
本作は『湯を沸かすほどの熱い愛』以来10年ぶりに中野量太監督が完全オリジナル脚本を書き下ろして日仏共同製作で描く感動のヒューマンサスペンス。狂おしいまでに“家族“という幸せの形を追い求め、愛する人を殺めてしまうという重い罪を犯してしまった孤独な青年・西山夕平を監督と初タッグとなる坂口健太郎が演じる。
公開初日を迎え坂口は「公開初日です!おめでとうございます!」と声を弾ませて大喜び。上映後の観客を前にした舞台挨拶は初めてだといい「見終わって直後だと思うんで皆さんの心の中で消化がきっと完璧にはできてないと思うんですけど、いかがでしたでしょうか?」と問いかけると客席からは大きな拍手が、その光景に坂口は「嬉しい。こういう拍手は本当に幸せな時間ですよね」と喜びを噛みしめた。

完成した本編を初めて見た際については「自分で役をやっていながらも消化ができなかったんです」と明かし、「なんとなく自分の中である程度の答えは準備していたつもりだったんですけど、自分の中ではもうちょっといろんなことを考えたいな、考えさせてくれる作品だなって思った」と吐露しつつ、「監督にすごいものができましたねって感想を言った気はしますね」と語った。これに中野監督は坂口から「自分の恥ずかしいところも撮られた」と言われたことを明かし「しめしめ」とニヤリ。坂口は照れ笑いを浮かべていた。
また早瀬は完成した本編を通して朝子の立場から物語を見つめる中で「自分がもし朝子だったらあの選択ができるかとかすごく見終わった後も自分の中で考えさせられる」とコメント。「人生観を変えてもらった作品だなとすごく感じてます」と語った。堀田も「自分が出てるとか抜きにしてもとにかく素晴らしい映画だなと思いました」と絶賛。「愛とか幸せって正解のない問いについてじっくり考えさせられた」と話し、成長した朝子の姿を見て「紗月も見えないところでたくさん頑張っていたんだなってのがどこか報われたような気がした」と思いを明かした。
役作りについて聞かれると坂口は夕平を演じる上で「彼の選択肢の中で肯定できない瞬間もあった」と明かす。「正義か悪かの話ではない」とした上で「100パーセントその役のことを理解することってある意味ちょっと不可能な瞬間もあったりすると思うんですけど、その理解はできなくても共感だけはせめて彼の1番共感者でありたいなってずっと思ってやってた」と役への向き合い方を語る。続けて「あんまり自分でもここまでの感情を普段は出さないって部分を出してみたり、だからちょっと恥ずかしさを感じたんだと思うんですよね」と先ほどの“恥ずかしいところ”について照れながら説明。「毎日毎日がすごくクタクタにはなるんですけどすごく幸せな時間の積み重ねだったなって今思いますね」としみじみ撮影を振り返った。

イベントでは『撮影中に、一番幸せを感じた瞬間や出来事』を聞かれる場面も。坂口は『任せますの一言』を挙げ、撮影で中野監督から「もうこのシーンは坂口さんに任せますね」と言われることがあったそうで「ある意味信頼関係が構築できたからその一言いただけるだろうしその分僕も気合も入ります」と回顧。「その言葉をいただけた時は今まで積み重ねて撮ってきたものが夕平にちゃんとなれたって証なのかなって思いましたね。すごく嬉しかったですね」と監督からの言葉に喜びを噛みしめた。

さらにここでサプライズゲストとして幼少期の朝子を演じた倉田瑛茉が登場。キャスト陣が驚きで目を丸くさせる中、サボテンのバルーンとメッセージカードを坂口に手渡し「公開おめでとうございます。カードを読んでください」と可愛くお願い。まず坂口は1人で読んで「へ~!え~!」とじらして笑わせつつ、カードに書かれた「『私はあなたを知らない、』フランス、韓国、台湾で公開が決定しました!」と読み上げると会場からは拍手が、海外公開決定のサプライズ発表に坂口も「すごいすごい!瑛茉ちゃんが決めてきてくれたの?」と喜びをあらわにしていた。







