても献身的にミニーちゃんのカチューシャをしてずっと踊ってあやしてくれたりとか撮影前とかずっと休むことなく本当に母親としてちゃんと過ごしてくれたその姿が座長として素晴らしいなと思ってお願いしてよかったと確信した瞬間でした」と現場での姿を振り返った。
劇中で2歳の娘・律(りつ)の⺟親役・藤吉史花を演じている久保は、母親役に挑戦する上で律ちゃんのお母さんとのコミュニケーションを大事にしていたそうで「お母様からの話で言葉がまだ話せない頃の律ちゃんと一緒に過ごしている時の言葉が通じないことによる孤独みたいなものがすごくあったっていうお話をお伺いした」と言い、外部との連絡を控えたりするなど役作りにこだわったことを明かし「自分は実際に子供がいるわけではないのでその経験を疑似的にでも孤独を経験できたらなと思っていたのでこの撮影の期間っていうのは自分なりに向き合っておりました」と語った。するとここで客席に律ちゃんの姿を見つけた久保はニッコリと微笑み手を振って笑顔を向ける姿に本当の親子のような絆をみせていた。

最後にこの映画祭について聞かれた久保は「タクシーで移動の間に新しい映画と出会って新たな作品、物語に触れるってなんて素敵な体験なんだろうって思いました」と微笑み、「今回自分が史花としてこの作品の中で生きた中で、目の前の景色だったり誰かの気持ちとかを考えることもそうですし自分と対話することの大切さもすごく学んだ。この作品を通して見てくださる方の明日って存在にも何か1つ色とか温度とかそういうものをプラスできるような作品になっていたら嬉しいなと思いますし、ぜひ移動のひとときにこの作品に出会っていただけたら嬉しい」とアピールしていた。
イベントには久保と中川監督のほか、大沢一菜・照井野々花・小宮山菜子監督(短編映画『まるくてしかく』)、林裕太・岸本加世子・長島翔監督(短編映画『Parallel Parking』)が登場した。

【あらすじ】
重い病を抱える史花(久保史緒里)は、2歳の娘を抱き抱えて、行く宛もなくタクシーに飛び乗る。辿り着いたのは木々が生い茂り、風がそよぎ、光が溢れる湖のほとりの集落。そこで、幼い娘を亡くした経験を持つ光世(中尾幸世)と出会う。史花と律は彼女が営む民宿に、一晩だけ泊まることに。その一晩を通して、史花・律・光世、3人の女性の人生が交差する。その先に待っているものとは─────。











