
是枝裕和や西川美和監督の監督助手を務め、2019年に柳楽優弥主演の映画『夜明け』で監督デビューを果たした広瀬奈々子監督。『このごにおよんで愛など』は、「もっといろんな家族の形があってもいいんじゃないかという思いから生まれました」と自ら企画立案・脚本を執筆し、長い歳月をかけて完成した意欲作だ。さらに、既存の価値観にとらわれない作品をつくりたい、という監督の思いから日台合作となった本作。
ホウ・シャオシェン監督の後期作品や「台北暮色」(ホアン・シー監督)の撮影監督を担ってきたヤオ・ホンイーをはじめ、撮影と照明に台湾スタッフが参加し、映画のすみずみまで独自の技術と感性を注いだ。
“わがままで、ずるくて、だけど愛おしい”、絵本作家の主人公・詩を演じるのは長澤まさみ。自由奔放に振る舞うけれど何処か憎めない、難しいキャラクターを見事に演じた。さらに、詩の夫・杜夫役には柄本佑。気遣いができ料理が得意な一面と、古き良き家族観の間で揺らぐ男性を演じる。詩に不満を抱きながらも、一途な愛情と強い芯を持つ、詩の恋人で担当編集者・潤奈役は石橋静河が務める。
この度、本作の予告編、本ポスタービジュアル、そして追加キャスト7名の出演が発表となった。
解禁された予告編は、「例えば、3人で子どもをつくるのはどうかなって思って」という詩の突拍子もないような印象的なセリフから始まる。続けて「なんで俺と結婚したの?」「別れたくないなら離婚してください」と、戸惑い涙する杜夫と潤奈だったが、夫と彼女、2つの愛を手に入れようとした詩の“わがまま”な提案から3人の暮らしをスタートさせる。子どもをつくることを通じて、新しい家族のかたちを模索しながら自分自身の本心と向き合う3人。杜夫から「詩ちゃんも、変わらなきゃ」と諭される詩自身も、「人様に言えないこと重ねて、もう私のポジションなんてどこにもないんだよ」と、ありのままの自分を、目の前の人をどう愛するのか向き合う姿も映し出される。さらに3人で家族になることを願う詩、夫・杜夫と恋人・潤奈に寄り添うように流れるHIMIの楽曲「Aishitell」が印象的な予告編となっている。
あわせて解禁された本ポスターでは、「わたしと夫と彼女。3人で、家族になりたいと思った。」という印象的なコピーとともに「わたしと夫」である詩と杜夫、「わたしと恋人」である詩と潤奈が描かれており、それぞれの関係性や試行錯誤を重ねる3人の日々が表現されたビジュアルにも注目。
そして、主人公・詩(長澤まさみ)、夫・杜夫(柄本佑)、恋人・潤奈(石橋静河)の3人が織りなす物語を彩る、個性豊かなキャスト陣も新たに解禁され、コメントも到着した。
杜夫の同僚で、戌井健太郎役を演じた風間俊介は「昨今、自分らしく生きるのが健やかであるとされていますが、時に誰かの自分らしくは誰かの我慢に支えられているのかもしれません。でも、それぞれの思いが交錯した時、新たな人間関係、新たな形が生まれる事もあるのかもしれない。そんな事を台本を読んだ時に思いました」と作品について語り、詩の友人で良き理解者であるコンちゃん役の落合モトキは「スギくん、コンちゃんのほっこりした関係を箸休めのような存在で観て頂けたら嬉しいです」とコメント。また、コンちゃんのパートナー・スギくん役で本作が映画初出演となる令和ロマン・松井ケムリは「詩と杜夫と潤奈といういびつで不安定な三角形がどんな形におさまるのか、遠くから見守るような気持ちで撮影に参加させていただきました」と語った。
潤奈の職場の後輩・桜井歩夢役・のせりんは「僕自身も、愛にはいろんな形があると思っているので、この作品を観た皆さんがそれぞれどう感じるのか、とても楽しみです」、風間演じる戌井の妻・戌井みどり役の大西礼芳は「新しい家族の形。始まりはいつでもどこでも、波乱に満ちているのかもしれません。芽生えたばかりの輝き。その危うさも含めて、ぜひ観て受け取っていただけたら嬉しいです」とコメント。
さらに詩、杜夫、潤奈が相談に訪れる弁護士・副島光弘役の渋川清彦は「広瀬監督の静かだけれどはっきりとした意思のある目というか佇まいが印象的で、素敵な監督でした」、そしてレディースクリニックの迫田律子役の片岡礼子は「彼らとの時間はとても瑞々しく、それは色々あれど自分軸を大切にする選択をして進んでいる眩しさなのでは と思い始めているところです」とコメントを寄せた。新たに解禁となったキャストが詩たちの複雑でどこか可笑しく、人間味あふれる関係性をより一層奥深く盛り上げる。

なお、本作の前売り券は、9月11日(金)より全国の上映劇場(※一部を除く)・メイジャー通販サイト・MOVIE WALKER STOREにて、一般1,600円(税込)で発売される。
【風間 俊介/戌井 健太郎役 コメント】
昨今、自分らしく生きるのが健やかであるとされていますが、時に誰かの自分らしくは誰かの我慢に支えられているのかもしれません。でも、それぞれの思いが交錯した時、新たな人間関係、新たな形が生まれる事もあるのかもしれない。そんな事を台本を読んだ時に思いました。 自由と普通と愛への思いが詰まっている『このごにおよんで愛など』に参加出来て幸せです。
【落合 モトキ/コンちゃん役 コメント】
タフに見える人間も支え合って世の中に紛れていて。
でもとても繊細であり、触れたらすぐ崩れてしまうような・・・。
そんな登場人物の中で、スギくん、コンちゃんのほっこりした関係を箸休めのような存在で観て頂けたら嬉しいです。
【松井 ケムリ/スギくん役 コメント】
詩と杜夫と潤奈といういびつで不安定な三角形がどんな形におさまるのか、遠くから見守るような気持ちで撮影に参加させていただきました。
その三角形が自らを把握するためにも、穏やかで安定したコンちゃんとスギくんの関係は3人にとって大切な存在だったと思います。特に私の演じさせていただいたスギくんは、コンちゃんのことも見守っているようなおおらかさがあり、どこまでいってもブレない芯のようなものを大切にさせていただきました。
【のせりん/桜井 歩夢役 コメント】
桜井みたいな子、いるよな〜と、どこか共感しながらお芝居することができました。
チームの雰囲気もとても穏やかで、数日間の撮影でしたが、とても充実した日々でした。
僕自身も、愛にはいろんな形があると思っているので、この作品を観た皆さんがそれぞれどう感じるのか、とても楽しみです。
ぜひ楽しんで観ていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
【大西 礼芳/戌井 みどり役 コメント】
新しい家族の形。始まりはいつでもどこでも、波乱に満ちているのかもしれません。私は夫と3人の子どもたちと、時々騒がしく詩さんのもとを訪れます。映画を観ながら、子どもたちと主人公たちの姿を重ねることがありました。芽生えたばかりの輝き。その危うさも含めて、ぜひ観て受け取っていただけたら嬉しいです。
【渋川 清彦/副島 光弘役 コメント】
撮影1日の参加で、長澤さん石橋さん佑との芝居は緊張しましたが充実した時間でした。広瀬監督の静かだけれどはっきりとした意思のある目というか佇まいが印象的で、素敵な監督でした。
それぞれのやりかたで楽しみ、それぞれのやりかたで踊り、それぞれの生きかたがある、そんなことをあらためて教えてもらいました。是非映画館で!
【片岡 礼子/迫田 律子役 コメント】
彼らとの時間はとても瑞々しく、それは色々あれど自分軸を大切にする選択をして進んでいる眩しさなのでは と思い始めているところです。
広瀬組の撮影のあと
詩と潤奈と杜夫3人の時間を思い出しては、”言葉にならないところに確かにあるもの”
を見つめる自分が居ます。
大切に届けたい映画です。





