本作は、繊細な心理描写と人間関係の切なさをリアルに描く漫画家・ろじによる同名作品『青と碧』(フランス書院)が原作。
互いを想うからこその優しく切ないすれ違い、そしてゆっくりと深く育まれる愛おしさを瑞々しく描いた話題作。学力も運動も学年1位の天才でありながら、無条件の好意を天真爛漫に示す青と、そんな青に対して世話焼きな側面をみせるも素直になれない碧。高校で出会い、互いに惹かれ合いながらも世間一般の「普通」でありたいという思いから、「両片思い」のまま社会人となった二人。大切な存在だからこそ慎重に言葉と心を重ね、8年間の歳月をかけて一歩ずつ歩みを進めていく姿を描いた、等身大のピュアラブストーリー。

W主演を務める草川直弥と知念英和が制作発表へ出席。草川は「連日雨が続いていたんですけど、今日はすごく天気に恵まれまして、天気も味方してくれているということで、良いスタートが切り出せそうです!」と嬉しそうに話し、知念も「今日、こうしてこの日を迎えられて、本当に幸せです」と笑顔で挨拶した。

本作が初共演となる二人。互いの印象について聞かれると、知念は「事務所の先輩で、ONE N’ ONLYさんも一方的に知っていたんですけど、直弥さんはすごくクールで、グループの中ではまとめ役でしっかりされた方という印象でした」と語る。実際に共演してみてからは「すごく器の大きい、大人の余裕を感じて、意外とサービス精神が旺盛で、現場でもたくさん引っ張っていただきました。魅力の塊だなと思うような方です」と明かした。

対する草川は「ヒデはこの作品をやるとなってからSNSとかを調べさせていただいて、すごく可愛らしい顔だなと思ったんですけど、可愛らしい中にもキリッとしたかっこいい要素もあって、すごくギャップがあるなと」という印象を明かし、「実際にお会いした時にとても抜けてて、そこも逆に良くて青にぴったりだなと思いましたし、役にも全力でまっすぐ向き合っていて、まっすぐな子だなと思いました」と、知念の可愛らしい一面を語った。

知念も「最初にお会いした時にどういうふうに接していいか分からなくて緊張していたんですけど、直弥さんが『一緒にご飯行こうか』って誘ってくださって、そこで打ち解けて、すごくありがたいなと思いました!」と振り返る。草川は「こういう作品をやるにあたって、僕たち二人の空気感が届いてしまうと思うので、それは良くないなと。壁とかどうでも良いやと思って、ちょっとご飯行こう!って。そしたら、すごい『美味しい美味しい!』って毎回食べてくれるので、なんでも連れて行きたい」と笑顔。
知念も「『何でもご飯連れていくから、いつでも言ってね』って優しく言ってくださったのが印象的で、それから撮影を重ねるごとにご飯に行って仲を深め、お互いの役の話や、約8年間演じるので、距離感の話をしていました」と明かした。

脚本を読んだ感想について、草川は「8年間を描くってなかなか難しいと思いますが、僕が惹かれたのが、出てくる人物全員がとても優しいんです。こんな優しい世界があるんだ、と感動しました。青と碧の繊細なやり取りも原作を読んで伝わってきたので、とても好きになりました」と語った。
知念は「温かくてピュアでまっすぐで、恋した時の葛藤や、学生時代の相手を想う気持ちを思い返されたような感覚でした」と振り返り、「周りの人に恵まれて、8年かけて恋を成就させていくのが魅力的で、8年間ってすごく長いと思うんですけど、恋が実った時に空白の期間を埋め合わせるように、二人が密接につながって、8年が二人ならではの愛の形を形作るんだろうなという作品です。この8年をどうやったら描いていけるか、模索しながら作品に参加していました」と作品への思いを語った。

現場の雰囲気については、「年齢が近い方も多くて、皆で作っていこうって空気感がありました。周りの方が僕たちに向ける優しい眼差しを感じながら、キャストさんだけではなくスタッフさんも愛を注いでくださって、撮影が続いて行きました」と振り返る。草川も「青春でした」と笑顔を見せ、「学生時代を思い出しまして、久々に制服を着たんですけど、まだいけるなと」と手応えを感じていた。

そんな撮影の中でも、二人が印象に残っているのが高校時代のリレーシーン。
知念は「日焼け止めを塗らなかったら肌の色が変わるぐらい暑い撮影だったんですけど、初めてお互いが認知する大事なシーンだったので、丁寧に撮りました」と説明。さらに「とにかく走ったんです。個人的には人生で一番走った記憶で、すごくバテて大変だったんですけど、パッて横を見たら直弥さんがずっと涼しい顔をされていて。普段、2、3時間パフォーマンスして、歌っている直弥さんってすごいんだなと思いながら、僕も頑張ろうと食らいついて行きました」と撮影を振り返った。

一方、草川は「体力は大丈夫でした」と余裕の表情。「碧は陸上部なんですけど、青はなんでもできちゃう天才気質で、(知念が)走り方を1ヶ月ぐらい前から練習していて、『見てください!』って動画を見せてくれて、やめてくれ…!」と、知念の役作りについて明かした。これに知念は「この作品に向けて、21年間やってきた走り方をこのタイミングで変えていきたいなと思って気合を入れすぎちゃって、逆に直弥さんにプレッシャーをかけてしまった部分があったかもしれないです…」と反省。続けて「フォームはすごく綺麗になったんですけど、一向に足が速くならなくて。直弥さんをぐんと爽やかな顔で追い抜くシーンがあったんですけど、直弥さんの足が速すぎて追いつけなくて、そこは色々帳尻を合わせていただいて、なんとか乗り切りました(笑)」と、撮影の裏側を明かした。

本作のOP主題歌は、草川が所属しているONE N’ ONLYが担当しているが、本作のために書き下ろされた楽曲「CRUSH ON YOU」が主題歌となっていることについて、草川は「ドラマの世界観にマッチした曲で、SWAG(ファンネーム)の方が『神曲がきた』と言ってくれているぐらいです」と評判を語る。主題歌起用についてメンバーの反応を、「僕が『青と碧』に出演して、主題歌を任せていただくということで、僕と同じくらい喜んでくれましたし、同じくらい気持ちを入れてレコーディングにも臨んでくれて、チームONE N’ ONLYとして作り上げた一曲なので、早くフルで聴いてほしいです」と期待を寄せる。予告映像もメンバーから反響があり、「『“好きだよ”って言ってよ』って軽くいじられたりしましたけど、喜んでくれる方がすごく多かったです」と明かした。

作品のテーマにもなる“8年”にかけて、8年前と8年後の自分へメッセージを送る企画も行われた。
現在28歳の草川は、まず8年前の20歳の自分へ「身長伸びたよ」とメッセージ。「20歳なので止まったと思ったんですけど、そこから2、3cm伸びたんじゃないですかね。改めて自分の体と向き合って、姿勢を直したりしてきたので、伝えたいです」と話した。
すると知念が「僕もまだチャンスありますかね?あと2cm欲しいなと思って…」と相談。草川は「後で教えるわ、僕がやったこと」と返していた。
8年後の36歳の自分には「初心を忘れずに」とメッセージ。「初心を忘れないことってすごく大事だなと思いますし、今も意識しています。意識してきたからこそ素敵な作品にも出会えて、恵まれた環境にいれているので、8年後も変わらず、熱くいたいですね」と語った。

一方、21歳の知念が8年前の13歳の自分へ送るメッセージは「母の料理を噛み締めなさい」。「上京してきて親の手料理を食べることがなくなり、自分で料理を作るようになって、あの時当たり前に食べてたゴーヤチャンプルとかにんじんしりしりは当たり前じゃないんだなって。この間、久しぶりに東京に母が来てくれて、手料理を振る舞ってもらったんですけど、美味しすぎて、あの時を思い出して泣いちゃいそうになっちゃって。当たり前だと思っている日々に感謝して、噛み締めてほしいです。母の手料理が恋しいなと未だに思います」と母への思いを語った。
母の得意料理は“にんじんしりしり”だったと言い、「必ずお弁当に入っていて、飽きちゃうからやだって駄々をこねたりしたんですけど、一番シンプルなのに料理の上手さが出るというか、自分で作っても未だに母のにんじんしりしりを超えることができないです」と明かした。

そして8年後の29歳の自分に向けては「自分らしく!!」とメッセージ。「俳優というお仕事を続けられていたら嬉しいですし、色んな経験を積んだ後に、自分らしさを忘れずにお仕事を続けられていたら、自分色で輝けていたら良いなという期待と願望を込めました」と意気込む。
すると草川からは「もうこのまま成長してほしいですね。純粋なまま」と温かな言葉が。知念は「直弥さんに出会って、飾らないで素の自分でいる方がかっこいいんだなと気づいたので、かっこいい大人の指標として、一つの正解パターンが見つけられました。飾らない自分でいたいです」と、草川との出会いを振り返った。

ドラマ『青と碧』は、10月5日(月)よりBS朝日ほかCBC、RKB、HBC、tvkにて放送、Leminoで独占先行配信となる。