
開演早々、日向坂46の17thシングル表題曲「Kind of love」のイントロが流れると、客席から歓喜の声が上がる。白と黒のモノトーンの衣装を着たメンバーたちが、今回のひなた坂46の「座長」を務める清水を中心に、クールで情熱的なパフォーマンスを繰り広げた。
続いて、不穏な雷鳴のSEとともに、「錆つかない剣を持て!」へ。鶴崎仁香をセンターに、武術の殺陣を取り入れたアクロバティックなダンスで、会場のボルテージを上げた。
そのままEDM調の音楽をバックに、激しいダンスパフォーマンスを披露。そして日向坂46の前身・けやき坂46時代から歌う人気曲「NO WAR in the future 2020」。曲中に、センターの下田衣珠季が「まだまだそんなもんじゃねぇよなー! もっとアゲてくぞー!」とあおると、ファンから地鳴りのようなコールが起きた。
ここで今日最初のMC。座長の清水は、「昨日もすごく盛り上がったのですが、2日目の開幕3曲の時点で、これは絶対昨日を超えられるなってすごく思いました」と語った。さらに、高井俐香のリードで観客と声出しをする。
この開幕3曲の「かっこいいブロック」から一転し、次は「かわいいブロック」へ。ハートの水玉柄のワンピースにチェンジしたメンバーたちが、「Am I ready?」をキュートにパフォーマンスする。部屋も持ち物もすべてピンクだという大田美月がセンターに立ち、ガーリーな世界観を表現した。
さらに、蔵盛妃那乃が「ここからは、あまあまふわふわなこの曲で、みーんなをメロメロにしちゃうぞー」と宣言し、「What you like!」を歌唱。オリジナルは四期生の3人が歌っているユニット曲を、12人で賑やかにパフォーマンスした。
そして、アリーナにY字形に配置された花道に全員が移動。グループ一の愛され妹キャラ・坂井新奈を中心に、「ひらがなで恋したい」を披露する。ラストは、坂井が大田美月、鶴崎仁香とともに笑顔いっぱいのスリーショットを決めた。
次は、渡辺莉奈の「メンバーの可愛い姿をもっと見たいですよね?」という問いかけとともに、「好きになるクレッシェンド」。渡辺は、普段のクールなキャラクターを封印し、先頭に立って全力アイドルパフォーマンスを見せた。間奏では、観客とともにメンバーのニックネームを順にコールする。
そして再びMCへ。先程の渡辺のパフォーマンスについて、清水が「かわいかった」と褒めると、渡辺はクールな微笑みを浮かべて、ツンデレぶりを見せた。一方、大田美月は「私たちは皆さんのことだーい好きだから、私たちのこともっとももっと好きになって帰ってね」と、かわいいキャラマシマシでファンにお願いした。
会場が暗転すると、切ない恋物語を朗読するメンバーたちの声が流れる。最後の「あの日のこと、覚えてる?」というセリフをきっかけに、「君を覚えてない」へ。ダークブルーのシースルードレスに着替えたメンバーたちが、しなやかなダンスを得意とする宮地すみれを中心に、いつもより大人っぽい解釈で楽曲をパフォーマンスした。
続いて、竹内希来里がセンターに立って「接触と感情」。ここでも、メンバーたちは笑顔を封印して、楽曲の世界観をよりクールに表現する。
そのまま激しいビートに乗せてダンストラックを披露。センターに石塚瑶季を据えて、「Empty」へ。ひなた坂46メンバーのダンス力を見せるにはうってつけの楽曲で、力強いパフォーマンスを見せた。
そして、高井俐香の「世界一熱いライブにしましょうか」というアオリとともに、ライブ定番のアゲ曲「キツネ」。メインステージと花道いっぱいにメンバーが広がり、観客をあおりまくる。
さらに、平尾帆夏が「ここからもーっと声出していくよ、準備はいい?」とあおってから、「サラバ サラバ」。平尾が慕っていたOGの山口陽世が参加した最後の三期生楽曲を、明るく弾けるように歌った。
再び石塚瑶季をセンターにして「誰よりも高く跳べ!2020」。グループ初期から大切に育ててきた伝統の一曲で、大サビでは「ひらがなー、跳べー!」という石塚のアオリとともに、ファンも大ジャンプした。
怒涛のアゲ曲ラッシュのラストは、清水理央をセンターにして「あの娘にグイグイ」。曲中では、ファンと一緒に恒例の「グイグイウェーブ」を作る。
そして会場が暗転し、VTRが流れる。今回の18thシングルひなた坂46のライブのリハーサルに入るに当たり、清水から「今回のひなた坂46 どんなチーム?」というお題がメンバーに出された。ひとりひとり答える中、清水は「個性爆発だけど、まとまったらすっっっごい最強のチーム!」と回答する。
そしてライブ本編の最後に歌ったのは、「風にキンモクセイ」。今回のひなた坂46に与えられたオリジナル曲で、今回が初披露となる。淡いブルーのワンピースに身を包んだメンバーたちは、座長の清水を中心に、疾走感ある曲を笑顔いっぱいでパフォーマンスした。
一旦ステージを降りたメンバーたちは、ファンのアンコールを受けて再び登場する。冒頭から直近のシングル表題曲を歌うという今回のセットリストについて、「びっくりしたというか、攻めたことをするな」と思ったという平尾帆夏が、「私たちは、この場所で、オリジナルをも超えるぞという強い思いで、みんな同じ気持ちで披露していたんですけれど、伝わりましたでしょうか」とファンに問いかけると、温かい拍手が送られた。
これまですべてのひなた坂46楽曲とライブに参加してきた石塚瑶季は、「今回のひらがなは黄色」と色で表現しながら、「理央ちゃんが座長だったから、太陽みたいに明るくて、金木犀みたいにキラキラしてて、すごい楽しかったんです」と語る。そしてファンと一緒に、清水に「ありがとう」を伝えた。
最後に、座長の清水が全員を代表して語る。
「今、日向坂には、選抜とひらがなという制度があります。どうしても、物事に優劣がついてしまうことで、悔しい気持ちになることもたくさんあります。選抜とかひらがなとか、どっちが上かとか、下かとか、そういうものに、時々自分自身も、自分自身の価値も決められてしまったように思うこともあります。だけど、だからこそ一生懸命努力して、自分の存在意義を見つけようと、誰よりも頑張ろうと思えるんだと思います。悔しい気持ちが撒いた種を咲かせようと命を燃やせる。それが私たちをもっともっと輝かせるために必要なことなんだと思います。選抜とひなた坂46は、切っても切れないお互いに大切なものです。それぞれの場所で、悔しい気持ちだったり、そういうものを抱えながら努力して、切磋琢磨して、お互いに刺激し合う。それがあるから、日向坂46というグループはさらに強くなっていけるんだなと思います。でも、それでも、最初から私もそんなに前向きに捉えることはできなくて。自分の無力さを感じる瞬間を積み重ねていくうちに、気づけば、自分の身の丈に合わないような夢を口にするのはやめようと思うようになっていました。自分なんかにそんな夢が叶うはずがないと自分に期待をしなくなっていました。でも、今回、この場所に立たせていただいて、みんなとこうやってライブを作らせていただいて、私は少しずつ自分の夢をやっぱり諦めたくないなって思えるようになりました。私はアイドルとして、いつか表題曲のセンターに立ってみたいという夢があります。もちろん悔しいことばかりだと思うし、努力は報われるとか簡単に言えないことの方が多いと思います。でも、それでも、地道に一歩一歩歩いて、一生懸命努力して、そうしていたら、いつか夢は叶うと信じていたいです。それをおひさまの皆様にも、頑張れば夢は叶うんだよって思えない時もあるかもしれないけど、でも、それを証明したいです。どんなに辛いことがあっても、悔しいことがあっても、歩みを止めることはないです。自分と向き合って、自分がいる場所で自分ができる最大の努力をこれからもずっとし続けたいです。日向坂46は、これからどんどん進化し続けると思います。私は、この自分らしさを諦めないでほしいという気持ちを、メンバー全員に思っています。自分と誰かを比べてしまって、自分には何が足りないんだろうって思うこともたくさんあると思うし、誰かの言葉に傷ついて自分を見失ってしまうこともあると思います。だけど、そんな時こそ、自分の心の中にある大切なものをなくしたくない気持ちを、ずっと忘れないでいてほしいです。それがあれば、人はずっとまっすぐ歩き続けられると思うからです。そんな日向坂46でありたいですし、おひさまの皆さんの自分らしさも、そっと応援して、全力で背中を押し続けてあげられる、そんなグループでありたいです。日向坂46がこれからどんな道を歩むのか、まだわからないけれど。いつまでも、自分らしくいることを諦めずに、一人一人が自分らしく輝ける日向坂46であり続けたいです。これから日向坂46が進む道を、おひさまの皆さんと一緒に作って、一緒に歩いて、まだ見ぬ新しい景色にたどり着きたいです。これからも、ずっと日向坂46と一緒にいてくださると、嬉しいです。本日は本当にありがとうございました。これからも日向坂46をよろしくお願いします。」
そして最後に、仲間とともに生きる幸せを歌った楽曲「君と生きる」を歌唱して、ステージを後にした。
と、ここでライブは終わるはずだったが、ダブルアンコールが発生。ファンの声を受けてステージに戻ってきた清水は、「みんななら呼んでくれるかなと思ってたんですけど」と笑顔で語りつつ、ファンに感謝を伝える。そして、今思いついたという円陣をステージ上で披露した。
本当のラストは、再び「風にキンモクセイ」をパフォーマンス。客席が一面、黄色いサイリウムで埋まり、ファンとメンバーの強い一体感を見せ、ライブは終演した。
日向坂46 18th Single ひなた坂46 LIVE セットリスト
2026.10.7(WED)
00.Overture
01.Kind of love
02.錆びつかない剣を持て!
03.NO WAR in the future 2020
04.Am I ready?
05.What you like!
06.ひらがなで恋したい
07.好きになるクレッシェンド
08.君を覚えてない
09.接触と感情
10.Empty
11.キツネ
12.サラバ サラバ
13.誰よりも高く跳べ!2020
14.あの娘にグイグイ
15.風にキンモクセイ
<アンコール>
EN1. 君と生きる
<Wアンコール>
W-EN1. 風にキンモクセイ
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