©2025「近畿地方のある場所について」製作委員会

発行部数40万部を突破し、いま日本全国で話題沸騰中の小説「近畿地方のある場所について」(著者・背筋/KADOKAWA)。2023年1月、Web小説サイト・カクヨムに第一話が投稿されると、「これは本当に虚構のストーリー?」「その場所は実在するのではないか」…など様々な反響がSNSで拡散され、小説の世界観に引きずり込まれた読者の間で、熱を帯びた議論が巻き起こり、瞬く間に大注目作として2,200万PVを超えるヒットを記録。日本全国の書店でベストセラーの棚を独占し、「このホラーがすごい!2024年版」で堂々の第1位を獲得するなど、今もなお読者を魅了し続ける異色作がついに実写映画化!
これまでのキャリアの中でも異色の役どころに挑戦となる、菅野美穂と赤楚衛二をW主演に迎え、『ノロイ』『貞子VS伽椰子』『サユリ』の鬼才・白石晃士が監督を務める。

このたび、映画『近畿地方のある場所について』の主題歌に、椎名林檎による書き下ろしの楽曲「白日のもと」が決定、解禁された本予告映像でその音源の一部も初披露された。椎名林檎は、ロック、ジャズ、クラシックをベースとした楽曲から、民族音楽、歌謡曲、R&B、エレクトロニカなど、多種多様なジャンルを融合させ、独創性と普遍性を兼ね備えた音楽を圧倒的なパフォーマンスで魅せ、シンプルな哲学が貫かれた作詞は、一聴すれば誰もがわかるほどの“色彩”を放つ、唯一無二の存在として君臨する日本を代表するトップアーティストだ。
散りばめられた怪異と謎の数々が、“近畿地方のある場所”へとつながっていく…決して見つけてはいけない、未体験の《場所ミステリー》を描く本作。“近畿地方のある場所”へ魅せられた椎名林檎が、独自の世界観で紡ぐ主題歌「白日のもと」が、私たちを衝撃の結末へと誘う。楽曲へ込めた想いについて椎名は「ホラーは私の十八番です。こんなに恐ろしい原作の映画化に際し、主題歌をご注文いただき感激しきりです。しかし今回はおどろおどろしさを求めてのご依頼ではなさそう。軽い気持ちでお受けしたことを恥じ、この物語に重く横たわる問題に私は只管向き合いました。それは自身の問題でもあり人生に於ける最も大きな脅威で、真に迫る描写を目指すほどに苦しかった。結果、作品へ寄り添わせていただけておりましたらさいわいです。菅野美穂氏はじめキャストみなさまのお芝居を楽しみにしております。貴重な機会をくださり、ほんとうにありがとうございました。」とコメントを寄せている。
製作の櫛山慶プロデューサーは「本作は、近畿に潜む “触れてはならない場所” をめぐる物語。椎名さんの声と言葉こそ、この世界観に響く」という想いで主題歌をオファーし実現。「映画本編と脚本を丹念に読み込み、生み出してくださった主題歌には、物語の「想い」が余すことなく封じ込められています」とコメント。椎名林檎のよる主題歌決定を受けた菅野美穂は「私が演じた千紘というキャラクターの心情にとことん寄り添って作ってくださった曲で、感謝しかありません」とコメント、赤楚衛二は「余韻に浸れるエンドロールになると非常に楽しみです」とW主演キャストの2人は椎名の楽曲に対して想いを寄せた。さらに白石晃士監督は「物悲しさの中からやがて力強い美しさが立ち昇るこの曲からは、まるで映画のもう一つの世界が見えてくるようで、ただただ沁みます」と、この誰も見たことのない怪作を更なるステージへと押し上げた椎名林檎による主題歌の魅力を語った。

怪現象、行方不明、未解決事件が多発する“ある場所”について冒頭で解説する解禁された本予告。行方不明のオカルト雑誌の編集者が消息を絶つ直前まで調べていたのは、幼女失踪、中学生の集団ヒステリー事件、都市伝説、心霊スポットでの動画配信騒動など、過去の未解決事件や怪現象の数々だった。彼はなぜ消息を絶ったのか?いまどこにいるのか?同僚の編集部員・小沢(赤楚衛二)と記者の千紘(菅野美穂)は、行方を捜すうちに恐るべき事実に気がつく。それらはすべて、“近畿地方のある場所” へとつながっていた・・・。真相を確かめるため、誘われるように“その場所”へと向かうふたり。だがそこは、決して見つけてはならない、近づいてはならない禁断の場所・・・予告映像ではハンドルを握りしめながら吼え、祠の前で力なく佇む狂気を帯びた菅野美穂演じる千紘の姿も映し出す。最後に映し出される、赤い服の女の正体とは…。
併せて解禁された本ポスタービジュアルでは、「私の友人が行方不明になりました。情報をお持ちの方はご連絡ください。」という、意味深なコピーとともに、行方不明者たちと思われる顔写真が数多く並べられ、よく探すと…その中には菅野演じる千紘と、赤楚演じる小沢の顔写真までも確認できる…。思わず身の毛がよだつような、気味の悪さと本作の持つ底知れなさを感じさせるビジュアルに仕上がっている。

<コメント>
■主題歌:椎名林檎

■主演:菅野美穂
椎名さんに主題歌をお引き受けいただけたことで、映画の世界観を最後のエンドロールまで締めて頂ける安心感を抱きました。
そして、私が演じた千紘というキャラクターの心情にとことん寄り添って作ってくださった曲で、椎名さんらしさもありながら、私たちにすごく寄り添って頂き、感謝しかありません。

■主演:赤楚衛二
主題歌が椎名さんとお聞きして、僕の中ではホラーのイメージがなかったので驚きました。映画の世界観と通じる、菅野さん演じる千紘さんの想いが1つのテーマとしてあり、そこに椎名さんの世界観がマッチした曲になっているので、余韻に浸れるエンドロールになると非常に楽しみです。

■監督:白石晃士
私の監督作に、まさか椎名林檎さんによるこんな素晴らしい主題歌が流れるなんて!光栄で、嬉しくて、身震いしながら曲を聴かせていただきました。物悲しさの中からやがて力強い美しさが立ち昇るこの曲からは、まるで映画のもう一つの世界が見えてくるようで、ただただ沁みます。是非とも皆さんに、映画体験として劇場で浴びていただけたら幸いです。どうぞ、どうぞお楽しみに!

■プロデューサー:櫛山 慶
かねてより、日常とタブーの狭間を艶やかに描く椎名林檎さんの表現力に魅了されてきました。本作は、近畿に潜む “触れてはならない場所” をめぐる物語。椎名さんの声と言葉こそ、この世界観に響くと確信しオファーいたしました。映画本編と脚本を丹念に読み込み、生み出してくださった主題歌には、物語の「想い」が余すことなく封じ込められています。エンドロールが動き出す瞬間、観客の背筋を再び震わせる、その最後の一押しを、椎名林檎さんの歌に託しました。ぜひ劇場で体感してください。